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あかりの湖畔 の商品レビュー

3.2

31件のお客様レビュー

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2017/01/27

湖畔に暮らす三姉妹の、家族にまつわる物語。青山さんの作品はまだ2作目だけど、情景が記憶に残る文章だな、というのが第一印象。次はどれを読もうかな、と思わせてくれる。

Posted byブクログ

2016/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

さびれた温泉街を見下ろす大きな湖のほとり、遊歩道の奥にある「お休み処・風弓亭」の三姉妹。 次女・悠は東京へ出て女優を目指し、高校生の三女・花映も外の世界に憧れている。 26歳の長女・灯子だけが、生まれ育った場所でいつまでも変わらぬ生活を望んでいた。 ある日、一人の青年がやってきて街に住み着く。 妹二人は彼こそが灯子の「運命を変える」のではと噂するが…。 (アマゾンより引用) 三姉妹とそれを取り巻く人々のお話。 が、最終的には彼女らの母親との話にすべて繋がっていくような… なんか THE小説って感じ(笑) もうほんと何か小説の王道を行ってるような、そんな印象 三姉妹の長女の性格があまり好きでなく、読みながら軽くイラッと…(笑)

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2015/08/25

青山七恵さんの長編小説。母親が家を出て行ってしまった家族の微妙なバランスの中で成り立っている毎日を描いた作品。期待した以上に面白かった。やはりお話作りは上手な作家さんです。

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2015/02/04

なんとなく漂う暗い雰囲気、記憶があるなと思い返したら、「ひとり日和」以来の青山さんの作品。 かなりダークな事件もリアルでちょっと怖かったけど、3人姉妹を中心にした家族のバランスや狭い地域のコミュニティとか、すごく微妙なところをきれいにまとめてる文章力はさすが。 読んでいるときは気...

なんとなく漂う暗い雰囲気、記憶があるなと思い返したら、「ひとり日和」以来の青山さんの作品。 かなりダークな事件もリアルでちょっと怖かったけど、3人姉妹を中心にした家族のバランスや狭い地域のコミュニティとか、すごく微妙なところをきれいにまとめてる文章力はさすが。 読んでいるときは気持ちが晴れないけど、読み終わるとすっきりする、そんな作家さん?

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2015/01/09

青山さんの作品を初めて読んだ。 最初ののんびりした印象からうってかわり、湧いてくる何らかの感情が 加速度を増して駆け抜けていった感じ。 読み終わってみれば作者の底知れぬ才能に圧倒された。 普段自分が読むジャンルとは違うけど、機会あれば他の作品も 読んでみようかな。

Posted byブクログ

2013/03/13

灯子、悠、花映の三姉妹には、姉妹の中でのそれぞれの立場や役割、特徴がとてもよく表れていた。「小さな秘密が時の経過とともに重みを増し今の自分の存在そのもののようになっている事」「未来の方を向いた秘密もある事」穏やかな文章の中からハッと気付かされる事柄が多かった。

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2013/02/22

SLBA選定図書 2012年度 第1期 Bセットから たった一つの家族だからこそ、言えない秘密がある・・・・。 湖畔に暮らす三姉妹それぞれの恋と成長を描いた読売新聞好評連載、待望の書籍化。 分類 913/ア

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2013/01/24

三姉妹の会話が心地良い。 人里離れた山奥に縛られている灯子に、少しいらいらしつつ、誰にも言えない秘密を抱えていることへの苦々しい思いに共感もした。 でもやっぱり、母親に対しても幼なじみに対しても、ひょんなことから出会った辰夫に対しても、どれも中途半端に終わった印象を受けた。 ...

三姉妹の会話が心地良い。 人里離れた山奥に縛られている灯子に、少しいらいらしつつ、誰にも言えない秘密を抱えていることへの苦々しい思いに共感もした。 でもやっぱり、母親に対しても幼なじみに対しても、ひょんなことから出会った辰夫に対しても、どれも中途半端に終わった印象を受けた。 再会したらすべてきれいにおさまる、って格好にどうしても見えてしまった。

Posted byブクログ

2012/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

山と湖畔に囲まれた小さなところで、土産屋兼飲食店である風弓亭 を営む久米一家。 既に引退した父のかわりに店を任されている長女の灯子 女優になると東京へ行く次女の悠と、高校生の末っ子の花映。 伯母の芳子にいとこの俊介、灯子の幼馴染の淳次。 東京からひょっこりやってきた辰生。 かつてそこにいた母の面影といつまでも消えない灯子の罪の気持ち。 読むの時間かかったあー。 湖畔のふもとで経営しているお店とか なんとか荘って名前のついたペンションとか民宿とかアパートとか そういうところでの話って多いよね。 こんなに長編が書けるのは楽しい気分なのかな! 井上荒野のだりや荘の父はクリスマスを盛大に祝うことを非難していたのにたいし 風弓亭の父源三の場合はクリスマスは明るく楽しくやってるのが 対照的で印象に残った)^o^(

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2012/10/25

人間には、一カ所にずっと居れる人と、一カ所にずっと居れない人の二種類がいるんだなぁと読んで思った。 本当は一カ所にずっと居れない人なのに、自分を騙して一カ所にずっと居ると変になっちゃうし、その逆もある。 今の自分と重なる所もあってスラスラ読めた。

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