夢玄館へようこそ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
面白かったけど、どの登場人物も好きになれなかったなあ。 モトナリがちょっとよさげやったけど、土壇場でアレやし。 蒼井さんがかっこええかなあ。 でも、続きが出たら読みたいかなあ。
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結末は予想通りではあったけれど、一話完結の展開はミステリー風で、読み物としては読者を飽きさせない。ドラマ脚本の原作のような仕立ての作品。
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夢玄館へようこそ。こちらは昭和45年に建てられたアパートをリノベーションしたショッピングモールです。 という、夢玄館。 オーナーで伯母である玄田凜子の入院のため、管理人代理としてやってきた風見花純。 しかし夢を追う人種が嫌いな花純はことあるごとにオーナーたちと衝突し、結果揉め事に...
夢玄館へようこそ。こちらは昭和45年に建てられたアパートをリノベーションしたショッピングモールです。 という、夢玄館。 オーナーで伯母である玄田凜子の入院のため、管理人代理としてやってきた風見花純。 しかし夢を追う人種が嫌いな花純はことあるごとにオーナーたちと衝突し、結果揉め事に巻き込まれ・・・。 という連作短編集。日常の謎系? なんだか軽い読み心地ですね~、って思っていたらラスト近くで豹変。 うわぁ、一気にダークだよ。。。 って、こういう裏切りが入るのは嫌いじゃないですけどね。 けっこうサクサク読めて、読んだ後ですぐに忘れそうだなぁ、なんて思っていたのでここでかなり印象に残りました。 希望のある終わり方で。シリーズになるのかな? その後も知りたい感じ。 ちょっと北森鴻さんの『香菜里屋』シリーズを思い出したのは、蒼井さんのお店のせいかな?
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「荘」モノの新しい形登場。 「夢」をはさんで対峙するオーナー代理と店子たち。他人の夢によって追い詰められた失業中のハナちゃんが、あくまで自分の夢を追い続けるかなり個性的な店子たちに振り回されつつ人間として成長していく物語…と思いきやっ! 水生さんの小説がそんなに簡単な物語であるは...
「荘」モノの新しい形登場。 「夢」をはさんで対峙するオーナー代理と店子たち。他人の夢によって追い詰められた失業中のハナちゃんが、あくまで自分の夢を追い続けるかなり個性的な店子たちに振り回されつつ人間として成長していく物語…と思いきやっ! 水生さんの小説がそんなに簡単な物語であるはずがない! オーナーが夢を追い続ける若者たちに古アパートをショッピングモールとして貸し続ける理由、そして、もうひとつの夢とかけ離れたグレーのリアル。その両極があるからこそ一見現実逃避しているような店子たちの生活が生き生きと浮かび上がってくる。 1章ずつ読みながら考える。私の夢はどこへ行ったのだろう。 両手に余るほどの夢を抱えていた自分はどこへ行ったのだろう。 夢を見るのに期限なんてないんだ。そう、まだ遅くはない。夢見る夢子で何が悪い!
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