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お別れの、そのあとで の商品レビュー

3.1

16件のお客様レビュー

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2014/07/30

別れの後で見えてくる風景・感情を、あつくならずに語りかけます。誰でも持っている(と思う)ちょっとほろにがの気持ちがよく描けていると思います。 冷静に見つめているので、起伏感がとぼしい感じはしますが、これが現実を正しく見つめた時の描写でしょう。

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2014/03/21

離婚や死別など別れを経験した男女の7つの短編集。 切ない話かと思ったけど、どれも読後ほんわか暖かくなる話で少し拍子抜けした。 派手さは全くないけど、過去を振り返りつつも前に進んでいく登場人物たちにじんわりする。 「ささやかな成人式」と「真夜中のパラシュート」が印象に残った。

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2013/07/24

嫌いじゃないけど、 好きにもなれないかも。 雰囲気はいいねんけど 私にはしっくりこなかったな。 ただ、「真夜中のパラシュート」は ちょっと印象に残った。 かすんでく記憶と反比例してく悲しさ。 わかる気がした。 鮮明じゃないから愛おしく思える そんな記憶もあるよね。

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2013/07/19

短編集。 前付き合っていた人の名残で 右側を歩いてしまうという主人公の話、 高校生の時から付き合って結婚し、 20年を迎える夫婦の話、 この2つを寝る前に夫にしてみたら、 なんだか盛り上がって楽しかった。

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2013/07/15

幼い時、学校の時代、社会人になってから、それぞれ出会った人は数知れずにいて、カチッと何かがはまったような時を持ったこともあるのに、そのあとになんとなく疎遠になってしまう、ってあるよね…。 伊藤たかみさんの「別れ」をテーマにした連作短篇集。 「東京会」が印象に残ったのは、私も進学...

幼い時、学校の時代、社会人になってから、それぞれ出会った人は数知れずにいて、カチッと何かがはまったような時を持ったこともあるのに、そのあとになんとなく疎遠になってしまう、ってあるよね…。 伊藤たかみさんの「別れ」をテーマにした連作短篇集。 「東京会」が印象に残ったのは、私も進学で田舎を出て、それまでとまるっきり違う毎日に舞い上がった経験を持つからかも。田舎でとても大事に思っていたことが、大きな町に出てみると案外たいしたことではないように思えてしまって、しかも、日常の流れの中で後戻りする気にもなれない、なんてね。 高校時代の友だちだった祐介と奈美が、30代になってからの同窓会の帰り道で語ること、思い出すこと。 もうひとりの仲良しだったケンジが、奈美と両思いになりたいがために“しらたき”断ちをした、というエピソードが効いている。 実は祐介も奈美のことが好きだったのに、東京に出ることを優先に、“奈美”断ちをしてしまう、というのも、なんていうのか、若さゆえの考えの足りなさ、ある意味傲慢さ? もしかしたら、自分の人生にとても大きな意味を持った人かもしれないのに、川が目の前を流れていくようにサラサラと離れて行ってしまうこと、そして、それがそのまま接点を持たないままであったり、ひょんなことからまた時間を共有したり、なんて、うんうん、あるよね、とほろ苦いものを感じさせるお話たち。 もう若くはないけれど、まだこれから何かあっても許される年頃(#^.^#)の男も女、ということで、劇的な展開があってもなくてもこれが人生だなぁ、と妙に説得力のある一冊だったように思えます。

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2013/03/19

タイトル通りの別れた後の男女の物語。穏やかだけど、どこかはがゆい男女の機微を描いている。静かに楽しめたけど、少々印象は薄い。

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2013/01/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

短編 仲間同士でのバーベキューで、ひょんなことから遭難気味になってしまった高校時代の同級生の寛と明日香。 昔からの知り合いと危機的な状況に陥っても、いまいち緊張感が持てずに、他愛もないことばかりを話してしまい、感傷に浸るとき。 バツ一を乗り越え、同性相手との間に新たな命が芽生えるとき 妻は高校時代に知り合ったので、出会って早20年も経つのだと、会社の社内報のインタビューを受けながらしみじみするいまむら英樹。 田舎から上京し、日常に埋もれるなかで思う高校の同級生のこと。 バンド狂だったリーベを思い出した離婚した日。 父にパソコンを教えるために地元に戻ったときに、偶然再会した元恋人とその子供との花火。 息子の成長に伴い部屋を譲ることになり、その際に出てきた鍵が、かつての思い出へと結びついた。 やっぱり会話文が、比較したらほんとに失礼だけども、山本幸久氏のだらだらした会話文よりも、こちらはどれも意味のあるものに感じるよ)^o^(

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2012/11/30

短編集。 ただの友達でもなく、今の恋人でもなく、別れた人との間に流れる時間、別れた後の自分の時間… 決して嫌な時間ではなく、穏やかな印象を受けた。 ただ、タイトルに期待しすぎた感が… もっと切なくなるような話かと思って読んだので。 最後の話が1番好きだった。

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2012/11/20

何かとの別れの後を描いた短篇集。別れを経験した後だったのでかなり感情移入してしまった。何気ない日々も多くの過去に支えられてるんだなーって。

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2012/04/15

短編集です。 内容を読んで、タイトルの意味が納得出来ました。 どのお話も、読後は 窓から差し込む朝の光のような、 やわらかなあたたかさと 前向きさを感じました。

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