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クリスタル・ヴァリー降りそそぐ灰 の商品レビュー

2.2

22件のお客様レビュー

  1. 5つ

    0

  2. 4つ

    1

  3. 3つ

    9

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2012/04/02

読点がない分、臨場感があってすらすらと読めた。 若干のエログロを含んではいるものの、 そこまで気にならない。 最後はもうちょっと綺麗におさめて欲しかったけれど、 (伏線かな?と思ってたモノをスルーして置いていかれたので) 夢オチでしたーとならなかっただけ良かったかな、と。 ...

読点がない分、臨場感があってすらすらと読めた。 若干のエログロを含んではいるものの、 そこまで気にならない。 最後はもうちょっと綺麗におさめて欲しかったけれど、 (伏線かな?と思ってたモノをスルーして置いていかれたので) 夢オチでしたーとならなかっただけ良かったかな、と。 理不尽なものに対して、人間はどうあがくか。

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2012/03/22

文体はちょっと稚拙だけど設定に引き込まれて一気に読みきってしまった。 近年はやりがちな理不尽な異変が急に主人公に襲ってきてそれを受け入れて前向きに進むぜ、みたいなそんな漫画読んでるのと同じ感じで楽しめました。

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2012/03/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

文体で損してる気がするというか、ただとっつきにくいだけというか、もうちょい他の方法で表現できないのかしらって。

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2012/02/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1ページ目で読むのが辛くてやめた。ほんとに内容以前の問題で読めない…。 作者がまだ若いからといえばそうなのかな?とも思うし、技法といえばそうなんでしょうけど、ずらっと文章を切らずに続けるのはやめて欲しいです。 ほんとに評価のしようがないくらいに読めないし、これからこの作者の本が出たとしても絶対読まないだろうと思います。

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2012/02/10

読みづらかった… 私には合わなかったかな? 一文をだらだらと続ける表現技法は追い立てられてる気持ちにさせてくれたので、そういった緊迫シーンになら良かったかも。 全文通してアレと度を超えた擬音でやられると読む気が失せてしまった。 結局最後まで『で?』って感じだったし。 でも読ん...

読みづらかった… 私には合わなかったかな? 一文をだらだらと続ける表現技法は追い立てられてる気持ちにさせてくれたので、そういった緊迫シーンになら良かったかも。 全文通してアレと度を超えた擬音でやられると読む気が失せてしまった。 結局最後まで『で?』って感じだったし。 でも読んだ後は謎の達成感ww

Posted byブクログ

2012/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

書評などである程度の予感はしていたが、やはり読点を省き羅列された文章は、スピード感を求めるにはもってこいだと思うし“表現してますモード”に持っていきやすいとは思うが、個人的には読んでいて疲れるだけでつまらなくなって「ナナメ読み」しちゃう原因の一つであった。特に内容が「不条理モノ」だと「何がどうしてこうなった」的な部分をすべて説明なしで物語が進んで行ってしまうから、状況を追うだけでそうなった理由などの部分をしっかりと把握することなく、また「ナナメ読み」に陥る。コレが万城目氏の著作のように「不条理だけどエンタメ」作品だと面白いんだが。著者の経歴は責めたくは無いが、東大医学部から転部して文学部…って、ある意味何かを超越しているとしか思えない。凡人には理解できないトコロで戦っているのでしょう。

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2012/01/16

あっという間に読み終わった。 改行があまりなくて、読みにくいかというと、確かにそうでもなく。 女子高生という存在自体がちょっと自分から遠ざかってしまったかなとか、そんなちょっと悲しいことを思ったり。 雰囲気は嫌いじゃない。 唐突に現れる化け物ってなんだろうとか、余り考えちゃいけ...

あっという間に読み終わった。 改行があまりなくて、読みにくいかというと、確かにそうでもなく。 女子高生という存在自体がちょっと自分から遠ざかってしまったかなとか、そんなちょっと悲しいことを思ったり。 雰囲気は嫌いじゃない。 唐突に現れる化け物ってなんだろうとか、余り考えちゃいけない?いや、考えるべき? ということを考えたり考えなかったり。

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2011/12/28
  • ネタバレ

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今年の第48回「文藝賞」受賞作品ということだったのだが、まあ、何ともいわく言い難い読後感。 句点を一切使用せずに、今どきの若者言葉に良く見られる擬音語を多用しながら、だらだらと続く話し言葉で綴られる長文は、案外フレッシュな感性などと評価されるのかもしれない。 クリスタル・ヴァリーなる渋谷が戦場化されていくシュールな風景は、まるでロール・プレイング・ゲームに迷い込んだかのようなものだ。すべてがビジュアル化されていくようなシーンが繰り広げられていく。 「9.11」ばかりでなく、大震災に伴う「大津波」や「原発事故」まで経験している我々には、ここで描かれる世界観は、未来のものでも架空のものでもなく旧知のものと言えるくらいだ。 何の解釈も与えられない語りっぱなしの物語を前に途方にくれるばかりだ。

Posted byブクログ

2011/12/22

 女子高の日常に突然響き渡る爆音。飛び交う戦闘機から戦争の勃発かと思いきや、今度は謎のクリーチャーが出現し、女子高生たちに襲いかかる。  しかし、本当の不条理さはその後に訪れる。不意にパラレルワールドに転移していくことで、自分の存在がぐらついていくのだ。  女子高生の口語体で貫か...

 女子高の日常に突然響き渡る爆音。飛び交う戦闘機から戦争の勃発かと思いきや、今度は謎のクリーチャーが出現し、女子高生たちに襲いかかる。  しかし、本当の不条理さはその後に訪れる。不意にパラレルワールドに転移していくことで、自分の存在がぐらついていくのだ。  女子高生の口語体で貫かれる文章はリズムレスで読みづらく、単に不条理な世界観を並べて収束させずに中途半端なまま終わってしまう。正直、だから何?という感も強い。  しかし、平行世界に無数の自分が存在するのではなく、無数の断片が虚構の自己を妄想しているのではないかと疑う有り様に魅力も感じたり。  あとはまぁ、女子高生が惨殺されるスプラッタな描写が好いね。

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2011/12/17

読点がないので読みにくいかと思ったがそうでもなく、すらすら文字が頭に入ってきて緊迫感も伝わってきた。文学を学んだことがないので、文藝賞を受賞したこの作品の良さはわからなかったが、〝それでも前に進む〟ラストは何度も読み返してみた。何かわからないが強く印象には残る。

Posted byブクログ