死者のための音楽 の商品レビュー
これは良いお話だったとおもいます 読み終えてから調べたら乙一さんの作品だとわかりました 言われてみればそうだった という感じがします 生ぬるい恐怖に浸かっている 独特の世界観が良かった 最後の話 難聴の人の話が心を締めつけます 聞こえずらい人の中にもきれいには...
これは良いお話だったとおもいます 読み終えてから調べたら乙一さんの作品だとわかりました 言われてみればそうだった という感じがします 生ぬるい恐怖に浸かっている 独特の世界観が良かった 最後の話 難聴の人の話が心を締めつけます 聞こえずらい人の中にもきれいにはっきり聴きとれる音楽 そういう音楽や言葉なんかが彼らにも聞こえているのかな
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
和ホラーというか昔話の怪談のような話。最後の2編は若干現代調でいつもの作家らしい作品だと思った。 終わり方がどれも後味が悪いというほどでもないが、すっきりはしない。個人的には鳥の話が一番好みであった。
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文章の美しさと、独特の描写は流石。 怪談特有の怪しさ、やりきれなさ、理不尽さ、そして暖かさが揃った作品たちだと思う。 それだけに、ミステリ要素というか現実感が時折顔をのぞかせるのが残念だったかな。私にとっての怪談には、不要な要素なので。 お気に入りは、「黄金工場」「鬼物語」「鳥と...
文章の美しさと、独特の描写は流石。 怪談特有の怪しさ、やりきれなさ、理不尽さ、そして暖かさが揃った作品たちだと思う。 それだけに、ミステリ要素というか現実感が時折顔をのぞかせるのが残念だったかな。私にとっての怪談には、不要な要素なので。 お気に入りは、「黄金工場」「鬼物語」「鳥とファフロッキーズ現象について」そして「死者のための音楽」(半分以上w) 単行本の装丁が素敵と聞いたので、縁があれば手に取りたいです。
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この人の物語は昔から読んでいるので、この手の物語は嫌いではないんですけどね。 読むのが怖いのに読み続けてしまうし、惹きつけられる。 読み終わった後、変な気持ちになる本です。 不思議な世界の奇妙な物語。 世にも(ry で実写化できそう。 イメージカラーは黒にところどころ赤色が入...
この人の物語は昔から読んでいるので、この手の物語は嫌いではないんですけどね。 読むのが怖いのに読み続けてしまうし、惹きつけられる。 読み終わった後、変な気持ちになる本です。 不思議な世界の奇妙な物語。 世にも(ry で実写化できそう。 イメージカラーは黒にところどころ赤色が入ったようなおどろおどろしい感じ
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ホラーっていうよりかは怪談っていうのがしっくりきます。 短編7つ。 どれも描写が少しドロっとしてるものの、ただ怖がらせるためだけの文章ではなく、どこかに救いがあるカンジの物語ばかりです。 未完の像・鬼物語・鳥とファフロッキーズ現象について あたりが好き。
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大好きなあの作家さんが、別名義の覆面作家として出した一冊。 最近「らしさ」を読者に求められすぎて、執筆に窮屈さを感じていたみたいだけれど、 今回は、より自由に書けていたようです。 別名義での発表ですが、めぐりめぐって、初期の頃の雰囲気に帰ってきたような気がして、とても私の大好...
大好きなあの作家さんが、別名義の覆面作家として出した一冊。 最近「らしさ」を読者に求められすぎて、執筆に窮屈さを感じていたみたいだけれど、 今回は、より自由に書けていたようです。 別名義での発表ですが、めぐりめぐって、初期の頃の雰囲気に帰ってきたような気がして、とても私の大好きな世界観に仕上がっていました。 「不気味さ」と「美しさ」、「せつなさ」の境界線がなくなるような… 怪談をテーマにしていても、この人が描くと、不思議と、こんなにも神秘的であたたかい話にすり替わっていくんですよね。 いい話、なんですよ。 やっぱり、こういう話、好きだな。 この作家さん、好きだな。 短編なのに、その内容の濃さ、深さにいつも驚かされます。 巧いよなぁ。 背表紙をめくった所、著者紹介文。 「趣味はたき火。」の一行(笑) これだけでも並外れたセンスを感じてしまいます。 巻末の吉田大助さんの解説も、とても面白く読ませていただきました。
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表紙にまず衝撃。 ギョッとするので、表を向けて部屋に置いておけなかった…。 恐ろしくも温かい怪談集でした。 怪談はあまり好きではないけど、これは良い。 もっと読みたくなりました。
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この小説は怪談らしい そう言われてみるとどの作品も怪談と言う色で統一されているように感じる。 黄金工場の袋から肉塊がべチャリと出てくるところや 鳥とファフロッキーズ現象についての鳥愛らしさなんかが最高に素敵だった。 でもこれ、ほぼ暗黒童話ですよね? 表紙の絵が気持ち悪かった。...
この小説は怪談らしい そう言われてみるとどの作品も怪談と言う色で統一されているように感じる。 黄金工場の袋から肉塊がべチャリと出てくるところや 鳥とファフロッキーズ現象についての鳥愛らしさなんかが最高に素敵だった。 でもこれ、ほぼ暗黒童話ですよね? 表紙の絵が気持ち悪かった。 読むのをためらうほどに。
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ブクログにて乙一さんの別名と知ったので借りてみました。 「ゾクッ」と感が良かったなぁ。 タイトルの章が切なくて涙が出ました。
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奇妙で、切なくて、でも読み終わった後に心に残るところから乙一らしさが残っている作品だと思った。 乙一名義のものとは違い、物語の閉じを曖昧に濁す書き方にしてみたとのことだが、あと味も悪くなく良いと感じた。 「鬼物語」と「鳥とファフロッキーズ現象について」が特に好き。
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