日本海軍はなぜ過ったか の商品レビュー
日本海軍という組織が持っていた体質は、そっくりそのまま現在の政権与党、ならびに行政組織に受け継がれている。つまり、日本は太平洋戦争の敗戦という歴史的事実から、ほとんど何も学んでいないということなのである。
Posted by
一気読みした本@図書館。この海軍反省会をもとにした鼎談本。 読了後、また同じ過った方向に行かないかが気になってしまった。
Posted by
戦後密かに行われていた「海軍反省会」 について、NHKの特別番組が放送された。この「反省会」の教訓について議論する鼎談を収録。 他人事。個人が責任を追及されることがない。排除の論理。縦割り。視野が狭くて近視眼のため、国際情勢を読み誤る。 他にも他にも…。 現代にもこの弊害は色...
戦後密かに行われていた「海軍反省会」 について、NHKの特別番組が放送された。この「反省会」の教訓について議論する鼎談を収録。 他人事。個人が責任を追及されることがない。排除の論理。縦割り。視野が狭くて近視眼のため、国際情勢を読み誤る。 他にも他にも…。 現代にもこの弊害は色濃く残っていると思う。原発問題もそう。 日本の色んな問題を考えるとき、この教訓を思い出さなければ。
Posted by
海軍軍令部にいた人々の戦後35年経ってからの反省会テープをもとにした、半藤一利、澤地久枝、戸高一成の対談。日本のエリートの傲慢、視野狭窄、頑迷さがよくわかる。あの戦争はなんだったのかと言う問いに対する答えを個人個人が持たねばと思う。軍令部の醜悪さは理解できるが、日本のあらゆる組織...
海軍軍令部にいた人々の戦後35年経ってからの反省会テープをもとにした、半藤一利、澤地久枝、戸高一成の対談。日本のエリートの傲慢、視野狭窄、頑迷さがよくわかる。あの戦争はなんだったのかと言う問いに対する答えを個人個人が持たねばと思う。軍令部の醜悪さは理解できるが、日本のあらゆる組織に一般的なものでもあろうと思う。
Posted by
戦後三五年を経て密かに始められた「海軍反省会」。部外者に公開されることのなかった会の記録が、録音テープに残されていた。その長さ、四〇〇時間―。これについてNHK三人の識者による鼎談を書籍化した物です。 これはもともとNHK放送の鼎談番組を収録し、書籍化されたものだということで...
戦後三五年を経て密かに始められた「海軍反省会」。部外者に公開されることのなかった会の記録が、録音テープに残されていた。その長さ、四〇〇時間―。これについてNHK三人の識者による鼎談を書籍化した物です。 これはもともとNHK放送の鼎談番組を収録し、書籍化されたものだということで、以前ここでも書いた『日本海軍400時間の証言―軍令部・参謀たちが語った敗戦 』のいわば解説版として三人の識者による対談となっており、僕はこの本で、400時間にも上る『反省会』のあらましが理解できたような気がいたしました。 やっぱり、彼らに『死ね』と命令され文字通り『草むす屍 水漬く屍』と化した兵士たち。彼らを指揮する側に立った人間が『なぜわれわれは負けたのか?』ということは重要な記録であり、内輪だけで行われているだけあって、ざっくばらんに語られているとはいえ、やはり責任の所在は最後までうやむやにされ、彼らの失敗こそが、日本の組織が抱える『病理』のルーツであり、また、当時でも屈指のエリートたちが集まっている組織でなぜ、間違ってしまうのか?という命題はそのまま現代の永田町・霞ヶ関にも相通じるものがあり、本当に読み応えがあるものでございました。 鼎談をされている三人もまた、それぞれの観点があり、刺激的なものでございました。特に後半で語られている半藤・久枝両氏の語る戦争体験は銃後の話しながらも本当に壮絶で、関東大空襲のさなかの話は本当に地獄だなと、つくづくそう思いました。本書から、当時の海軍批判、軍人批判、それを基にして現代の官僚批判をすることはとても簡単です。しかし、ただ批判するだけではなく、彼らがなぜ失敗したのか?ということを突き詰めて調べていけば、今後おそらくは繰り返されるであろう過ちのうちの何割かは回避できるのではなかろうかと。自身、甘すぎるだろうなという自戒を込めつつ、そうであってほしいということを切に願って、今後も彼らおよび陸軍の失敗に関する文献を追っていこうと思っております。
Posted by
「日本海軍400時間の証言―軍令部・参謀たちが語った敗戦」という本を読んで非常に衝撃を受けたことがある。 本書は、その題材を著名な作家・歴史家である3人が鼎談した本ということで、手にとってみた。 すでに当時の日本海軍に様々な問題が多々あったことはわかっていたが、やはり3人と...
