くちびるに歌を の商品レビュー
第116回ビブリオバトルinいこま「音楽が聴きたくなる本」で紹介された本です。チャンプ本。 2024.10.27
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話に引き込まれ、いっきに読んでしまいました! 「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」は私も好きな歌なので、読んでいる間ずっと頭の中で流れていました。 いろんな子のいろんな背景が散りばめられていたけど、でもどこかで繋がっていて…という感じが心地よいお話でした。 サトルが自分に宛てた手紙は涙...
話に引き込まれ、いっきに読んでしまいました! 「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」は私も好きな歌なので、読んでいる間ずっと頭の中で流れていました。 いろんな子のいろんな背景が散りばめられていたけど、でもどこかで繋がっていて…という感じが心地よいお話でした。 サトルが自分に宛てた手紙は涙が出てきましたが、仲間ができたことで彼の世界が広がったようで嬉しかったです。 エピローグのところは最高に素敵でした!
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読み始めた勢いでそのまま読破。より現代ふうで自分には親しみやすいお話でした。中学生男子のもつ出どころのわからないエネルギーがよく描かれており、微笑ましかったです。一方で、少数の抱える闇もあって、さっぱりした書き方ではあるものの、「いま」が丁寧に描きだされているなあ、と感じました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
産休に入る先生の代わりに臨時で顧問に…って、設定はよくあるけど、臨時の先生にも、産休に入る先生にも、生徒一人一人にもみんな色んな事情があって、なかなか盛りだくさんでした。コンクールの合唱よりその後の方が泣けた!いいお話しでした。
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思春期の少年少女の悩みや葛藤が描かれており、15年後の自分への手紙に表れる本音が心苦しさも人間らしさも感じらた。主人公が自身で感じる存在と他視点で見られる存在を混ぜることにより、誰にも理解してもらえないと思っている悩みを抱えていることが強調されていた。歌を通してほんの少し前までは...
思春期の少年少女の悩みや葛藤が描かれており、15年後の自分への手紙に表れる本音が心苦しさも人間らしさも感じらた。主人公が自身で感じる存在と他視点で見られる存在を混ぜることにより、誰にも理解してもらえないと思っている悩みを抱えていることが強調されていた。歌を通してほんの少し前までは想像できなかったような存在の繋がりが構築され、思春期の少年少女の成長を読める作品で面白かった。
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多感な年頃の15歳たちの歌声を、 「合唱」は溶かし合い絡ませ合い、 ひとつの音楽にする。 その歌声が、込められた感情が 読者に届けられる。 五島の青空と風に乗って。
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青春小説。中学生の青春がつまった美しい作品。 先生が主役なのかと思っていたら、思いっきり生徒たちの話。 先生の詳しい過去とか、心情とか全くなくて生徒目線の話でいい意味で裏切られた。 先生側のストーリーも見たくなった。 男の子目線のストーリーと女の子目線のストーリーが交互に展開さ...
青春小説。中学生の青春がつまった美しい作品。 先生が主役なのかと思っていたら、思いっきり生徒たちの話。 先生の詳しい過去とか、心情とか全くなくて生徒目線の話でいい意味で裏切られた。 先生側のストーリーも見たくなった。 男の子目線のストーリーと女の子目線のストーリーが交互に展開されて、2人の主役って感じなんだけど、この2人は全然交わらない。 ひとつの世界に2つのお話が展開していて、凄く新鮮だった。 ただ、最後の最後にエピソードが繋がるところがあって、美しい構成だった。 音楽小説でいうと「蜜蜂と遠雷」は言葉でしっかり音楽を表現していたけれど、この小説は音色の表現とかよりも、ストーリー重視。歌にたいしての表現はそんなに多くない。合唱コンサートに向けてのドラマを描いてくれて、エンタメだった。 長崎弁が心地よく、話の展開も気持ちいい。 青春小説はこういう温かい気持ちになれるぐらいが、ホントにいいね。
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めちゃくちゃ昭和 の中にちょこちょこ今が入り キラキラと言うより ほんわかします いいお話でした
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別名義含めて初読み、かな? 平易かつバランスよく読みやすい物語。 余白が適度にあって自分なりのイメージを織り交ぜながら読めたのが良かった。方言もいい感じに響きました。 黒歴史な自身の中学生時代(^^; をちょいと思い出しつつ読みました。
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中田永一と書いておついちと読む…ってそんなわけあるか!どんな難読漢字だよ! 実はおついちをローマ字表記にして並べ替えるとNAKA…って文字数が全然足りんわ! 遂に乙一さんです 土瓶さんのお勧め本は(自分にとっては)当たり外れが大きいので、読みたいリストがパンパンの今はなるべ...
中田永一と書いておついちと読む…ってそんなわけあるか!どんな難読漢字だよ! 実はおついちをローマ字表記にして並べ替えるとNAKA…って文字数が全然足りんわ! 遂に乙一さんです 土瓶さんのお勧め本は(自分にとっては)当たり外れが大きいので、読みたいリストがパンパンの今はなるべく避けてるんですが、そこにみんみんのお勧めが加わると信頼度が跳ね上がって読んでみようって気になります 分かりやすく言うと、泡で②のサンゴ礁リーチだったんで期待してなかったらサム出てきたみたいなことです(珍しくわかりやすいが対象が絞られる) そして実は乙一さん初読なんですよね そして実は実はデビュー当時から注目してた作家さんだったんです でも2023年に初読 乗り遅れて意固地になる症候群が発症しちゃってたんですね もったいない ほんとにね凄かったんですよ デビュー当時から天才と称され、文學界に彗星のように現れた乙一さん ほんとに「彗星のように」って言葉は乙一さんためにあるような言葉でした もしくはシャア・アズナブルか あ、そういえばシャアも複数のペンネームを使いこなしてましたね シャア・アズナブル キャスバル・レム・ダイクン クワトロ・バジーナ 乙一さんは文學界の赤い彗星や〜 あ、一応中身にも触れると、とってもいいお話だったんですが「ひらがな」の使い方が気になっちゃいました 対象年齢が15歳と考えても解せない 何かしらの効果を狙ってのことなのかな 他にも読んでみないと分からんな〜
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