知れば知るほど面白い徳川将軍十五代 の商品レビュー
徳川家267年、代々の将軍の活躍がわかる。 とはいえ15人もいれば早世してしまったり目立った活躍のない将軍もいるが、家臣の功績や時代背景などについて書かれており全員同じくらいのページが割り振られている。 幕府や大奥での役割についてや簡単な江戸城の見取り図、そして各将軍たちの簡易相...
徳川家267年、代々の将軍の活躍がわかる。 とはいえ15人もいれば早世してしまったり目立った活躍のない将軍もいるが、家臣の功績や時代背景などについて書かれており全員同じくらいのページが割り振られている。 幕府や大奥での役割についてや簡単な江戸城の見取り図、そして各将軍たちの簡易相関図と理解が深まる図解やコラムも多い。 将軍の床入りにつく2人のお伽の者…側室のおねだり監視のためとはいえ無粋。きっかけを作った柳沢吉保には反省してほしい(^^; 徳川家については他に『歴史人 2014年 01月号 』でも読んだ。 同一テーマの書籍は数多く出版されているが、前書きにもあるように本書はとりわけ大奥の事に多く触れられていた。 今まで大奥はお世継ぎを残すという重要な役目の為に将軍の後宮として存在するものと軽く考えていたが、想像以上に政治的発言力が強かったことを知った。 徳川将軍といえばやはり1代目と15代目、そして吉宗や家光ばかりが有名で家綱や家治らはどうも地味な感じが否めない。 おかれた環境や当時の気候、社会情勢や家臣の能力次第では他の将軍たちも手腕が発揮できて後世の評価もまた変わっていたのかもしれないなぁ。 最後の将軍である慶喜、和宮、天璋院らの働きでなんとか無血開城、徳川の世は幕を閉じる。 300年弱の間、先祖から連綿と受け継いできた徳川の歴史。どんな思いで江戸城を明渡したことだろう。 幕末についてもっと詳しく知りたくなった。
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江戸検定のお題が徳川将軍なので、引き続きこの本を読んでみた。 各代ごとに将軍やそれをとりまく大奥、幕閣などが図表になっているので解りやすかったですね。 でも、将軍15代の裏話を入れると堀口茉純さんの「TOKUGAWA 15」ですね。
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疲れがたまっているため,しばし現実逃避のための読書.江戸時代も何かと不況に喘いでいたことがよく分かります.大奥の仕組みなども書いてあり,面白いです.
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