「日本海軍400時間の証言―軍令部・参謀たちが語った敗戦」という本を読んで非常に衝撃を受けたことがある。 本書は、その題材を著名な作家・歴史家である3人が鼎談した本ということで、手にとってみた。 すでに当時の日本海軍に様々な問題が多々あったことはわかっていたが、やはり3人とも批判的な意見しか出てこない。 3人とも当時の時代状況も歴史経過にも詳しい「泰斗」であると思うが、その彼らの話を読んでも「ため息」しか出ないような思いをもった。「なんと、当時のエリートたちの愚かなことか!」。 本書では「なぜ過ったのか」について多々語られる。しかし、この内容がなぜ戦後の日本社会で語られず、極秘にされたのか。 海軍・政府関係者は、敗戦直後に大量の公文書を焼却し、自らの歴史を語らず隠蔽し、さらに戦後に「反省会」を開いたものの、その内容を「極秘」とした。 この軍人たちは、歴史を私物化していたとしか言い様がないのではないだろうか。 唯一、評価できることは、「反省会400時間」の録音テープを残したことだけとは、あまりにも情けない。 本書でも取り上げてはいるが、現在でも日本社会につきまとう組織の問題があるのだろうとも思えた。 本書は、当時の歴史を知る上で非常に貴重な内容であるとは思うが、読後感はあまりよくない。当時の日本海軍のあり方に「腹が立つ」からである。 「長期展望の欠如」「排除の論理」「国民の熱狂」「尊大さ」「隠蔽体質」等々、それは「現在の我が身」を見るような思いをも持つ。当時の「日本海軍の愚かさ」は、現在まで続く「日本社会の愚かさ」かもしれない。 「海軍反省会」については、録音テープを起こした「証言録」が現在4巻出ているが、読むべきかどうか。読んでも腹が立つだけかもしれないと思い、ちょっと迷うところである。
Posted by
「日本海軍400時間の証言」を扱っているテーマは同じ。 海軍第一委員会、伏見宮軍令部総長時代の海軍省から軍令部への権限委譲が開戦への原因の一つとなった。 組織の思考の問題点についても触れられている。軍人の多くが、対米戦に勝てるかどうかわからないなかで、なかなかそれが言い出せないと...
「日本海軍400時間の証言」を扱っているテーマは同じ。 海軍第一委員会、伏見宮軍令部総長時代の海軍省から軍令部への権限委譲が開戦への原因の一つとなった。 組織の思考の問題点についても触れられている。軍人の多くが、対米戦に勝てるかどうかわからないなかで、なかなかそれが言い出せないという、現代の会社人にも共通の問題点が指摘されている。 対談している半藤一利は、東京大空襲を経験し、九死に一生している。 澤地久枝も戦中満州に住み、日本敗戦後日本に帰国するまで壮絶な体験をしている。こうした経験が、戦争の事実を後生に残していこうとして著作活動すっる原動力になっている。
Posted by
歴史的にとても重大な資料。批判もしたいのだけれど、冷静に分析もしたい3者のもどかしさがおかしくもあり、戦後の時間の長さと事の大きさを物語っている。
Posted by
2009年にNHKから放送された鼎談番組の座談会を収録。 長期展望なき国家戦略、異分子排除の組織力学、前線に無知なエリートの暴走、曖昧な責任所在・・・。 日本海軍の失敗は、現代の組織に通ずる教訓である。
Posted by
歴史とは過去完了なんなのではなく、今につながっている物。 明治から昭和にかけて戦争を繰り返してきた日本。最終的には無謀にもアメリカにまで勝負を挑み、たくさんの犠牲者を出していてしまった。なぜ、当時海軍は戦争に踏み切ってしまったのか。そこにはいろいろな原因があります。この本ではその...
歴史とは過去完了なんなのではなく、今につながっている物。 明治から昭和にかけて戦争を繰り返してきた日本。最終的には無謀にもアメリカにまで勝負を挑み、たくさんの犠牲者を出していてしまった。なぜ、当時海軍は戦争に踏み切ってしまったのか。そこにはいろいろな原因があります。この本ではその戦争を体験した方達が後世にその教訓を残すために思い腰をあげて始めた反省会の記録を元にかかれています。教科書では書かれてないような真実も多々ありました。 より良い未来を作るには、過去の正解に学び、過去の失敗を回避するということが必要不可欠だと本気で感じました。僕と同じような若者のみんなには是非読んでもらいたいとおもいました。
Posted by
- 1
- 2
