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ピュリツァー賞受賞写真全記録 の商品レビュー

4.3

29件のお客様レビュー

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2013/05/14

ブックオフ江古田、¥2650. 2012年10月にワシントンDCのNewseumを訪れて以来、気になっていたので購入。

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2013/01/20

全写真がコンパクトにまとめてあり、うれしい写真集。流石にナショナル・ジオグラフィック社発行のもの。広島県立図書館の歴史コーナーにあり、すぐに借りる。1942年~2011年の作品が掲載。専門家の説明もあり、読み応え充分。蔵書の一冊としてお薦めです。

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2013/01/05

ピューリッツァー賞の1942-201年の受賞作品が掲載されている写真集。ついつい文字を先に読んでしまうが、写真だけで伝わってくるものがある。新聞に掲載するか倫理的な問題があるものが多いが、プライバシー侵害を上回る将来の公共の利益につながるという信念によるものだろうか。残酷なシーン...

ピューリッツァー賞の1942-201年の受賞作品が掲載されている写真集。ついつい文字を先に読んでしまうが、写真だけで伝わってくるものがある。新聞に掲載するか倫理的な問題があるものが多いが、プライバシー侵害を上回る将来の公共の利益につながるという信念によるものだろうか。残酷なシーンも多く、そういう場面は世界からなくなって欲しいと思うとともに、自分の周りで同じようなことがないことを幸せに感じる。

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2012/10/31

アメリカの新聞王ジョゼフ・ピュリツァーの遺言で1917年に設立され,報道写真部門は1942年か ら~大型カメラ(4×5インチのフィルムをホルダーに入れるカメラからスピード・グラフィックへ)で撮られたシカゴの労働争議はスト破りをピケ隊が混紡で殴る掛ける写真が最初の受賞。日本の戦争...

アメリカの新聞王ジョゼフ・ピュリツァーの遺言で1917年に設立され,報道写真部門は1942年か ら~大型カメラ(4×5インチのフィルムをホルダーに入れるカメラからスピード・グラフィックへ)で撮られたシカゴの労働争議はスト破りをピケ隊が混紡で殴る掛ける写真が最初の受賞。日本の戦争を捉え,硫黄島に翻る星条旗は超有名。1960年代カメラは35mmに小型化されベトナム戦争と公民権運動を写し,オズワルド殺害や爆撃から逃れる沢田教一のベトナム,サイゴンの処刑,ナパーム弾から逃げる少女は有名。1980年代写真がカラーになりデジタル化され,南アフリカのハゲワシと少女は秀逸。21世紀デジタル時代~1950年代までアメリカにおける黒人の地位は低く,不当な差別の下に置かれていた。世界各地で紛争があり,多くの犠牲者を生み,災害が人を襲う。この賞は幅が広いのだが,何と言っても写真だなあ。自分の生きてきた時代を振り返って見せてくれるが,衝撃的な写真で受賞した人は重い荷を担がされたような感覚を持つようだ。自殺しちゃった人もいるようだし。これは受賞者がどのように受賞作を撮ったかを物語っているのだが,カメラよりもペンの方が上って云うのをビュエルさんも意識しているようで,凝った書き方をしている

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2012/09/17

一枚一枚の写真からメッセージ性を強く感じられる作品集。各写真の背景やその写真を撮った写真家のその後までバックグラウンドまで掲載されているので、写真展のよう。これらの作品が存在する意味を私達は学ばなければならないと思う。

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2012/06/17

当然「良い報道写真」に贈られるピューリッツァー賞だが、 その「良い」という基準はハッピーになれるというものではなく 瞬間的な事実とその周縁までを捉えられたものを 良い写真というようだ。

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2012/06/03

ピュリツァー賞の受賞写真を1942年の賞創設以来の受賞作品を紹介する。 写真のテクノロジーの進化、受賞者のその後の生涯などが紹介されている。

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2012/05/24

ああ、神様と言いたくなる。 戦争の現実、事故の悲惨さ、難民の悲しさ・・・ 命を危険にさらしながら撮られた写真が真実を教えてくれる。

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2017/08/17

1917年、アメリカの新聞王だったジョゼフ・ピュリツァーの遺言により ジャーナリストの質の向上の為に設けられたのがピュリツァー賞だ。 報道写真部門が設けられたのは1942年。その初年から2011年までの 受賞写真を収録したのが本書である。 購入するのに1ヵ月ほど悩んだ。ただで...

1917年、アメリカの新聞王だったジョゼフ・ピュリツァーの遺言により ジャーナリストの質の向上の為に設けられたのがピュリツァー賞だ。 報道写真部門が設けられたのは1942年。その初年から2011年までの 受賞写真を収録したのが本書である。 購入するのに1ヵ月ほど悩んだ。ただでさえ我が家には写真集が多く ある。専用棚は既に飽和状態。それなのに何をやってくれるのだろう、 ナショナルジオグラフィックは。それでも新刊書店のから手招く誘惑 には抗しきれず、購入してしまった。うぅ…本棚、買わなきゃ。 子供の頃、祖母が購読していたグラフ雑誌で目にしたが日本人初の 受賞作となった「浅沼社会党委員長の暗殺」だった。撮影者は毎日 新聞のカメラマンだった長尾靖。あの頃は受賞作だとは知らずに 眺めていた。 後年、ノンフィクション(ジャーナリズムという言葉はまだ知らなかった) に興味を持って写真も多くを目にするようになった。長尾氏以外には 日本人ではふたりの受賞者がいる。 その作品は共にヴェトナム戦争で生まれた。川の流れに首まで浸かり ながら危険な場所から逃げるヴェトナム人一家を撮った沢田教一の 「安全への逃避」。降りしきる雨の中、ポンチョをまとい束の間の休息 を得ようとするアメリカ兵を写した酒井淑夫「より良きころの夢」。 過去の出来事が、写真を通して現代に甦る。そこには時空を超えた 「瞬間」が存在している。 報道写真なので戦争や内乱、事件、事故が多いのは致し方ないが、 オリンピックやアメリカ大統領選挙、家族の再会などの作品もある。 撮影時の状況が物議を醸した「ハゲワシと少女」はそのインパクトも さるものながら、撮影者ケビン・カーターのその後に思いを馳せると 切なさが一段と胸に迫る。 その写真が撮影された時の状況、撮影データなども記されており 読み物としても役に立つ。 ファインダーを通し、悲しみや喜びを切り取り、世に残そうとして 来たすべてのカメラマンに感謝を。そして、彼らの感じたであろう 痛みを、少しでも理解出来るよう。 彼らがそこにいて、ファインダーを覗いていたのは、偶然に過ぎない のだから。ほんの少し、何かが違っていれば別の誰かがそこにいた かも知れないのだから。

Posted byブクログ

2012/04/11

この国では、現代史は自ら継続的に学ばないといけない。 あくまで一面であり全てではないが、強烈な基礎資料、基礎教養である一冊。 読後はお笑い動画でも見て気分転換し、引きずられないようにするべし。

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