お別れの、そのあとで の商品レビュー
叶わなかった希望を呑んで生きるでもなくいつのまにか忘れてしまう人たち、そんな印象を受ける登場人物が織り成す物語。 棘という棘もなく、撫でるように読み終わってしまったが、自分もギターを弾く観点からリーベの話だけは覚えている。 本音を言えば、同じ値段で読むならもっと心を痛める本が読み...
叶わなかった希望を呑んで生きるでもなくいつのまにか忘れてしまう人たち、そんな印象を受ける登場人物が織り成す物語。 棘という棘もなく、撫でるように読み終わってしまったが、自分もギターを弾く観点からリーベの話だけは覚えている。 本音を言えば、同じ値段で読むならもっと心を痛める本が読みたい。 金の話してすいませんが。
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「水平リーベ」だけ、あんまり好きじゃなかったかも・・ 奥付で知りましたが、いま流行りの芥川賞作家さんなのですね、この方も。無知ですいません~
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著者の元妻が角田光代だということは知っていたが、芥川賞受賞作家でも伊藤たかみにはさほど関心がなかった。 別れてのちの恋のありさまが、著者の体験と重なりあって読めた。 人は人と出会って別れ、また出会う……生きている間はそんなことの繰り返しなのだなあと妙に納得した。
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タイトルどおり、「お別れの、その後」のお話(短編集)。 タイトルは素敵なのだが、内容は、、、 正直、面白くない。 一話読み終わる度に、 ”だから何なんだ??”と思ってしまった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「小説 宝石」に掲載された短編6作品に書き下ろし1編を加えた短編集。 主題の多くは、失恋、離婚など別れを経験しながら生きている30代男女の日常。 2004年から2011年まで、時間をおいて発表されたものだが、初期のものより後半の作品の方が印象深い。シンプルな設定のものから、ややひねり加えたものへと変化が見られるのだが、人間心理を追いかけるところでは、やはり多少入り組んだ設定の方がバリエーション豊かに書けるようだ。 後半の二作品「一箱半の人生」、「お別れの、そのあとで」は先の見えない展開で楽しめた。
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7つの物語からなる短編集。繊細でセンスの良い言葉が随所に散りばめられている。「真夜中のパラシュート」が秀逸。
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