脳科学からみた「祈り」 の商品レビュー
脳はすぐには変われない。日々祈りつづけるのが大切。ダイエットと一緒で、1日では変われない。 脳の中で記憶を司る部位である海馬は、これまでにあったことを記憶するだけでなく、「未来にやるべきこと」「将来行う行動」についての「展望的記憶」(Prospective Memory)もコン...
脳はすぐには変われない。日々祈りつづけるのが大切。ダイエットと一緒で、1日では変われない。 脳の中で記憶を司る部位である海馬は、これまでにあったことを記憶するだけでなく、「未来にやるべきこと」「将来行う行動」についての「展望的記憶」(Prospective Memory)もコントロールしています。 祈りは「未来をよい方向に変えようとする営み」ですから、私たちは祈るとき、未来に心を向けます。 利己の幸福から利他の幸福へ。安穏を求める静的な幸福から、困難に挑戦しつづける動的な幸福へ──。脳科学の最先端は、これからの時代にふさわしい新しい幸福のありかを指し示しているのです。
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宗教にハマる人の理由を知りたくて、祈りについて読み始めました。感覚的に本書の祈りと宗教の祈りは毛色が違うと感じたし、意志に近いものを感じた。 自己範囲を広げるということは某R社の圧倒的当事者意識と同じだし、生物学的や脳科学に裏付けられたビジネスの原理原則ってあるもんだなぁと勉強に...
宗教にハマる人の理由を知りたくて、祈りについて読み始めました。感覚的に本書の祈りと宗教の祈りは毛色が違うと感じたし、意志に近いものを感じた。 自己範囲を広げるということは某R社の圧倒的当事者意識と同じだし、生物学的や脳科学に裏付けられたビジネスの原理原則ってあるもんだなぁと勉強になりました。
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脳科学的にも 『利他』が 正しいと再認識 科学は良いな。 脳科学は良いな。 感情や行為を 数式化できる
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文字が大きく行間も広いので少し驚いた。 人の幸せを願うことで自分も幸せになるという話だった。 最初の話の浮気されたけれど旦那も浮気相手も幸せを願う話のインパクトが強くてそれに引っ張られたな。この本を読み終わってそのことはさらによくわかるし「不倫」の本を読めばさらに実践の助けにはな...
文字が大きく行間も広いので少し驚いた。 人の幸せを願うことで自分も幸せになるという話だった。 最初の話の浮気されたけれど旦那も浮気相手も幸せを願う話のインパクトが強くてそれに引っ張られたな。この本を読み終わってそのことはさらによくわかるし「不倫」の本を読めばさらに実践の助けにはなりそうだけど怒りとか絶望沈めて無理に祈るのってきついけどな…その精神の動きの過程の方が興味そそられちゃったよ
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<感想> 脳科学から見た「祈り」という利他的行為の効果を解説している本。祈りという言葉から、スピリチュアルな印象を持つが、内容は科学的見地から人間が他者のために行動するメリットを語っている。 <アンダーライン> ★★誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持...
<感想> 脳科学から見た「祈り」という利他的行為の効果を解説している本。祈りという言葉から、スピリチュアルな印象を持つが、内容は科学的見地から人間が他者のために行動するメリットを語っている。 <アンダーライン> ★★誰かに対して怒り・妬み・恐れ・不安といったネガティブな感情を持つと、それが社会的には「あまりよくないこと」であるとされているのを自分の脳はわかっていて、「ストレス物質」であるコルチゾールという物質が分泌されます。 ★コルチゾールは脳内で過剰に分泌されると、「記憶」の回路で中心的な役割を果たす、「海馬」という部位が委縮してしまう ★前向きな心でいるとき、笑顔のとき、感謝の気持ちを持つとき、脳内にはベータエンドルフィン、オキシトシンなどの脳内快感物質が分泌されます。「よい祈り」とは、祈っている当人の脳にもよい影響を与え、幸福感を与えるものにもなるのです。 ★★競争や勝負に勝つことを祈る時、敵(競争相手)の失敗や不幸を祈るのではなく、「この勝負を通じて、ともに成長していこう」と、大きな心で相手の幸福も祈ることができたとしたら、それは「よい祈り」となって、自らの幸福にもつながっていくはずです。 ★展望的記憶 ・「来週の水曜日に○○さんに会う」という予定を記憶していることが、展望的記憶です。ちなみに、認知症患者では、この展望的記憶の能力が極端に低下しています。 ・展望的記憶の能力が低い場合、「こうなりたい」というヴィジョンに乏しく、目標達成への地道な努力も苦手で、何をするにも意欲がわきません。 ・人間が未来をいきいきと思い描くときに海馬の活動が活発になる ★★★そもそも祈りとは、本来、未来に向けられるものです。変えようがない過去に祈りを向けても仕方ありません。 ★亡くなった方のことを祈る場合でも、私たちはその人の生命が未来に向けてやすらかであるよう祈るものです。 ・見返りなど必要ないくらい、大きな快感があるのが本来の利他行動です。 ・幸福感の源である脳内快感物質ですが、同じ刺激をくり返し脳に与えていると、「慣れ」が生じ、その分泌量はみるみる減っていきます。 ★★★平穏無事な人生より、さまざまな困難が次々と襲ってくる人生のほうが、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じることができるのです。 ★「成仏=仏になる」というゴールがあって、そこにたどりついたらもう菩薩行をしなくてもよいというなら、それ以後は脳にとってなんの刺激もない、退屈な状態に苦しみ続けなければならなくなってしまいます。幸福感は感じられず、脳もどんどん衰えていってしまいまうでしょう。 ・真の仏とは、衆生を救うために次から次へと困難に立ち向かい、利他の行動を生涯最後の日まで続ける存在なのです。脳の仕組みから見ても、それこそが最高に幸せな生き方、脳が喜ぶ生き方だと思います。 ★ヘルパーズ・ハイ ★★逆境に直面したときには、「いまこそ脳を鍛えるチャンスだ!」と心の中で叫んでみてください。
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Brain happiness lies in continuing to learn, grow, and achieve.It is the instinct of the brain to want to know and learn.
