1,800円以上の注文で送料無料

ピュリツァー賞受賞写真全記録 の商品レビュー

4.3

30件のお客様レビュー

  1. 5つ

    15

  2. 4つ

    6

  3. 3つ

    7

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2022/11/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

いわゆる写真集なので、これを「読書」のログとして書評に入れるのは少し迷ったが、1942年から2011年までの全受賞作品と、その写真が撮影された状況、撮影者の経歴、撮影対象になった人や事件の概要のほか、報道の歴史や報道写真の推移なども都度、しっかりした文章で紹介されているので、「本」として記録に残すことにする。 社会的に大きなインパクトを与え、多くのメッセージを伝えた写真を表彰するというピュリツァー賞の性質上、多くは戦争や自然災害の被災地や被災者の写真であり、中には気が滅入るような虐殺の現場が写っていたりもする。しかし、写真はすべて事実を写すものであり、過去を写すもの。写真から滲んでくる血生臭さから目を背けず、これまで何が起きてきたのかを振り返ることには、いつになっても大きな意義があると思う。 写真自体のインパクトが強く、写真1枚あたりで語られるストーリーも長いので、読み切るのに数カ月かかったが、手に入れて良かったと思える本だった。

Posted byブクログ

2019/03/17

ピューリツァー賞が創設されて以来の近代での出来事を写真と簡単な文書で解説された内容。 撮影時の背景などの記述は興味深い。 暴力を告発する内容が多く、辛いものがある

Posted byブクログ

2019/03/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

悲惨な出来事を余す所なく伝えている 世界のどこかで今も苦しんでる人々がいることを忘れてはいけないと思う

Posted byブクログ

2017/10/03

やっぱり、戦争とか、人種差別とか、事故とか、事件とか、死体とか、クーデターとか、そういうセンセーショナルなものが多くて、読むのが辛くなった。

Posted byブクログ

2016/09/21

アメリカ国内で前年に発表された優れた報道・作品に授けられる「ピュリツァー賞」。 写真部門が創設された1942年から2011年まで、ピュリツァー賞の全年度の受賞作を収録。各作品の撮影時の状況、写真への反響、写真家自身の証言などをまとめた解説、撮影データや同時代の出来事とともに紹介す...

アメリカ国内で前年に発表された優れた報道・作品に授けられる「ピュリツァー賞」。 写真部門が創設された1942年から2011年まで、ピュリツァー賞の全年度の受賞作を収録。各作品の撮影時の状況、写真への反響、写真家自身の証言などをまとめた解説、撮影データや同時代の出来事とともに紹介する。 解説読みながら泣いてしまう 悲しい写真がやはり多い 複雑な思いが 世界平和を願います。

Posted byブクログ

2014/09/13

普遍性。 文中で言われている通り、選考基準も曖昧なこれらの写真に共通しているのは、世界はこんな感じですよー、というその実態を切り抜いているところなんでしょう。死とか生とか愛とかが、普段の生活では隠れているものが極端な形で写っている。それが衝撃性でも話題性でもなく、普遍性。だからこ...

普遍性。 文中で言われている通り、選考基準も曖昧なこれらの写真に共通しているのは、世界はこんな感じですよー、というその実態を切り抜いているところなんでしょう。死とか生とか愛とかが、普段の生活では隠れているものが極端な形で写っている。それが衝撃性でも話題性でもなく、普遍性。だからこそ衝撃スクープ写真だけでなく、多種多様で凄まじい作品群。

Posted byブクログ

2014/03/20

ジャーナリスト達が撮影した写真をまとめた一冊。 写っているのはどれも只一つの「命」だけ。 じっくりと見て欲しい。 全て、ノンフィクション。

Posted byブクログ

2013/11/14

卓越した新聞報道写真等にあたえられるピュリツァー賞。世界の「その時」を切り取った写真がぐっと胸をつきさします。 九州大学 ニックネーム:はるかん

Posted byブクログ

2013/07/29

途中まで。 時代の象徴が一覧できてるのかと思ったけれど、実際はそうではないようだ。 ある一面が強調されていて、報道写真という分野での歴史ということがわかった。 とはいえ、さすがに年間を代表する写真というだけあって、ページをめくるのも緊張感が漂う。 読んだところまででは、静と...

途中まで。 時代の象徴が一覧できてるのかと思ったけれど、実際はそうではないようだ。 ある一面が強調されていて、報道写真という分野での歴史ということがわかった。 とはいえ、さすがに年間を代表する写真というだけあって、ページをめくるのも緊張感が漂う。 読んだところまででは、静というより、動のイメージが多い。 本文にもあった通り、枚数にも制限がある中で、動きの感じられる作品が価値があったのだと思ってみた。

Posted byブクログ

2013/11/24

優れた報道・作品に授けられる、米国で最も権威のある賞である「ピュリツァー賞」。賞の創設1942年から2011年までの受賞作を一挙に紹介した本作。写真には撮影時の背景や状況、撮影者自身の解説が相応に添えられ、読み応えのある1冊となっています。 圧巻の一言。扱っているテーマは戦争、...

優れた報道・作品に授けられる、米国で最も権威のある賞である「ピュリツァー賞」。賞の創設1942年から2011年までの受賞作を一挙に紹介した本作。写真には撮影時の背景や状況、撮影者自身の解説が相応に添えられ、読み応えのある1冊となっています。 圧巻の一言。扱っているテーマは戦争、殺人、事故、差別、貧困、テロ-思わず目を背けたくなるようなショッキングな写真が大部分を占めています。しかしこれが現実だと正面から向き合う他にありません。また、このような写真の数々を危険と隣合せになりながら現場で撮影に臨んだ人が居るのだと思うと、ただ頭が下がるばかりです。 実はこの本の内容の重さを前に、読みたいと思いながらもすぐに手を出せませんでした。意を決してページを開きましたが、手に取って本当に良かったと心から思います。 先々月、2013年度ピュリツァー賞のニュース速報写真部門が発表されました。シリア内戦の凄惨さを伝えた1枚です。 近い将来、見た人皆が笑顔になるような1枚がピュリツァー賞に選ばれることを切に願います。

Posted byブクログ