星月夜 の商品レビュー

3.3

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

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  2. 4つ

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  4. 2つ

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  5. 1つ

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2025/03/18

 重厚な作品。人が、場所が、事件が徐々に繋がっていく。何度もはらはらドキドキさせられた。終わり方が、何とも粋なだった。

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2014/08/29

登場人物が多すぎというより、物語詰め込みすぎて消化不良おこしている感が、否めない。 2つの殺人事件を軸に展開していくけど、結び付きも突発的だったり折角の伏線がいきてこないし、残念だった。 棚田の美しい光景ももったいなかったなぁ。

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2013/11/20

伊集院静氏が、初めて書いた推理小説です。人間はな、当人にもわからない部分を持っているんだ。表と裏があると言っているんじゃない。もっと厄介なんだよ。人間は」(P180)、「要は人が人を殺めるのは、それだけ何かにこだわらなきゃならないものをそいつが持ち合わせているからだ。それが情念だ...

伊集院静氏が、初めて書いた推理小説です。人間はな、当人にもわからない部分を持っているんだ。表と裏があると言っているんじゃない。もっと厄介なんだよ。人間は」(P180)、「要は人が人を殺めるのは、それだけ何かにこだわらなきゃならないものをそいつが持ち合わせているからだ。それが情念だよ」(P305)が印象に残った。 読み応えのある、社会派推理小説です。

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2013/06/10

こういった作品も書くんだなと思った。推理小説とまではいかないし、警察小説とまでもいかないような気がしたが、読むにつれそこはかとなく中年刑事の哀愁を感じた。

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2013/03/29

「飢餓海峡」「砂の器」そして・・・と帯にあり、伊集院静の初の推理小説ということで、期待して読み始めたが、イマイチ感情移入ができなかった。名前を変え、過去を捨て、成功者になった者が引き起こす犯罪に、2作品と共通項があるということか。

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2013/01/07

複雑な人間関係。 でも、こういう刑事さんが増えたらいいのに。 最後のおじいさんのくだりが泣けます。

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2012/10/10
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

身元不明のロープでつながれた2体の遺体を巡るミステリー小説。 著者の作品は数冊しか読んでいないが、初ミステリー作品ということで期待しました。 著者の得意な在日台湾人ルーツ、鍛冶職人、家族などのキーワードがポイントですがミステリー的にはオーソドックスなものでした。 特に、後半で過去の絡み合った人間関係から真相が明らかになる過程は偶然が多すぎる気がしました。 刑事視点、被害者視点、加害者視点がせっかくの重厚な作品を散漫にしてしまったかもしれません。 いろいろなものを盛り込みたかったのでしょうが、ちょっと欲張りすぎたような気がします。 ラストの犯人逮捕シーンはちょっと映画「太陽がいっぱい」(アラン・ドロン主演)を髣髴とさせるような感じでした。 いろいろ指摘をしてしまいましたが、全体的には普通に面白かったと思います。

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2012/10/10

伊集院静は読まず嫌いで、1冊も読んだことがなかったのですが、職場の先輩が貸してくださって初めて読みました。 結構な厚さがあるのですが、気にならず、割とさくっと読めました。

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2012/09/25

作者初の推理小説。読み応えあり。登場人物たちがもつ悲しみや翳りのようなものは、これまでの伊集院作品と共通。帯に、「哀しみを抱いて生きる、全てのひとびとへ。」とある。

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2017/11/09

2組の「祖父と孫娘」の明暗がせつなく胸に残るミステリー小説。 伊集院氏が初めて取り組んだジャンルということだが、私にとっても初めての伊集院氏の作品で、ドキドキしながら読んでみた。 物語の始まりは残暑厳しい9月の東京。(なんと、今の季節にピッタリではないか、と読む気になったのだ。...

2組の「祖父と孫娘」の明暗がせつなく胸に残るミステリー小説。 伊集院氏が初めて取り組んだジャンルということだが、私にとっても初めての伊集院氏の作品で、ドキドキしながら読んでみた。 物語の始まりは残暑厳しい9月の東京。(なんと、今の季節にピッタリではないか、と読む気になったのだ。) その東京・の浅草寺では、年に一回9月に「行方不明者相談所」が設けられる。東京で行方が分からなくなった孫娘佐藤可菜子を捜して、そこを岩手県からきた祖父が訪れるところから物語は始まっている。同じ頃、島根県の山奥では、一人暮らしの老人佐田木が失踪し、孫娘の由紀子が捜索願いを出していた。 やがて東京湾にビニール袋にくるまれた二つの遺体が発見された。 この殺人事件の裏には、40年前の満天の星空の思い出を大切にしている人物の存在があった。その人物は祖父の行方を捜す由紀子の出生の秘密にまで関与していたのだ。 点と線のようにバラバラだったそれぞれの登場人物がやがて一つの線に結ばれて、事件解決へと向かっていく様が気持ちよく描かれていた。 一番不幸な目にあったのは岩手県から出てきた佐藤可菜子だろう。 田舎からでてきた少女が簡単に沈んで行く大都会のワナ。裏社会の残酷さもそつなく描かれ、人生の転落をさまざまと見せつけられた。 東京は怖いところ・・・再認識までしたほどだ。 余談だが… 主人公の一人、由紀子は目元が印象的な古典的な美人とされている。たとえていうと「半跏思惟像」の美しさだという。 私には、由紀子は伊集院氏の亡き妻夏目雅子さんをイメージしたような気がしてならない。全体から漂う自然描写の美しさと哀愁も、故夏目雅子さんを思い出させる作品だった。

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