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クリスタル・ヴァリー降りそそぐ灰 の商品レビュー

2.2

22件のお客様レビュー

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2016/06/10

読点がない文章が非常に読みにくい。 舞城王太郎っぽいが、引き込まれるような感じはない。 うーん、残念。

Posted byブクログ

2015/02/13

この世界観で女性しか出てこないのが甘えてるなと思った。全員男性だったらと想像してみてほしい。気持ち悪い。 句読点のない文章なんだけどひらがな・カタカナ・擬音を駆使しており読みやすい。そのせいで少し安っぽい。とてもライトノベルチックな文章。不条理小説といえばいいかもしれないが、単純...

この世界観で女性しか出てこないのが甘えてるなと思った。全員男性だったらと想像してみてほしい。気持ち悪い。 句読点のない文章なんだけどひらがな・カタカナ・擬音を駆使しており読みやすい。そのせいで少し安っぽい。とてもライトノベルチックな文章。不条理小説といえばいいかもしれないが、単純に意味がなくわけがわからないだけ。どこかのゲームから借りてきたような光景が多い。

Posted byブクログ

2014/08/21

何の予備知識もないままに、表紙とタイトルだけで読んでしまった。激しく後悔した。 冒頭からいきなり悪夢の迷宮に突き落とされ、そのままそこから逃げられなくなってしまった。読み始めたら途中でやめられないノンストップな表現と展開ではある。と同時に、自分の足元が激しく揺らぎ始める。まさに悪...

何の予備知識もないままに、表紙とタイトルだけで読んでしまった。激しく後悔した。 冒頭からいきなり悪夢の迷宮に突き落とされ、そのままそこから逃げられなくなってしまった。読み始めたら途中でやめられないノンストップな表現と展開ではある。と同時に、自分の足元が激しく揺らぎ始める。まさに悪夢そのものの小説。 これで見事なオチがついていればむしろ賞賛したいくらいなのだが、わけがわからないままそのままに放り投げて終わってしまった感が否めない。頭の中をかき回された不快感だけが残ってしまった。いったいこの気持ちをどうしてくれるのだ、と言いたい。

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2013/04/08

文藝受賞時に読んだのでちょっと前。読ませるわけでもなく、深みがあるのでもないけれど、勢いはある。好きじゃないけれど嫌いじゃない。テーマ性がもっと強ければよかった。

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2012/10/13

最初の引き込みがすごい。けど他の方々が言う様に後半になるにつれて失速感?というか興味が薄れてしまうのはあったと思う。

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2016/01/17

授業中に突然現れた戦闘機の銃撃と、謎の殺戮ロボットの登場によって世界は一変してしまった。降りしきる灰、それぞれの世界に分かれてしまった私達、人々の死。うーん……。文体、理屈、テーマ、どこをとっても舞城王太郎で、なんで名前変えて巻末で顔出ししてるの舞城さん(笑)などと笑いつつ、なん...

授業中に突然現れた戦闘機の銃撃と、謎の殺戮ロボットの登場によって世界は一変してしまった。降りしきる灰、それぞれの世界に分かれてしまった私達、人々の死。うーん……。文体、理屈、テーマ、どこをとっても舞城王太郎で、なんで名前変えて巻末で顔出ししてるの舞城さん(笑)などと笑いつつ、なんかやっぱり弱いというか、戦争の存在で人間の孤独を知り、絶対性のなさを知り…というのは普通すぎる感じがしてしまって、最後までぐっとこなかった。残念。

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2012/05/09

第48回文藝賞受賞作。 東京の上空に突如現れた戦闘機。爆発。人を食う怪物、降り注ぐ灰。主人公で語り手の女子高生は、東京の街を逃げサバイバルするうちに、世界が分裂しているのに気づく。説明なし、不条理に世界が破壊されていく。 ピッカーンとか、クラリッサー!とか、漫画チックな描写と、疾...

第48回文藝賞受賞作。 東京の上空に突如現れた戦闘機。爆発。人を食う怪物、降り注ぐ灰。主人公で語り手の女子高生は、東京の街を逃げサバイバルするうちに、世界が分裂しているのに気づく。説明なし、不条理に世界が破壊されていく。 ピッカーンとか、クラリッサー!とか、漫画チックな描写と、疾走感のある、。を排除した冒頭の文章が印象的だった。舞城王太郎とか古川日出夫みたいに読みにくくって「な、なんか新しい感じがする・・・」っていう文章。 でも、私が一番おもしろかったのは、そんな漫画チックな文章とライトノベルっぽい設定の中で、主人公のサバイバルっぷりがリアルだったところ。リュックの中にペットボトルの水をあと4本つめれる、みたいな、そういうサバイバルな詳細が、わくわくする。 最後の、私はこの世界を信じる、っていうところ、一番ドキッとする。主人公は、これまでと全く異なったルールで動くようになってしまった世界を、受け入れることを決意する。その決意にドキッ。 こういう新人賞受賞作って、作者はこの小説を書いているとき素人だったということで、つまり「作家じゃない人が書いた小説」っていえるかもしれない。そんなことも考えた。作者は東大の院生らしいよ

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2012/04/22

第48回文藝賞受賞作。 選考委員、高橋源一郎氏の「(3.11)『以後』の小説の姿」という帯に煽られて読了。 たしかに、3.11以前の私では受けいれにくい小説だったかもしれない。 とにかく、理由がなく人が死ぬし、混乱するし、何かが解決することもない。 読み始めと読み終わりでの希望と...

第48回文藝賞受賞作。 選考委員、高橋源一郎氏の「(3.11)『以後』の小説の姿」という帯に煽られて読了。 たしかに、3.11以前の私では受けいれにくい小説だったかもしれない。 とにかく、理由がなく人が死ぬし、混乱するし、何かが解決することもない。 読み始めと読み終わりでの希望というのは、正直、見えにくかった。 でも、いま現在置かれている環境、状況があったから、読もうと思ったのは事実だ。 敵の姿ははっきりしないし、戦おうにも武器がない。 そんなふうに、突然くるのだとおもう。 読後感がドラゴンヘッドのよう。

Posted byブクログ

2012/04/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ストーリーは面白く、緊迫感もありページをめくる手は止まることがないが、終始続けられるまくしたてるようなこの文章は一体何を意味しているのだろう?こんな奇をてらった文章にする意味はあったのだろうか?最初、大混乱に伴う人々の内面をあらわすものかと思ったが、終始この文章であった。ポストモダン気取ってみただけなのかな?純文学と言うよりも唯のエンタメ小説に思えるが。 小説内の不思議な現象は量子力学を思わせる。やはり作者が元理系なことはある、 さて、この本棄てるべきか、取っておくべきか… 作者の今後次第だ。

Posted byブクログ

2012/04/02

映画「クローバーフィールド」を思い出す文体だ。読みにくい文体が、「クローバーフィールド」の手持ちカメラのブレブレの映像とかさなる。よく分からない敵?の設定も似ている。自分にとっては面白く読めた。

Posted byブクログ