それは「うつ」ではない の商品レビュー
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DSMのうつ病では、愛する人との死別以外、深刻な喪失に対する人間の自然な反応を疾患のカテゴリーから除外していない(しかもDSM5では死別反応すら除外されない方向で話が進んでいる)が、悲哀反応は様々な動物、文化でみられる。操作的診断により正常な悲哀反応までもがうつ病として扱われるようになったことは薬物療法、研究に悪影響を与えている。 フロイトの流れを汲んで、病気の原因を探ろうとする一派と、クレペリン流に症候学的にアプローチしようとする群の戦いの結果、DSM3でクレペリン派に軍配が上がり、操作的診断が出てきた、という見方はあまりに短絡的。現状では両派の前提を全く無視した診断基準となっている。 入院中心の時代には長時間かけて診察を行うのが普通であり、ここではうつになった理由の有無について検討することもできた。現代の外来中心の精神医療ではそんなに一人ひとりに時間を避けず、操作的診断を汎用せざるを得ないという事情もある
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あら、DSM-IIIのスピッツァーが序文書いてる。立場を変えて来たるべきDSM-Vとか批判する側にまわっているという話。かなり堅い本なのでゆっくり読む必要があるな。 ちょっとパラ見。精神医学の伝統にもとづき、冨高辰一郎先生が書いてた「反応」と「疾患」の区別をちゃんとしよ...
あら、DSM-IIIのスピッツァーが序文書いてる。立場を変えて来たるべきDSM-Vとか批判する側にまわっているという話。かなり堅い本なのでゆっくり読む必要があるな。 ちょっとパラ見。精神医学の伝統にもとづき、冨高辰一郎先生が書いてた「反応」と「疾患」の区別をちゃんとしよう、それも進化論的な理解にもとづいて、とかそういう感じ(冨高先生のネタ本の一つなのかもしれない)。よくある「製薬会社の陰謀」とかそういうんではない。うつ病の理解の歴史もよい。かなり重要そうな本なので図書館に入れてもらおう。
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