家康の仕事術 の商品レビュー
本の内容は良いが、タイトルがおかしい。著者が徳川の血族であることから出版社の意図もあったと思うが、まず「内緒話」ではないし、「仕事術」もそれほど多く語られていない。本書は、基本的には徳川家康の立身出世の物語で、竹千代時代から開幕後、駿府で大御所となってその後15代続く基礎固めをす...
本の内容は良いが、タイトルがおかしい。著者が徳川の血族であることから出版社の意図もあったと思うが、まず「内緒話」ではないし、「仕事術」もそれほど多く語られていない。本書は、基本的には徳川家康の立身出世の物語で、竹千代時代から開幕後、駿府で大御所となってその後15代続く基礎固めをするところまで網羅される。他の有名武将との性格や行動における対比や、戦も武力だけではなく、裏工作や根回しをいかに配慮したかが語られ、読み応えはある。直接的な仕事術、ビジネスの類の本ではないが、歴史から学び、人生や仕事に活かすというのはこの本に限った話でなく古今の歴史書すべてにあてはまる。 秀吉に江戸への転封を命じられた時の家康の行動は、今後、自分も仕事の場面で異動などなった時に思い返して力にしたいと思う。江戸の開拓・発展とそれが現在の東京にどうつながっているかという部分は非常に勉強になった。
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田安徳川家第11代当主の筆者さんが、家康さんの行なった事業を今の仕事に役立てるようにわかりやすく解説した読み物です。 歴史のお勉強にもなるし、今のビジネスに役立てられる部分もあるので、とても楽しかったです。 最初家康さんの十男の頼宣(よりのぶ)さんが水戸に入ってから駿府に移り、家...
田安徳川家第11代当主の筆者さんが、家康さんの行なった事業を今の仕事に役立てるようにわかりやすく解説した読み物です。 歴史のお勉強にもなるし、今のビジネスに役立てられる部分もあるので、とても楽しかったです。 最初家康さんの十男の頼宣(よりのぶ)さんが水戸に入ってから駿府に移り、家康さんの死後に紀伊に動いて今で言う「御三家」になったとは知らなかったなぁ…。 なかなか為になる本でした。
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- ネタバレ
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2013.5.13~27 読了(もらい物の本) 家康が天下を取るまでのエピソードはよく知られている話ばかり。しかし後半は江戸の城下町作り構想や幕府の長期政権化の仕組みづくりが興味深い。江戸城を中心とした”の”の字型で始まっているので現代の巨大都市化を可能にした、という点は説得力あり。また幕府の仕組みでは農政、寺社政策、大名統制、朝廷対策など全てがきめ細かく配慮されていたことが判るが、それもこれも三河時代以来の豊富なブレーンがいたからで信長、秀吉にはそのブレーンがいなかったので直ぐに滅びた、という指摘には納得。
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家康の末裔の書いた本ということと、現代の社長や企業に置き換えて、家康の功績を紹介してもらえるので、読みやすかったが、内容は浅かった印象。
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著者が家康の末裔である身びいきを割り引いても、読んでいて、家康の政治手法、経営感覚はたいしたものだと改めて感心できる。
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