テルマエ・ロマエ(4) の商品レビュー
今回の表紙は、ジュリアーノ・メディチ(Giuliano de Medici)の墓碑彫刻だそうです。 コレは、思いつくものがなかったので、調べてみました。 ミケランジェロ作だそうですよ。 今回、初めて、ルシウスは平たい顔族の国に長期滞在しています。 もっとも、自分から其処にいよう...
今回の表紙は、ジュリアーノ・メディチ(Giuliano de Medici)の墓碑彫刻だそうです。 コレは、思いつくものがなかったので、調べてみました。 ミケランジェロ作だそうですよ。 今回、初めて、ルシウスは平たい顔族の国に長期滞在しています。 もっとも、自分から其処にいようとしているわけではなく、帰れなくなってしまったのですネ。 どうしよう!? あせるルシウス。 焦って、古代ローマに帰ろうといろいろと方策をとるルシウスも可笑しいのですが。 ルシウス一世一代の出会いもあります。 そして、なんといっても現代日本ですから、文明の機器もあれこれあるわけです。 前巻まででも、ルシウスは車や扇風機なども、何気に目にしていたのですが、風呂のことに集中していて気がつかなかった、、という事になっていたようです。滞在時間も短かったし。 今回、そのタブーに手をつけてみたという、作者。 それに際して、古代ローマの頃の動力システムについて、改めて調べてみたそうです。 自然科学や建築学も含め、この時代としたらかなりなスゴさであることにも、驚きを新たにしたそうです。 それが、『プリニウス』という作品にもつながっていったのでしょうね。
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何やらこの巻から「大人の事情」が感じられる。 予定よりも連載を伸ばすためのエピソード(恋愛ネタ)が出てきて、話の進行が以前とか確実に違うテンポになっていました。 元々古代ローマ人と日本人のお風呂に対する情熱の共通項といった比較文化をコメディにした着眼点が面白いけれど、マンガとし...
何やらこの巻から「大人の事情」が感じられる。 予定よりも連載を伸ばすためのエピソード(恋愛ネタ)が出てきて、話の進行が以前とか確実に違うテンポになっていました。 元々古代ローマ人と日本人のお風呂に対する情熱の共通項といった比較文化をコメディにした着眼点が面白いけれど、マンガとしての体裁にはやや稚拙さを感じる作品だったので、ムダな引き伸ばしは興ざめな感がありました。 むしろハドリアヌス帝など五賢帝時代のローマのお話を別の作品でもっとシリアスにやって欲しいところだったので、ルシウスと現代日本の芸者さんとの中途半端な恋愛話は蛇足だったと思います。
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お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第四巻。 アエニウス/ケイオニウスの死により危機に瀕した皇位継承、そのローマを遠く離れて現代日本に長期滞在することになったルシウス。才色兼備の麗人さつきも登場して、現代日本編開幕の一巻。 これまでのような現代日本風呂技術の...
お風呂が繋ぐ、古代ローマmeets現代日本アドベンチャー第四巻。 アエニウス/ケイオニウスの死により危機に瀕した皇位継承、そのローマを遠く離れて現代日本に長期滞在することになったルシウス。才色兼備の麗人さつきも登場して、現代日本編開幕の一巻。 これまでのような現代日本風呂技術の奇天烈古代ローマ移植ネタがなくなり、お話のテンションがちょっと変わってきたが、この長編の落ち着く先がどこになるのか、期待して待ちたいと思う。
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いつもは 一話で戻ってくるのに 今回は長くいるお話が印象的 言葉が通じる相手が出てきたのも 今回が初めてかもしれない 今話している相手がほとんどいない言語を 学んでいるのがまた面白いです
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第4巻には、本作のヒロインが登場します。 アエリウス・カエサルが突然死去し、ルシウスは気を落とすハドリアヌス帝を励まします。そこでまたしてもとつぜんに、ルシウスは現代日本の温泉宿に飛ばされます。皇帝の身を案じるルシウスは古代ローマに戻ろうと、何度も温泉にダイブしますが、どうして...
