魔女の処方箋 の商品レビュー
いつも通り可愛くてきゅんとする短編集シリーズ。 読みやすい。 表題作は勝気×勝気だがいらいらすることなく読めた。
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登録してなかったことに気づき慌てて登録。読んだのがだいぶ前だったため、記憶を掘り起こしながらのレビュー(笑) 表題作2作品と三千寵愛在一身シリーズの番外編2作品と西洋ファンタジーもの2作品の合計6作品の短編が収録。 三千寵愛在一身の番外編は短編でもまとまってました。1話目の「梨花一枝春帯雨」の方が好きかな。結婚したもののうまくいってない夫婦が雷の夜の出来事から少しずつ心が近付いていき、ラストは甘々な感じが良かったです。キュン!としました。「桃の夭夭たる」は雨降らす花の続編にあたるのかな?その後の話なのでラブラブです。 表題作の魔女の処方箋「薔薇色の媚薬」「エメラルドの祝福」は西洋ものです。三千寵愛在一身とは舞台が違いますが、こちらも楽しく読めました。赤い髪は魔女の証だと疎まれ、王女なのに離宮に追いやられていたロザリアは敵国への服従の証として政略結婚させられてしまいます。初夜で結婚相手を怒らせてしまったロザリアは彼の怒りをなだめるため、自分の持っている不可思議な力を彼のために使うと約束して・・・。 病気やけがを自分の身に移して他者を救おうとするロザリアの健気な姿にレイノルドは惹かれたのでしょうね。ストーリーもテンポよく進み一気に読み終えてしまいました。続編にあたる「エメラルドの祝福」はもう甘々すぎて身悶えました(笑) 「私の愛しい宝石姫」。涙が宝石に変わる体質のエリーヌは物心ついた頃には見世物小屋にいた。そんな境遇から彼女を救い出してくれたのはお金持ちの子爵夫妻。けれど、優しかった子爵夫妻も多額の借金をしてからエリーヌに例の力で宝石を生み出してほしいと願った。そんな中、エリーヌを妻に欲しいとメーゼスティエ侯爵アルベリックが名乗りを上げて・・・。 お金で買われることに慣れ、自分の不幸な境遇を受け入れていたエリーヌ。そんな彼女に優しくしてくれるアルベリック。その理由が最初はまったく分かりませんでしたが、幼い頃にエリーヌに助けられたアルベリックはその頃から彼女に恋をしていたのですね。一途だ。そんな一途さにエリーヌの心も癒されたのでしょうね。「朝の贈り物」は恥ずかしすぎでした(笑)
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これも登録漏れか。不覚。 三世寵愛在一身のストーリーを読みたかったから買っただけで…。 でもとりあえず他の作品もまぁよかったかな。 三世寵愛在一身のシリーズはずっと続けてもらいたいぐらいかな。
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表題作の連続短編ふたつ分と、三千寵愛の短編がふたつ それに別の短編がふたつ、という6作品。 どれもこれも短いですし、砂吐蹴るかも…と思えるくらい甘々でした。 甘いのが読みたい場合とか、甘いの大好き! な人には よい糖度かと思われます。 しかし、三千寵愛の方はひとつは前の、それか...
表題作の連続短編ふたつ分と、三千寵愛の短編がふたつ それに別の短編がふたつ、という6作品。 どれもこれも短いですし、砂吐蹴るかも…と思えるくらい甘々でした。 甘いのが読みたい場合とか、甘いの大好き! な人には よい糖度かと思われます。 しかし、三千寵愛の方はひとつは前の、それから、状態なので そちらを読んだ方がより楽しいかもしれません。 読んだ後で読んでも、別段それほど変わらないかも、ですが。 表題は…どこに処方箋ありますか、という突っ込みができるかも、です。 処方してません、そく投薬状態なんですけど…w どれもこれも、ある意味ハーレクイーン状態なので そういう意味でも安心して読める物体かと。 どちらにせよ、砂吐き注意、です(笑)
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6つの短編集です。 <梨花一枝春帯雨> 「三千寵愛在一身」シリーズの番外編。 王の妃で臣下に下げられた貴族の娘、明麟と農民上がりの武官、元鷹ですが、例のごとく、初夜の夜はうまくいかず、その後だんだんとお互いに歩みよるって感じです。 とにかく、元鷹が優しいです。最初は冷え冷えとしていた夫婦仲が、雷雨の夜、元鷹が見せた優しさから、ちょっとずつ変わってくるのがよく分かりました。 <桃の夭夭たる> こちらも、「三千寵愛在一身」シリーズの番外編。 「雨降らす花」の蓮姫と星流のその後で、水章国王となった星流との婚礼のため、公主となった蓮姫の婚礼までのお話。 蓮姫の父は、娘との会話がなさ過ぎです。 いくら王の意図があったかもしれませんけど、娘と話していれば、星流に無理矢理嫁ぐのではないと分かったはずなのに・・。 まあ、最後はハッピーエンドでしたけど。 <魔女の処方箋> はるおかさんの作品にしてはめずらしく、外国ものです。 侵略された敵国の王子レイノルドに求められ、結婚前の夜伽を命じられたロザリア。夜伽の代わりに王子のケガを治すと宣言し、半ば押し売りのようにケガを治してしまいます。 ロザリアが「すぐに治る」というのですが、ほんとに?って思っていたら、本当にすぐ治ってしまいました。 レイノルドがロザリアを好きになった経緯は、ちょっと分かりづらいですけど、冷酷さの中にも優しさがあり、最後は、父母に祝福されて結婚できたっていうのは、よかったと思います。 <私の愛しい宝石姫> 流す涙はすべて宝石になるという娘エリーヌ。そんなエリーヌに求婚し、妻にしたアルベリック。エリーヌに笑顔を見せてもらおうと、毎日プレゼントしてて、最初はこの人が善か悪か分かりませんでした。 でも読み進むうち、過去にアルベリックがエリーヌと出会っており、エリーヌのおかげで今のアルベリックがあることが分かったり、アルベリックが大切にしている懐中時計にはまった宝石がエリーヌの瞳の色と同じだったりということが分かると、一気に二人の仲はよくなってきました。 後半は、笑顔を見せるようになったエリーヌとアルベリックのラブラブな様子が書かれていて、こういう不幸な生い立ちの女の子のハッピーエンドで終わるお話もいいですね。
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