人は成熟するにつれて若くなる の商品レビュー
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詩からは、老いてこの世を去る悲しみや恐れと、巡る命の喜びを感じる。 死をあるがままのものとして、先祖から続いてきた営みとして、受け入れている・受け入れようとしているのだと思った。そういう考えが言葉で残っていることに感謝したい。生きていく上で支えになると思う。 老人の品位についての話が興味深かった。生きているその年齢で己のやるべきことをやることが人の使命なのだと思うと、人生のどの段階でも手を抜かずに生きていくことが必要になる。至極真っ当なことを言っていると感じた。それでも当たり前のことを当たり前にやることが難しいのだけれど。 庭の植物のこと、季節のことがよく書かれているのも癒しだった。どんなふうに向き合っていたかは、写真での佇まいや穏やかな表情にすべてが出ている。 "静観の生活"に到達する、そんな老人になれたらいいなぁ。 深い探究心をもって人を見ていたのであろう著者が、今も悠久の目で彼方の世界から私たちを見ているような気がしてならない。
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最初はちょっと取っつきにくかったけど... P63の「老いてゆく中で」の詩を読んで父のことを思ってしまった。 対象があって読み進むと...なんか...いいですね。 編者(フォルカー・ミヒェルス)のあとがきがよかった。
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その年に近づいていないからか、自分が意識していないからか、よくわからなかった。 10年後にもう一度読めば今よりももっと共感できるのかもしれない。
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詩を交えたエッセイ集。心に届く詩だ。読んでいる間は40代から80代まで「老い」について書かれている印象だが、読後は「成熟」を書いていると感じた。外に立っている使いの者の気配を感じながら、これからの老い方が変わりそう。成熟へ。
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人はいかにしてよく老いることができるかを、苦悩と平和の中から見出したエッセイ集。同年代の人たちに贈るメッセージという面もあるが、何よりも著者自身が書きながら老いと戦っていた中で生まれたものという印象が強かった。 読むのが早すぎたかもと心配したが、学べるところ、感動するところが多か...
人はいかにしてよく老いることができるかを、苦悩と平和の中から見出したエッセイ集。同年代の人たちに贈るメッセージという面もあるが、何よりも著者自身が書きながら老いと戦っていた中で生まれたものという印象が強かった。 読むのが早すぎたかもと心配したが、学べるところ、感動するところが多かった。老いたらまた読みたい。ブクログが続いてたらそのときまた感想を書いてみたい。
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