気仙沼に消えた姉を追って の商品レビュー
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生島家の話と思いきや、当時近隣に住んでいた人たちの記憶をたどって姉の経験を推測する話だったので、単なる内輪に収まらないスケールで読ませた。 特に最初に出てくる斉吉商店の話でかなりがつんと泣ける。その後斉吉商店のサイトを読むとさらに感動し、公式Twitterでちょっとほっこりする過程を経て読破。 ノンフィクションとしてもすばらしいが、やはりこの斉吉商店の人間力に私はすごく心を動かされましたね。
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生島ヒロシさんの弟で スポーツジャーナリストの生島淳さんのルポ。 3.11後行方不明をなった姉の消息を追ううちに、生島さんは故郷気仙沼を調べていく。 加工業を営む斉吉商店、大島の英語教師、気仙沼高校の学生達の3.11前と震災後についての取材、そして震災当日の姉の行動を推測して書...
生島ヒロシさんの弟で スポーツジャーナリストの生島淳さんのルポ。 3.11後行方不明をなった姉の消息を追ううちに、生島さんは故郷気仙沼を調べていく。 加工業を営む斉吉商店、大島の英語教師、気仙沼高校の学生達の3.11前と震災後についての取材、そして震災当日の姉の行動を推測して書かれている。
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烏兎の庭 第四部 書評 9.1.12 http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto04/diary/d1209.html#0901 https://ss675396.stars.ne.jp/uto04/diary/d1209.html#0901
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私は、気仙沼出身です。 本書で知りましたが、著者のお姉様のご自宅から歩いて10分もかからないところに住んでいました。 小さい頃、曙公園でいつも遊んでいました。 また、私自身は面識がございませんが著者のお兄様等と親戚が幼いころから仲が良いと伺っておりました。 他にも、面識がないのにもかかわらず多々のつながりや共通点、共感できる点が多々ございました。 これだけでも、著者が著している気仙沼という街の狭さと窮屈さを、とても共感してしまいます。 幼いころはちょっとしたことでもすぐに家族や近所の方に伝わってしまうという息苦しさ。 その、雁字搦めで窮屈な生活が嫌で気仙沼を離れる人も多いと思います(私もその一人でしたが^^;) 気仙沼を離れてわかった気仙沼の良さ。 その、息苦しい雁字搦めな生活が反対に、良さになるなんで思ってもいませんでした。 著者の幼いころから青春時代の想い出話。 しかし、その思い出を作った場所は、もうない。 その悲しさ、せつなさ、空虚感。 このパラドックスにも感じてしまう想いに、とても共感してしまいます。 気仙沼という土地が好きだったからこそ、その田舎臭さや狭いコミュニティーに反発してしまう。 著者の気仙沼が好き、という想いが伝わってきました。 そしてお姉様のこと。 多分、著することもつらかったのだろう、と心中を察してしまいます。 お姉さまへの感謝、想い、冥福を祈る気持ち。 このように、別れると思っていなかった。 こんな、つらい死に方をすると思っていなかった。 生前、もっと姉孝行をすればよかった。 後悔後を絶たず。 著者のやるせなさを感じました。 震災から時がたち、すこしずつ風化してきます。 気仙沼出身の私でも、(私自身も実家が全壊となってしまったのにもかかわらず、)お恥ずかしい話ですが風化を避けて通れません。 このやるせなさ、つらさ、悲しさを忘れないこと。 そして、また同じような震災があったときは思い出すこと。 強く、強く感じてしまう一冊です。 もし機会があれば、気仙沼に関わったことがない人にも読んでいただければうれしいです。
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死者数や流された戸数などで被害のひどさを多くの人に伝えることはできるけど、有名でもない田舎の町が変わってしまうことの悲しさ、著名人でもない一人の姉がこの世からいなくなったことの悲しさは簡単には伝えられない。一冊かけてそんな伝えられない悲しさをなんとか伝えようとしている本だった。
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気仙沼からそう遠くない場所に住んでいるが、 わたしが知らない気仙沼の慣習などが沢山つまっており、 すごく興味深かった。 気仙沼と大島の隔たりも、この本を読まなければ知ることがなかった。 お姉さんの遺体が見つかった時の 著者の「姉ちゃんが帰ってくる」の一言に、 涙があふれた。 ...
気仙沼からそう遠くない場所に住んでいるが、 わたしが知らない気仙沼の慣習などが沢山つまっており、 すごく興味深かった。 気仙沼と大島の隔たりも、この本を読まなければ知ることがなかった。 お姉さんの遺体が見つかった時の 著者の「姉ちゃんが帰ってくる」の一言に、 涙があふれた。 謹んで、お姉さんのご冥福をお祈りいたします。
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廻船問屋から水産小売業、加工業と変化を続けた斉吉商店の第二章がいちばん面白かった。気仙沼が水産業によって発展してきた町だということがよくわかった。バレーボール部の高校生の章はスポーツライターである著者の強みがよく発揮されている。
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気仙沼出身者だけに、知人を頼った取材が色濃く反映され秀逸なノンフィクションだと思った。 描写にはリアル感が伴うし、斉吉商店の「金のさんま」に触発され、さんまの煮付けが晩御飯のおかずとなった。 最後のお姉さんの章では、やはり涙がこぼれる。 彼の胸の痛みがよく分かる。
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心よりお姉さまのご冥福をお祈りいたします。 気仙沼に生きた人たち、これからも気仙沼で生きていく人たちの姿を通じて、この東日本大震災をあらためて深く心に刻みました。私は海辺の田舎育ちなので、自分のふるさと、自分の親兄弟、自分の人生について思いをめぐらせました。 日本の水産業を支えて...
心よりお姉さまのご冥福をお祈りいたします。 気仙沼に生きた人たち、これからも気仙沼で生きていく人たちの姿を通じて、この東日本大震災をあらためて深く心に刻みました。私は海辺の田舎育ちなので、自分のふるさと、自分の親兄弟、自分の人生について思いをめぐらせました。 日本の水産業を支えてきた気仙沼という街をはじめてきちんと知ったとともに、そこで生まれ育った人々の「ふるさと」が喪失してしまった哀しみを思うと胸が締めつけられます。 失われたいのち、失われた街は元通りにはならないけれど、気仙沼を愛し力強く生きる人々が街に息吹を与え、気仙沼というふるさとが必ずや再生することを願ってやみません。
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