第4巻には、本作のヒロインが登場します。 アエリウス・カエサルが突然死去し、ルシウスは気を落とすハドリアヌス帝を励まします。そこでまたしてもとつぜんに、ルシウスは現代日本の温泉宿に飛ばされます。皇帝の身を案じるルシウスは古代ローマに戻ろうと、何度も温泉にダイブしますが、どうしてももどることができません。そんな彼の前に、古代ローマを勉強する小達さつきという28歳の女性が現われます。ラテン語を操る彼女の助けもあり、ルシウスはローマに帰れるようになるまで「東林館」という温泉宿で働くことになります。 最終ページの、ルシウスを追って宿に乱入する馬の絵が大迫力なのが、不思議と印象にのこっています。
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「テルマエ・ロマエ(Ⅳ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2012.01.05 192p ¥714 C0979 (2018.10.14読了)(2018.10.03購入) 第2巻までは1話読み切りでした。第3巻は、3回分でひとまとまりでした。 第4巻は、7回分あるのに話が完結せずに第5巻へと続いています。しかも、第3巻の第14話が紀元137年だったのに、第4巻の第18話が紀元137年の1月1日から始まっています。話の都合で、時代がちょっと重複してしまったようです。(マンガですよね。) ハドリアヌス帝の後継者と予定していたアエリウス・カイサルがなくなりました。ルシウスは、アエリウスの臨終の床に呼ばれ、多くの女性への手紙を託されました。ハドリアヌス帝の嘆きは、一方ならぬものがあります。 ルシウスは、ハドリアヌス帝と風呂に入りながらカンパニア州のバイアエの温泉保養地の改装工事を依頼されたのですが、その最中に例によって、平たい顔族の所にワープしてしまいました。急いで元の世界に戻ろうと試みるのですが、今回は戻ることができません。 第3巻までは、平たい顔族と言葉が通じないまま必要な情報をくみ取って帰ったルシウスですが、第4巻では、ラテン語のわかるお嬢さんと出会います。小達さつきです。 ルシウスは、帰れるまでの間、温泉旅館で働くことにしました。 布団のたたみ方、膝をついてのお辞儀の仕方、布団の敷き方、廊下の拭き掃除、料理の繊細さ、お膳の運び方、建築物の繊細さ、テレビの不思議さ、電気の力、いろいろと体験します。 ルシウスは、馬のハナコに惚れられ、馬のハナコがルシウスのいる旅館に暴れこんできたところで、第4巻は終わっています。 ルシウスとさつきとハナコの三角関係はどうなるのでしょうか? 【目次】 第18話 アエリウス・カイサルの死 第19話 ディアナの湯浴み 第20話 ローマ市民と小達さつき 第21話 戻れぬルシウス 第22話 旅館の見習い 第23話 イカヅチの力 第24話 ハナコの恋 ローマ&風呂、わが愛 ☆関連図書(既読) 「テルマエ・ロマエ(Ⅰ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2009.12.08 「テルマエ・ロマエ(Ⅱ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2010.10.05 「テルマエ・ロマエ(Ⅲ)」ヤマザキマリ著、エンターブレイン、2011.05.07 「ローマ人の物語Ⅸ 賢帝の世紀」塩野七生著、新潮社、2000.09.30 「ローマ人の物語Ⅺ 終わりの始まり」塩野七生著、新潮社、2002.12.10 (2018年10月16日・記) 内容紹介(amazon) 日本中に風呂&ローマブームを巻き起こしつつある、超話題作第4弾登場!! 空前の快進撃を続ける「テルマエ・ロマエ」!! 風呂限定で闘い続ける男・ルシウスに歓呼の嵐が!! シリーズ4冊目の今回は、ついにヒロインが登場!! マジか!? そしてGWにはついに実写映画も公開決定!! 主演は国民全員が納得の阿部寛!! マジか!?
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元のローマ時代へ帰れなくなるというハプニングに立ち向かう、今回のルシウス。救いのビーナスが現れるのはさすがにご都合主義ではある…。ラテン語が読めたら、海外の教会とかに書いてあることが読めて、もっと楽しめるだろうなぁ。「愛と正義」とか(笑
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いきなり「平たい顔」族の国から帰れなくなってしまったルシウス。でも、ローマ帝国大好きな温泉芸者兼業の歴史学者・さつきさんに出会えて、なんだか人生の春を迎えたっぽい。おまけに馬のハナコにも猛烈なアプローチを受け…ここの温泉はやっぱ、伊東がモデルなんですかねえ。温泉芸者さんなんて実際...
いきなり「平たい顔」族の国から帰れなくなってしまったルシウス。でも、ローマ帝国大好きな温泉芸者兼業の歴史学者・さつきさんに出会えて、なんだか人生の春を迎えたっぽい。おまけに馬のハナコにも猛烈なアプローチを受け…ここの温泉はやっぱ、伊東がモデルなんですかねえ。温泉芸者さんなんて実際には見たことないしなあ。日本でも絶滅危惧種なんちゃうんか。読んでると無性に温泉行きたくなる。通勤電車が熱海行きなのがとても良くないと思う。ほんのちょっと寝過ごしちゃえば着いちゃうもんねえ。あと1ヶ月で温泉行けるから生きていこう。
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思わず古代ローマ史を紐解いてしまう要素があるのに、 何故かギャグ。 そのユルさは今回も満載。 TVやPCにびっくりのルキウスだが、 日本滞在は何時まで?気になる。 次巻が読みたいぞ!
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