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窓の灯とおく の商品レビュー

3.6

16件のお客様レビュー

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2016/12/25

街の灯ひとつ、のスピンオフ。初鹿野の同僚葛井さんのお話。 他人に関心が薄く、恵まれた環境にいて頭も良い葛井のキャラクターは一穂ワールド的というか、どしゃぶり(ナイトガーデン)の和章を思い起こします。 新はBLにありがちな重いバックグラウンドを抱えたキャラクターですが、悲壮感が強す...

街の灯ひとつ、のスピンオフ。初鹿野の同僚葛井さんのお話。 他人に関心が薄く、恵まれた環境にいて頭も良い葛井のキャラクターは一穂ワールド的というか、どしゃぶり(ナイトガーデン)の和章を思い起こします。 新はBLにありがちな重いバックグラウンドを抱えたキャラクターですが、悲壮感が強すぎず、傷を抱えながらもひたむきにまっすぐ生きている健やかさの持ち主であるところに好感を持てました。 考えも生き方も違う二人が静かに穏やかに心を寄せていく様が言葉運びの軽妙さと繊細な感情描写で丁寧に穏やかに思いを育てていく様が心地よい。 派手さはないのですが、静かな灯火のように心に灯るぬくもりが優しかったです。 個人的に一穂ワールドの「理屈も苦悩もなく本能のまま恋に堕ちる」人間像は男同士の恋を悲劇に仕立て上げない居心地のよさがあって好きです。 家庭がほしいという新の苦悩を知っているから踏みとどまる築と、それでも良いと軽やかに築を選ぶ新の嫌味のなさがとても良かった。

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2016/02/02

「駆け引きじゃなくて賭けだったのだと分かった。」 『街の灯ひとつ』のスピンオフ。 同じ時間軸で、元で絡んでいたところ以外、初鹿野は出てこない(´・ω・`) もっと初鹿野と葛井の絡みが見たいな〜〜 (再読)

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2015/06/24

前作が良いとスピンオフにはあまり期待しないのが常だけどこれは良かった。どうしても前作と比べてしまいそうになるので、独立した話だったらもっと良かったかも。

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2014/06/18

街の灯ひとつ、で登場した葛井の話。街の灯〜と時間は同時進行だが、初鹿野は同じシーンにしか登場せず。常に葛井、灰谷の登場シーンでした。

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2013/09/03

『町の灯…』があんまり好きな路線ではなかったのでどーしよっかなぁと思いつつ読んでみた。 別にスピンと謳わなくてもアレだったな。ほとんど接点ないしw。 あの性格の受けさんが電車で肩を貸してしまうあたりで、もうすでに何かを許してしまっているのでしょうが、なにかいきなり恋愛スイッチ入り...

『町の灯…』があんまり好きな路線ではなかったのでどーしよっかなぁと思いつつ読んでみた。 別にスピンと謳わなくてもアレだったな。ほとんど接点ないしw。 あの性格の受けさんが電車で肩を貸してしまうあたりで、もうすでに何かを許してしまっているのでしょうが、なにかいきなり恋愛スイッチ入りました? ……まぁ、恋なんていきなりおちるものだから仕方ないにしても。好きだからこそのその方向・・・なのかぁ?やっぱこの受けは理解の斜め上の行動。そこを受け入れられるかどうかでこの本の感想って違うんだろうなwww

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2013/04/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

街の灯ひとつのスピンオフでした。 前回CPはそこそこ楽しめましたが、こっちはちょっと……。 もう唐突にいきなり相手を好きになるテンプレには慣れた つもりでしたが、今回は、ねぇ……。 好きな女性がいたのに、この展開はないなぁ。 一穂さんは当たり前のようにノンケを書きますが、そんなノンケ が、思い人がいたのにいきなり男を好きになるとか、考えにくい。 どんなにお話こねくっても、これはちょっと無理ありました。 説得力がないのです、乗り換えるほどにまで好きになってしまう ようなものが、この受さんにはなにも。 今回は残念でした。

