もし小泉進次郎がフリードマンの『資本主義と自由』を読んだら の商品レビュー
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1.農業補助金の廃止(価格支持、輸入制限に反対。所得補償を推奨) 2.関税の撤廃(為替取引の99%は投機。貿易決済は1%) 3.最低賃金の廃止(最低賃金の引き上げは失業者を増やす?) 4.企業への規制撤廃 5.政府による電波割り当ての廃止(日本以外先進諸国で周波数オークション開催) 6.公的年金の廃止(公平な再分配でない) 7.職業免許の廃止(免許と資格認定を区別) 8.教育奨学金(バウチャーで貧民が私立校に) 9.郵政民営化 10.負の所得税への一本化(年金・法人・所得税廃止。生活保護の支給額が最低賃金より高い日本の場合、例えば課税最低限度が4百万円で税率20%とすると、所得が2百万円の人には4百万円-2百万円×20%で40万円支給する。これだと(マイナスの)課税後所得は2.4百万円で、仮に所得が3百万円に増えたら課税後所得は3.2百万円になるので勤労意欲は保たれる。アメリカではEITC(勤労所得税額控除)として導入済み) これら、幾つかの賛否の話題を振ったら盛り上がるものもあるかも。
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『資本主義と自由』より先にコッチを読んでしまうという。この漫画の良し悪しもそれを読んでからという事で、ニュートラルに星三つ。少なくとも『資本主義と自由』を読みたくなったので、その意味では本書の狙い通りに動かされています。
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「もしドラ」に似たようなコンセプトで書かれた書籍。2015年に経済破綻した日本の設定。今の政治家で設定された登場人物がでて現実味がありおもしろい。経済は詳しくないが、数年後同じ状況に日本がなりうる可能性は充分ありうる。「日本経済が破綻」したらどうなるか大変勉強になりました。この本の内容が正解とは思わないが、一部は正解になるのかな。 「最終的には日本国民が覚悟を持って経済を再建すれば、ふたたび繁栄を取り戻すでしょう」p217 日本人は変化を嫌うが、現状を打開するには思い切った改革が必要。そのためには痛みが伴う覚悟を伴うことを国民は理解する必要がある。 改革には、小泉新次郎(や大阪の橋本さん)みたいな人が必要なんでしょうか。今度、フリードマンに関する書籍にも挑戦しようと思います。
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「まぁマンガだから」というスタンスで読ませていただいた。 経済学の難しい理論は分からないであろうという前提。 「あわよくばこの本をきっかけに詳しく勉強しよう」というスタンスだ。 小難しいことは分からなくても、大まかな雰囲気で「日本の国債が信用を失ったとき」を感じることが出来た。...
「まぁマンガだから」というスタンスで読ませていただいた。 経済学の難しい理論は分からないであろうという前提。 「あわよくばこの本をきっかけに詳しく勉強しよう」というスタンスだ。 小難しいことは分からなくても、大まかな雰囲気で「日本の国債が信用を失ったとき」を感じることが出来た。 日本円の価値が下がるとどうなるのか、財政の緊縮を行うにはどれだけ多大な痛みと改革を伴うのか、よく分かる。 とても莫大な金額で切り詰める必要があり、現状の国政でそれだけの財政切り詰めはまず不可能なこと、それでいてこのペースだと必ず財政破綻は起こるということを身にしみて感じた。 たとえ財政が破綻しても、恐らく日本の国政では改革案をうまくまとめることはできないかもしれない。 あらゆる聖域を大幅にカットすることになるのだから。 「かつて日本が変わったのは外圧があった時だけ」と言われるように、多方面に配慮した結果身動きが取れなくなる、これは日本人の性なのかもしれない。 それにしても国政が四方塞がりになってしまう状況でどうあがくかをシミュレートしているのは非常に面白かった。 また名前は変えてあるが、実在する人物のモデルが多く出演しており、描かれ方に面白いと感じることも。 経済学をきちんと学んで読むともっと面白い、あるいは批判することが出来るのだろう。 経済学の理論について詳しく語られている本では無い。
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楽しかった。 本書に書いてあることと、今実際に起こっていることが あまりにも近いので、どちらが現実なのか、 読みながら混乱することもあった。 日本ではコンセンサスが重要視されて、何も決められない政治がこのまま続き、本書の通りの未来になるように思う。
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国債引き受けができず、財政破綻した日本を舞台に、小泉進次郎が首相になりフリードマンの資本主義と自由をベースに政策を出したら?? というもしドラ的。 今もよく言われる財政破綻は起こりうる可能性はゼロではないし、もし起こったときの様子を理解するには読みやすい。 まず個人レベルでで...
国債引き受けができず、財政破綻した日本を舞台に、小泉進次郎が首相になりフリードマンの資本主義と自由をベースに政策を出したら?? というもしドラ的。 今もよく言われる財政破綻は起こりうる可能性はゼロではないし、もし起こったときの様子を理解するには読みやすい。 まず個人レベルでできることはペイオフに備えることかなぁ。
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フリードマンを読んだことがなかった事と、政治に関する知識がなさすぎて深く読むことができなかった。知識をある程度得た後に読めばもっと面白かったはず。 本としてはとても面白い。
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大学の時以来、経済学ほとんどふれていないが、これはマンガということもあり、チャレンジしてみた。 ミルトン・フリードマンというノーベル経済学賞をとった人の『資本主義と自由』にかかれている政策を、小泉進次郎がやってみたら?という、ドラッカー読んだ野球部の女子マネージャーみたいなスト...
大学の時以来、経済学ほとんどふれていないが、これはマンガということもあり、チャレンジしてみた。 ミルトン・フリードマンというノーベル経済学賞をとった人の『資本主義と自由』にかかれている政策を、小泉進次郎がやってみたら?という、ドラッカー読んだ野球部の女子マネージャーみたいなストーリー。 理論的に、将来起こりうることを実在の人物に近い登場人物たちがやっていこうとするストーリーが想像力をかきたてられる。 経済理論など小難しい用語盛り沢山なので、ある程度用語や理論を知ってないと楽しさ半減。 けれど、政治次第では未来はかえられ、それを経済学の理論や政策が役立っていくのを感じられる本。 これを気に勉強を深めると世の中の物事がよりわかるような気がする⁈
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日本の財政危機を漫画でリアルにシミュレーション。本当にハイパーインフレになってもおかしくない予兆が見えているので、フィクションとはいえ個人のリスク対策も大事だと思った。
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2015年に日本でハイパーインフレが起こったという設定。日本の政治の問題点をわかりやすく解説してくれている。こんな世の中にならないように、政治にはしっかり興味をもって投票にいかねば。
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