吉田キグルマレナイト の商品レビュー
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※このレビューにはネタバレを含みます
日本ファンタジーノベル大賞 受賞作 新人賞を取った作品です。 結構サクサクと軽く読めるお話です。 着ぐるみが意思を持って役者達に語りかける。 選ばれし聞こえる者がいる。 舞台はあり得るけれど、実際にはあり得ないファンタジー。 設定は面白いと思います。 ただ、なぜ着ぐるみが意思を持ったのか? からくさ一座のバックボーンなど、一座になぜこのような人達がいるのかなど… また各キャラが良い設定を持っているだけに、使い切れていない部分があり少し勿体なく感じました。 あとせっかくなので、もっと着ぐるみたちと演者との会話を描いて欲しかったですね。 今後連作にして丁寧に、着ぐるみたちの謎について描いてもらってもアリかな~っと思います。 もし続編が出ることでゼぺ爺や吉牟田君は実は人間じゃなったとしても、ジャンルがファンタジーだから許せるかもしれない(笑)
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第23回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作。 主人公、水野葉一は、アルバイトのヒーローショーでその他大勢の戦闘員から凖主役のカッテンジャーに抜擢されるが、その初舞台で失敗、辞めさせられる。 だが、ヒーローショーの先輩の伝で「鞍馬からかさ一座」の仕事を紹介されそ...
第23回日本ファンタジーノベル大賞の優秀賞受賞作。 主人公、水野葉一は、アルバイトのヒーローショーでその他大勢の戦闘員から凖主役のカッテンジャーに抜擢されるが、その初舞台で失敗、辞めさせられる。 だが、ヒーローショーの先輩の伝で「鞍馬からかさ一座」の仕事を紹介されそこに入る。だが、その劇団はただの子ども向け着ぐるみショーではなかった。 いやあ、着ぐるみ道の奥は深い(笑)。また、舞台は京都。葉一の大学のお膝元、吉田界隈……。吉田スタジオパーク。 オイラ思い出すのが、万城目学さんの鴨川ホルモー。あのオニたちが暴れ回った吉田神社界隈なら、こんな妙な劇団があってもおかしくない。現実離れした物語ですが、読み終わると、主人公の成長した姿にほのぼのします。ファンタジー、ジュブナイル。 オイラの歳で読んでるのが恥ずかしいが、とっても面白いです。
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第23回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作品。とても気持ちのいい青春成長物語。本作がなにゆえファンタジー大賞なのか。それは読んでのお楽しみ。
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