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
以前から気になってたので、買って読んでみました。 心から幸せを祈る時、幸せホルモンであるオキシトシンが出る。オキシトシンは幸福感につながり、自己肯定感が高まる。 人のことを自分のことのように考える力が人間にはある。そのため人のことを祈り、その人が良い方へ向かったときには自分も幸せに満たされる。 祈りは自分のとこだけではなく、人のことを祈れるようになるとその祈りの力が発揮されると思いました。 すごいと思ったことは、夫の浮気相手のことを祈れるようになったとき、夫が浮気相手と別れたということ。祈ることで魅力的な女性自身となった。 最初は憎しみしかないが、ずっと呪いのように祈り続けるよりも少しずつ良い方へ向かうように祈ることが大切だと思いました。 南無妙法蓮華経は音韻的にとても良く、意味的にも力強さがあるのには驚きました。 コロナで悲観的な今、良い方へ向かうように祈っていきたいです。
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脳科学でわかってきた「社会脳」つまり人間は、本能的に利他行動を志向する。逆境は脳を鍛えるチャンス。脳科学が示す「幸福」な生き方は、他者に愛情を向け思いやりを持つこと、逆境に直面し力を限界まで発揮して乗り越えること。 祈る側の幸福効果は、具体的物質的にあることがわかりましたが、祈...
脳科学でわかってきた「社会脳」つまり人間は、本能的に利他行動を志向する。逆境は脳を鍛えるチャンス。脳科学が示す「幸福」な生き方は、他者に愛情を向け思いやりを持つこと、逆境に直面し力を限界まで発揮して乗り越えること。 祈る側の幸福効果は、具体的物質的にあることがわかりましたが、祈られる側はどうなんでしょう。祈られるような状況こそが逆境、乗り越えれば幸福になるんでしょうけど。
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平成16年6月ごろ読む 感想文ノートを見つけたので、令和元年9月記入 脳に与える祈りの影響 ネガティブな祈り「呪い」・・・自分自身に悪影響を及ぼす、逆効果 ストレス物質であるコルチゾールが分泌 ポジティブな祈り・・・祈っている当人の脳によい影...
平成16年6月ごろ読む 感想文ノートを見つけたので、令和元年9月記入 脳に与える祈りの影響 ネガティブな祈り「呪い」・・・自分自身に悪影響を及ぼす、逆効果 ストレス物質であるコルチゾールが分泌 ポジティブな祈り・・・祈っている当人の脳によい影響を与え、幸福感を与える。 脳内快感物質が分泌される。 幸福な人、不幸な人 釈迦「人生で一番大事なことは何でしょうか?」の問に「幸せになることです」 幸福な人生とは、何事もない平穏な人生ではない。さまざまな困難が次々と襲ってくる人生の方が、それを乗り越えるたびに深い幸福感を感じる。 学び続け、成長続け、達成を繰り返すことの中に脳が幸福感を感じる。 自分一人だけで生きていけばいいと思っている人は範囲が最小となり幸福を感じられる機会もごく少なくなる。 釈迦、キリストは、人類全体を我が子のように深く思いやることのできた人だから、想像を絶する幸福感だったのではないか。→利己の幸福から利他の幸福へ
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「科学者として、人々の幸福に貢献したい」 「本当に幸福な生き方とはどのような生き方か?」 テレビにも度々出演し、著書も多数ある日本を代表する脳科学者の一人でもある著者は、この二つの問題意識を持って本書を出版した。 「よい祈り」を続けると、人生はよい方向に変わるのだと。 「...
「科学者として、人々の幸福に貢献したい」 「本当に幸福な生き方とはどのような生き方か?」 テレビにも度々出演し、著書も多数ある日本を代表する脳科学者の一人でもある著者は、この二つの問題意識を持って本書を出版した。 「よい祈り」を続けると、人生はよい方向に変わるのだと。 「祈り」と言っても宗教的なものだけに限らない。 親が子を慈しむ。 先輩が後輩を育てていく。 たくさんの人と関わりを持っていく。 その「利他的な行動」のなかで、「脳内快感物質」のドーパミンやベータ-エンドルフィンが分泌され、恋愛感情すら上回る「幸福感」が得られるのだという。 人からほめられる、よい評価をされるだけでなく、自分で自分の行動を「素晴らしい!」と思うだけで、持続的な幸福感に結びつくのだと。 認知症の症状がある人に、何らかの役割や責任を与えるだけで、その症状が改善する例も多いのだと。 「自分は誰かの役に立っている」「愛されている」という実感が幸福感となり、生きる力となる。 ナチスの強制収容所から生還した人は、けっして体力で勝った人でなく、「生きる意味」を持っていた人だった、とも。 人は一人では幸せになれない。 「その人の幸せを心から祈れる相手」が増えれば増えるほど、「自己」の範囲は拡大され、その分だけ脳が幸福を感じる機会も多くなるのだと。 まずは、身近な人に、目の前の出来事に誠実に。 人のために火をともせば、我が前明らかなるがごとし。 他人なれども語らひぬれば命にも替るぞかし。 一番難しくて一番簡単な幸せへの道しるべを示した、手軽に読める一書。
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