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ひらひら 国芳一門浮世譚 の商品レビュー

4.4

47件のお客様レビュー

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    21

  2. 4つ

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2021/10/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

拾われ主人公の、仇討ちの相関関係がいまいち理解できぬまま、最後でやっと合点しました。 しかしなんだろう、なんでもエンタメにしてしまえる作者の匠の技。。月岡芳年いた!

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2021/01/26

江戸の絵師、歌川国芳の弟子になる元武士で主人公の伝八も凛としてかっこいいのですが、その師匠の国芳の親分っぷりに惚れ惚れしました。伝八の過去に何があろうと豪快な調子で受け入れる。これぞ人情という感じで弟子たちだけでなく、人に慕われるのがわかります。それと、徹底した世界観に圧倒されま...

江戸の絵師、歌川国芳の弟子になる元武士で主人公の伝八も凛としてかっこいいのですが、その師匠の国芳の親分っぷりに惚れ惚れしました。伝八の過去に何があろうと豪快な調子で受け入れる。これぞ人情という感じで弟子たちだけでなく、人に慕われるのがわかります。それと、徹底した世界観に圧倒されました。江戸の背景から細かい景観、言葉遣いなどがまるで見てきたかのように描かれていてぐいぐい惹き込まれました。物語の背景に影がある分、キャラクターたちにユーモアがあって、どこか笑える要素があるのも良かった。

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2018/10/12

ジャケ買い。歌川国芳に拾われた男は過去を決して語らないが、一門は家族のように温かい。絵柄も綺麗で江戸の風俗研究も見事。

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2017/08/30

著者の江戸漫画が気に入り、「極楽長屋」に次いで本書を読了。身投げした侍を拾って絵師にしようなんざぁ粋だね~。伝八の過去とそれに続く苦悩を包み込んでしまう国芳一門と江戸という良い時代を感じる。番屋から解放された伝八が、これから「ひらひら」と生きていけるのか? 一巻完結は何とも惜しい...

著者の江戸漫画が気に入り、「極楽長屋」に次いで本書を読了。身投げした侍を拾って絵師にしようなんざぁ粋だね~。伝八の過去とそれに続く苦悩を包み込んでしまう国芳一門と江戸という良い時代を感じる。番屋から解放された伝八が、これから「ひらひら」と生きていけるのか? 一巻完結は何とも惜しい!

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2016/09/09

田坂伝八郎はとある出来事をきっかけに浮世絵師・歌川国芳の弟子となる。国芳の門下生たちに囲まれ、伝八は絵師としての頭角を現していくが―。 1巻完結もの。冒頭で入水自殺を図ろうとした伝八の暗い過去と雰囲気にハラハラする部分もありますが、一貫して描かれる国芳の男気溢れる性格と彼をとり...

田坂伝八郎はとある出来事をきっかけに浮世絵師・歌川国芳の弟子となる。国芳の門下生たちに囲まれ、伝八は絵師としての頭角を現していくが―。 1巻完結もの。冒頭で入水自殺を図ろうとした伝八の暗い過去と雰囲気にハラハラする部分もありますが、一貫して描かれる国芳の男気溢れる性格と彼をとりまく門下生の底抜けの明るさに読み手も気持ち晴れ晴れ。その中で伝八も少しづつ変化を見せます。 「先ずは!いざ!!吉原へ!!!」の男たちの生き生きとした表情よ(笑) 辛く苦しみの多い「憂き世」だからこそ、ひらひらと舞うように俗世を浮かれて生きるのもまた酔狂。江戸っ子ならではの人情と熱意、人の繋がりが沁みます。

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2015/03/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

歌川国芳一門を中心とした江戸の人間模様が非常に心地よかった。 浮世絵という不慣れな文化も、言葉による説明だけでなく絵で見せてくれるシーンが多いため理解がしやすく、知らない世界であってもすんなりと物語に入り込むことができた。 ただひとつ気になるのは、最後に関してはあれでよかったのか、ということ。 主人公の親殺し(そうでなくても人殺し)の罪と、師匠や兄弟子衆の罪では深い線引きがあると思う。仇討ちという理由があろうと、身内がさして気にせず受け入れているのには違和感があった。 そこ以外が全編通して面白かったので満点は揺るがないけど、少し気になった。

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2015/02/22

何故かBLの場所にあったので帯の絵に惹かれ購入。 非BLではあったものの出会えて良かったマンガでした。

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2014/03/24

歌川国芳というと、猫の絵、鯨の絵、そしてやくざの親分のような人であったとも。 何だかよく分からなくて、親しみが持てずにいたのだけれど・・・ この作品では、弟子を愛し、不憫なものを放ってはおけず、その一方で火事や鯨と聞けばいの一番にかけつける、どちらかというと「おちゃめな」親爺、...

歌川国芳というと、猫の絵、鯨の絵、そしてやくざの親分のような人であったとも。 何だかよく分からなくて、親しみが持てずにいたのだけれど・・・ この作品では、弟子を愛し、不憫なものを放ってはおけず、その一方で火事や鯨と聞けばいの一番にかけつける、どちらかというと「おちゃめな」親爺、という設定。 過酷な半生を送ってきた伝八郎(芳伝)が国芳に拾われて、一門の絵師になるまでを描いている。 割と心温まる内容で・・・いやいや、それはよかったんだけど、ちょっとびっくり。

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2014/02/18

国芳を描いた漫画と聞いて読みました。 内容は史実に沿ってるのかよくわからず、肝心の浮世絵もほぼ出てこず、ちょっと残念でした。 しかし絵はキレイだし読み応えもまあまあ。 次回作があるならそれに期待したいです。 髪型が似ているからか、だれがだれなのか時々混同するのは時代もの漫画の宿命...

国芳を描いた漫画と聞いて読みました。 内容は史実に沿ってるのかよくわからず、肝心の浮世絵もほぼ出てこず、ちょっと残念でした。 しかし絵はキレイだし読み応えもまあまあ。 次回作があるならそれに期待したいです。 髪型が似ているからか、だれがだれなのか時々混同するのは時代もの漫画の宿命ですかね?

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2014/01/03

絵が綺麗だし、時代劇好きな私には合った! 愛情深い国芳と弟子らの、人生楽しまにゃ損損、笑え!って明るさが読んでて清々しい。 ただ玉葉には廓言葉使って喋って欲しかったなぁ。 上方なら上方の廓言葉があったろうから。

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