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2012/09/28

大好きな街の灯のスピンオフということで嬉々として読破。 初鹿野の飲んだ頭痛薬の出所が判明。 さっぱりしてそうで、恋愛に不器用すぎる築がいとしくてなりません。でもやっぱ街の灯が一番好き。

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2012/08/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

『街の灯ひとつ』のスピンオフ。時間軸もかぶってるので、初鹿野も時々登場します。受の葛井が前作で自分のことを“草食男子通り越してただの草…”とか言ってたので、どんな無機質くんが来るのか楽しみにしてました。もしかしたら栫先輩ばりに病んでるのかなとかww 読んでみたら、『街の灯』の時の印象とは全然違った。 もっとずっと健やかな子だった。 自分に他人にも正直で超ストレートな物言いをする。そのてらいのなさは、どんな自分でもありのまま受け止めてくれる家族との絶対的な信頼関係に裏打ちさるているんだと思う。 一方、攻の灰谷は正義感が強くて、他人の気持ち、痛みに恐ろしく敏感だ。一見物凄く健やかに見えるのに、家族に暴力を振るった父親と自分もいつか同じ轍を踏むかもしれないと強迫観念にとりつかれている。 対照的なふたり。 灰谷にとって、葛井はいつも欲しい言葉をくれる人。発した言葉と内にこめられた意味はきっかり同量で、余分な気遣いや同情なんてしない。だから安心する。 葛井にとっては、灰谷は悉くペースを乱す人。灰谷と会うたびに、ベタ凪ぎだった葛井の感情に揺らぎが生まれる。 葛井が灰谷を遺伝子の呪いから解き放とうと画策するくだりが好き。 灰谷が夢見る暖かい家庭の灯をあげたいから。男の自分にはあげられないものだから。 でも灰谷は葛井を選ぶ。欲しいのは家庭という入れ物じゃなくて、帰っていい場所、心が帰る場所だと。 今ここにいてくれる君とこれからも 一緒にいたい。 もしこれが夢なら、一生目なんか覚めなくていいっていう潔さみたいなモノに胸がキュッとなった。 お互いの気持ちの変化までは丁寧だけど、即エッチは一足飛びな気もする。

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2012/06/16

前作同様、受けの印象良くないというかさいあく(苦笑)見て見ぬ振りするとか人としてどうよ…。今回はきっとこの印象のまま終わるかなって思ってたのに…終わってみればそんな印象はどこへやら(笑)なんか一穂さんの書かれるお話は不思議です。新に出会い恋をしたことで、こんなに変わるのかっていう...

前作同様、受けの印象良くないというかさいあく(苦笑)見て見ぬ振りするとか人としてどうよ…。今回はきっとこの印象のまま終わるかなって思ってたのに…終わってみればそんな印象はどこへやら(笑)なんか一穂さんの書かれるお話は不思議です。新に出会い恋をしたことで、こんなに変わるのかっていう(苦笑)新の為に嘘を付く築がいじらしかったー。今回もいいお話でした。

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2012/03/02

「街の灯ひとつ」のスピンオフ。どこまでも健康的ノンケ義肢技師×色々人生諦め&達観しているオタク研究員。これは、相手がノンケだというところが、なんかすごく話をリアルにさせていた。ノンケ攻めは途中までずっと女性のことを想っているので、こう…もやもや読んでいました(笑)。ふと、その彼女...

「街の灯ひとつ」のスピンオフ。どこまでも健康的ノンケ義肢技師×色々人生諦め&達観しているオタク研究員。これは、相手がノンケだというところが、なんかすごく話をリアルにさせていた。ノンケ攻めは途中までずっと女性のことを想っているので、こう…もやもや読んでいました(笑)。ふと、その彼女より、眼の前の研究員のほうがいいというのは、こう…わたしにとっては、危ないバランスのまま友人の付き合いで終りそうな気もするくらいの流れなので、星は少なめ。

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