続・森崎書店の日々 の商品レビュー
落ち着いた雰囲気の良い作品でした。 何かあった時に読書に逃げる気持ちが共感できます。 改めて振り返ると、自分もこれまで随分と本に助けられてきたように思います。 来年こそは神田古本まつりが開催されますように。
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神田の古書店が舞台。前作は、傷ついた若い女性が店主の叔父、古書店周りの人々との交流の中で元気を取り戻してゆく暖かい物語。2010年頃に読んでいたが続編が出ていたのは知らなかった。この続編で描かれるその後の日々も、大きな出来事がありながらもやはり静かで優しい。ささやかな一人一人の平...
神田の古書店が舞台。前作は、傷ついた若い女性が店主の叔父、古書店周りの人々との交流の中で元気を取り戻してゆく暖かい物語。2010年頃に読んでいたが続編が出ていたのは知らなかった。この続編で描かれるその後の日々も、大きな出来事がありながらもやはり静かで優しい。ささやかな一人一人の平凡な人生にもいろいろなことがあり、喜び悲しみの中で浮き沈みしながら多くの人々の思いに寄り添われて日常が続く。 映画化された「森崎書店の日々」は、出張中に下高井戸の小さな映画館で午前の上映を見た。とても良い気持ちになって映画館を出たのだけれどその日は家に帰れなかった。2011年3月11日のこと。
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再読。 前作は貴子の成長物語だったけれど、今作ではさらに深みある女性へと変化していく姿が印象に残った。
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辛4さんのレビューを読んで。辛4さん、ありがとうございます。 あ〜いいお話だったなぁ。 ずっと物語が終わらなければいいのに、ずっと貴子や貴子の大切な人たちのそばにいたいなぁ、と思いながら読みました。 貴子の言葉の選び方、センスがまぁ面白くてなんだかこの感覚味わったことがある‥‥...
辛4さんのレビューを読んで。辛4さん、ありがとうございます。 あ〜いいお話だったなぁ。 ずっと物語が終わらなければいいのに、ずっと貴子や貴子の大切な人たちのそばにいたいなぁ、と思いながら読みました。 貴子の言葉の選び方、センスがまぁ面白くてなんだかこの感覚味わったことがある‥‥なんだっけ‥‥あ!そうだ!ちびまるこちゃんだ!と一人納得してしまいました(笑) 自分探しの旅をしていた若い頃の叔父さんの写真を見て、「大丈夫、あなたはこれからたくさん温かい人に出会って、もうそんな悲しい瞳をしなくても済むようになるんだよ。腰痛と痔ろうに苦しめられながらも」とか(笑) 友だちの高野君が片想いの相手を前にトンチンカンなことをしているのを見て、イライラしてきてピークに達すると「この年中薄着男め」と力を込めて言い放つとか(笑)(高野君は謎に年中薄着なのである) 前作ではボロボロの心で辿り着いた森崎書店で、今はこうやって「行きたい場所があって、会いたい人たちがいる。自然な自分を迎えてくれる場所がある。それはなにより素敵なことだと思う」と貴子が思えるようになったことが読んでいて本当にほっこりできていつまでもこの人たちといたい、とこちらにも思わせてくれます。 でも後半はちょっと悲しいお話になってくるんですよね‥‥人は、人生は移ろいゆくもの、ということなんだろうなぁと思います。 温かい余韻が残る、そんなお話でした。
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続編です。 みなさん言われるように、一緒に読んだ方がいいですね。 桃子さんの感謝しつつ生きるさま、素敵です。 ありがとう。 じーんときます。 うまいなあ。 残される人のことをきちんと考え、そしてそのひとにあったひとことを残すあたり、桃子さんです。2冊の本から、その人がちゃん...
続編です。 みなさん言われるように、一緒に読んだ方がいいですね。 桃子さんの感謝しつつ生きるさま、素敵です。 ありがとう。 じーんときます。 うまいなあ。 残される人のことをきちんと考え、そしてそのひとにあったひとことを残すあたり、桃子さんです。2冊の本から、その人がちゃんと見えてくるって、ほんとにいい本だな、と。 +++ 「癒し屋キリコの約束」読んでない方、ぜひ読んでくださいね。 その本のキーワードも、ありがとうでした。 日本人でよかった。
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『続・森崎書店の日々』読了。 まさかの終わり方で終わったけど、心があたたかくなる内容でした。登場人物たちがみんないい人すぎる。すごく憧れる。 素直に気持ちを表に出すことができない人たち。本や文字、古本屋を介して、寄り添ったり、奮い立たせたり。なんかいいな〜、本って本当にいいよね。...
『続・森崎書店の日々』読了。 まさかの終わり方で終わったけど、心があたたかくなる内容でした。登場人物たちがみんないい人すぎる。すごく憧れる。 素直に気持ちを表に出すことができない人たち。本や文字、古本屋を介して、寄り添ったり、奮い立たせたり。なんかいいな〜、本って本当にいいよね。 そんな登場人物だけど、主人公の叔母、桃子さんが気丈に振る舞う姿はかっこよかったな。 なんとなくだけど、「棺を蓋いて事定まる」とはこういうことなんだろうか。 2021.4.29(1回目)
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失恋傷心した貴子が叔父の古書店で前に進む力を与えられ、叔父の妻桃子が突然の失踪から戻ってきて平凡でささやかな生活が再び始まった前編から2作目の本作では、恋愛に消極的な友人トモちゃんと辛い経験をしている貴子が互いの相手を信頼して気持ちが通じ合う迄の葛藤や迷いを古書店を取り囲む仲間を...
失恋傷心した貴子が叔父の古書店で前に進む力を与えられ、叔父の妻桃子が突然の失踪から戻ってきて平凡でささやかな生活が再び始まった前編から2作目の本作では、恋愛に消極的な友人トモちゃんと辛い経験をしている貴子が互いの相手を信頼して気持ちが通じ合う迄の葛藤や迷いを古書店を取り囲む仲間を通じて成長し大人になって行く姿が描かれている。 小説の前半では古書通の話や昭和初期の小説が幾つか登場し読書家にとってはちょっとニンマリする場面もありますが、前作・本作で共通している物語の骨格は男女の感情(特に古書店主夫婦や姪貴子の恋愛関係)に焦点が合わせられて居り、特に叔父サトルと妻桃子の微妙な空気感でお互いを思いやる独特な関係は今時珍しい純愛なんだと思います。 古書店主夫妻・姪を中心としたとても狭い世界だけど素朴に温かくやさしく前を向いて生きる姿は現実の社会でも通用する生き方なのではないかと読後切ない気持ちになりながらも明日への希望を与えてくれる1冊でした。
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映画が好きで続編を読みました。でもレビューは8年後に書いています。 世界観はきっと好きなので改めて読み返そうと思います。
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古本で100円で売られているのを見つけた。前作がおもしろかったので迷わず購入。 この本を書いていたのは男の人だったことを発見。ずっと女の人が書いた物だと思い込んでいた。 桃子さんの手紙が桃子さんらしくてよかった。
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どストライクな前作を読んで即、続編読了。 べたな展開かもしれないけど、泣きました。 登場人物、みんないいひと。 みんな大好き。
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