もの食う本 の商品レビュー
60点。あとがきで、作者身塚らが書いている通り、食べ物が出てくる本についての読書感想文でしかなく、食べ物のおいしさや彩が真に迫ってきたりはしなかった。一番面白かったのは、あとがきの食パンのはなしで、この部分は体験を基した文章だからか、おいしそうなパンが目に浮かび、食パンを食べたく...
60点。あとがきで、作者身塚らが書いている通り、食べ物が出てくる本についての読書感想文でしかなく、食べ物のおいしさや彩が真に迫ってきたりはしなかった。一番面白かったのは、あとがきの食パンのはなしで、この部分は体験を基した文章だからか、おいしそうなパンが目に浮かび、食パンを食べたくなった。食べ物についての本をまとめるという趣向は面白いが、やはり、感想文ではなく、本の原文そのものを読みたい。
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様々な「食」に関する本についての本。 知らない本に出合えたのは良かったが、 著者との相性は今ひとつでした。
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小説からマンガ、随筆と食べ物に関わる読み物を縦横無尽に読み倒す。 筆者の食べ物に対する、確固たる愛情、想いを軸に読んだ感想文集。
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まだ半分なんだけど、いろんな随筆からちょいちょい言葉借りているような不自然さを感じてしまい、つまる。食べ物系名著に毒気もつのはいいけど、なぁんかヤッタルゼ的浅はかさが見え隠れで、ひっかかっちゃうんだわ。例えば露伴と文の関係を「対岸の火事」と表現してしまってるのね。思考も語意も稚拙...
まだ半分なんだけど、いろんな随筆からちょいちょい言葉借りているような不自然さを感じてしまい、つまる。食べ物系名著に毒気もつのはいいけど、なぁんかヤッタルゼ的浅はかさが見え隠れで、ひっかかっちゃうんだわ。例えば露伴と文の関係を「対岸の火事」と表現してしまってるのね。思考も語意も稚拙と感じてしまうのは読み手の不勉強なのでつか?
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引用部分を太文字で表記してるのが不細工。 引用されてる本が妙に「稚拙」に見えるんだよな。 なんとなく、紹介している本とかグルメを「否定」ぎみな内容が多い気がして、あまり「おいしそう」に感じなかったのも微妙だった。
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食べることに関わる本についての読書感想文集(著者本人が言っている)。広い範囲の本を網羅しており、自分の好き嫌いを前面に出した感想文でメリハリは利いているが、取り上げている本を是非読んでみようという気にならないのは何故か。
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そういえば、震災直後はどこもパンが売り切れていた。 食パンが、トーストするところも含めて食パンとして成り立っているという指摘には大いに同意できる。
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昨日読了。 読み終えるのがもったいなかった。 食を扱ったあるいは食に関係することどもを扱った本についてのエッセイ。 当然、食についての作者の思いや経験それぞれが素敵だが、その一方で良質の読書案内になっているという点もとても佳い。 他の作品も読んでみよう。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「本を読まない日、好きな男と会わない日があったとしても、なにかを口にすることから切り離された日常はありえない」 「食う」ということは生きることの真ん中にあることをあらためて思う。 様々な本の「食う」ことに関する部分が切り取られている。 『北東北のシンプルをあつめにいく』『日々ごはん』『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』『深夜食堂』『銀河鉄道の夜』…大好きな本がたくさん取り上げられている。 東のこと、西のこと、昔のこと、今のこと… いろんな「食う」の破片たちに心惹かれる。 印象的だったのは『狩猟サバイバル』『牛を屠る』 「ちゃんと殺して、ちゃんとおいしく食べなければいけない」 「食う」段階に行き着くまでもきちんと見つめてはじめて「食」と向き合うということなのだと。 美味しいものばかりを綴った本とはちょっと違う。 ときに辛くときに苦い。 だから甘さが引き立つ、そんな一冊。 私も早く「地に足の着いたごはん」を作れるようになりたいものだ。 で、それを頬張ってくれる人がずっとそばにいてくれたら幸せ。 ちなみに…盛岡の機屋さんや福田パンも登場。 さすが衣有子さん。
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