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あの川のほとりで(上) の商品レビュー

4.2

17件のお客様レビュー

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2024/09/19

読み進めるにつれてどんどん引き込まれていく。自分にもっとアメリカの地理に関する知識があればより楽しめるだろうに……とは思いつつ、それでも十分おもしろいのでまずは一度読み終わってから地図とにらめっこすることとする。 時系列と地理関係がこんがらがっているけど整理するのは再読の楽しみと...

読み進めるにつれてどんどん引き込まれていく。自分にもっとアメリカの地理に関する知識があればより楽しめるだろうに……とは思いつつ、それでも十分おもしろいのでまずは一度読み終わってから地図とにらめっこすることとする。 時系列と地理関係がこんがらがっているけど整理するのは再読の楽しみとしておいて、まずは物語の行き先を早く知りたいのですぐに下巻に取りかかります。

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2023/06/24

もし読みかけて挫けそうな人がいたら、頑張って欲しい。下巻は一気に面白い。 アーヴィング好きな人は、みんな知っていると思うけど。

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2020/04/03

寝る前にコツコツと長編小説を読む。 頭の違う場所を使うことが大切。 アーヴィングはそれに適しているよね。

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2016/06/28

書き手のジョン・アーヴィングの力量から生み出された安定した佳作。 ベースにあるのは、人間の愚かさ(良い意味でも悪い意味でも)で、それが物語をドライブさせる。

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2012/12/15

ジョンアーヴィングの自伝的長編の上巻。登場人物一人ひとりの表情が浮かぶ描写。紹介される料理もおいしそう。

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2012/06/09

名著ガープの世界で期待の大きいJ.アービングだから、ちょっと残念… 随所にヴィヴィッドな挿話があって楽しめるが、ストーリー全体は今ひとつしまりなく、もっとワクワクさせて欲しいところ。 後半に期待して。

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2012/06/06

翻訳小説でいつも困るのは、登場人物の呼び名がいくつもあること。この小説ではさらにややこしくて、父と息子がツイステッドリバー川のほとりの街から逃げ名前を変えて生きる物語。インディアン系とイタリア系の女達、ベトナム戦争忌避のケネディーファーザーズ、イタリヤ料理と中国料理、フライパンで...

翻訳小説でいつも困るのは、登場人物の呼び名がいくつもあること。この小説ではさらにややこしくて、父と息子がツイステッドリバー川のほとりの街から逃げ名前を変えて生きる物語。インディアン系とイタリア系の女達、ベトナム戦争忌避のケネディーファーザーズ、イタリヤ料理と中国料理、フライパンで熊を撃退した荒々しい樵の世界から大学講師、ベストセラー作家まで、1954年から1983年(上巻では)まで、表面に見える事項、書かれた虚構と隠された真実が流れていく。川の名であるツイステッドが父子の人生の象徴なのかどうかは不明だが、丸太が川の曲がりでつっかえるように、父子がある街にとどまり人と関わりまた流れていく、そのシーンシーンがどこを読んでも面白い。 ニューハンプシャーで生まれアイオワで教鞭をとる、という著者の経歴がそのまま父子の逃避行に活かされている。 本作内で触れているように虚実織り交ぜた創作の世界なのだろうけど。

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2012/06/05

アーヴィングの本は、簡単に1日で読めてしまうような軽い小説ではない。長い時間をかけて読み終えたときの達成感と満足感は、他では味わえないものだ。

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2012/04/28

久しぶりに大好きなアーヴィングの世界に浸れてとても嬉しい。最初は図書館で借りて読んでいたが、結局購入。いい文学が自分の手元にあるというのは幸せ。内容については下巻を読み終えてから。

Posted byブクログ

2012/08/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いつもの要素である、 熊と人、小説家の想像力、親子の逃避行、ニューハンプシャーの田舎、 倒錯した性関係が、 時間軸や視点を複雑に絡めながら、進んでいきます。 いきなりの事件発生、事件に次ぐ事件でコックと息子が逃避行に入るまでは、 ほぼ時系列で物語が流れて、詳細に描かれるのですが、 第2章からは時間、視点、場所が行きつ戻りつして、いつもの作者風になります。 自分はケッチャムという樵が気に入りました。「便秘のキリスト様」最高。 下巻では、不気味な伏線が爆発する予感がします。 ただ、人物評と地図はほしいな。

Posted byブクログ