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「IT断食」のすすめ の商品レビュー

3.2

38件のお客様レビュー

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2015/02/18

仕事の効率を劇的に改善してくれるはずのITが、昨今では業績低迷・職場のコミュニケーション崩壊の元凶となりつつあります。本書では、IT導入がどのように日本の職場を蝕んできたかをまず説明し、その上であえてITを絶つ事によって、かっての職場に存在した「良質なアナログ業務」を取り戻す事を...

仕事の効率を劇的に改善してくれるはずのITが、昨今では業績低迷・職場のコミュニケーション崩壊の元凶となりつつあります。本書では、IT導入がどのように日本の職場を蝕んできたかをまず説明し、その上であえてITを絶つ事によって、かっての職場に存在した「良質なアナログ業務」を取り戻す事を推奨しています。

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2014/11/09

納得できて,「あるある」と思うが,まあ想定範囲内. もう後戻りは出来ないので,ある程度どうしょうも無い面もあるのではないだろうか. それが良いとは思わないが.

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2023/01/16

作者の一人、山本孝昭氏は、ドリーム・アーツ代表取締役で、1988広島修道大学を卒業している。 ITの職場だけでなく、一般的メールに追われ、ネットに追われ、その処理だけで数時間を過ごしてしまう。お詫びの一言もメールで済ませてしまう。電話や直接訪問するより、パソコンとにらめっこの時間...

作者の一人、山本孝昭氏は、ドリーム・アーツ代表取締役で、1988広島修道大学を卒業している。 ITの職場だけでなく、一般的メールに追われ、ネットに追われ、その処理だけで数時間を過ごしてしまう。お詫びの一言もメールで済ませてしまう。電話や直接訪問するより、パソコンとにらめっこの時間の方が長い。 どうしてそうなってしまうのか。人との直接対話ができない人種。 そこで作者は、IT断食、つまりIT(メールやネット)を使わない日や時間を作り、人と話をし、外に出る。 前半の職場での事例はとても面白く、結構現実にある話かもしれない。 (図書館)

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2013/11/04

ITによるデメリットについて述べてある。 例えば、情報の肥大化により行動が弱体化するだとか、コピペばかりで自分で考えるというプロセスが抜けるといったものなど。 例えば、メールのCCにとりあえずみんな入れとけというものが、見なくていい人にまで判断の時間を要することになり不要な時間を...

ITによるデメリットについて述べてある。 例えば、情報の肥大化により行動が弱体化するだとか、コピペばかりで自分で考えるというプロセスが抜けるといったものなど。 例えば、メールのCCにとりあえずみんな入れとけというものが、見なくていい人にまで判断の時間を要することになり不要な時間を作ってしまう。 また、世代間によるIT中毒の副作用やその対処法を述べている。 対処法については現状を理解し、ワークスタイルの新しいルールを作ることを推奨している。

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2013/08/06

 最近(私の中では)話題の「ネット中毒」関連の本かと思ったら違った。  「ITシステム/コンピュータに使われる社会」に対する「IT断食」だった。  確かに、あくまでもコンピュータなんて道具であり、使いこなす人以上の仕事はできないんだよねぇ。たとえ使う人以上の事が出来たとしても、理...

 最近(私の中では)話題の「ネット中毒」関連の本かと思ったら違った。  「ITシステム/コンピュータに使われる社会」に対する「IT断食」だった。  確かに、あくまでもコンピュータなんて道具であり、使いこなす人以上の仕事はできないんだよねぇ。たとえ使う人以上の事が出来たとしても、理解できなければ使えない。  真面目に考え始めると怖い話題だ。  地頭を鍛えなければ、と思う本。

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2013/04/29

IT業界で生計を立てているのであれば、こういう自己矛盾は品がないとしか言いようが無い。 最終的にそれでも自分の会社は違うって言い切れるんなら別だけど、そんな感じでもないし、ITによって全てが変えられるなんて考えないのはアタリマエのことで、それが伝わりきっていないのはまぁ事実ではあ...

IT業界で生計を立てているのであれば、こういう自己矛盾は品がないとしか言いようが無い。 最終的にそれでも自分の会社は違うって言い切れるんなら別だけど、そんな感じでもないし、ITによって全てが変えられるなんて考えないのはアタリマエのことで、それが伝わりきっていないのはまぁ事実ではあるけど、とはいえこのアプローチは頂けない。各社のエピソードもいいとこどりだしね。結局その各社もITでそれなりの成功を収めているという事実に触れていないし。

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2013/01/17

◎ポイント ①情報の氾濫 ②良質なアナログ時間の削減 ③本質的な効率と創造力の欠如 ◎具体例 ① ・ICFとBLT ・メールは送り手偏重の手段 ・価値の低い情報を拡大再生産 ・ストレスや災難から遠ざかりたいという防衛本能からくる責任回避のシステム ② ・プロの魂、職人技をすり...

◎ポイント ①情報の氾濫 ②良質なアナログ時間の削減 ③本質的な効率と創造力の欠如 ◎具体例 ① ・ICFとBLT ・メールは送り手偏重の手段 ・価値の低い情報を拡大再生産 ・ストレスや災難から遠ざかりたいという防衛本能からくる責任回避のシステム ② ・プロの魂、職人技をすり減らす →現場の判断より本社の数値が重要視 ・2:6:2→2:8 中間層がローパフォーマーへ ③ ・コピペばかりで自分の考えがない ・膨大なデータ分析が生み出す当たり前すぎる結論 ◎対策 ①メールの分析 ②パソコンを利用している時間を調べる ③会議の調整の時間を調べる ④PDCAを粘り強く回していく ⑤経営トップから明確なメッセージ ⑥見える化する ⑦三現主義(現場・現物・現実)に関わる時間がどれぐらいあるか ⑧一番大事なやるべきことから天引きする ⑨強制的に道具を排除 →部署で共有のパソコンに制限 →ノーPCデー 電子メールデー 11 CCにルールを設ける 12 資料に上限をもうける 13 出張を増やす IT予算のムダを省く 14現場の状況把握やアイデア出し、提案への場作りがミドルの役割 15 ミドルに求められる点は「対話」 ◎ヤマトの現場力 ・震災時の会社のルールと現場の判断 ・全員経営→お客様視点をもち常に自分が出来ることは何か判断し行動すること ・サービスは先、利益は後→世の為、人の為の経営 ◎ダイキン工業のワイガヤ ・情報共有の仕組み →ワイガヤを支える仕組みに シンプルに入力の手間を省いた →24時間以内に目的、概要、所感 ・年間15回以上行う合宿 →情報共有の場からアイデア出しの議論をは

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2012/12/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ITに振り回されるのではなく、本当に使いこなすために、必要最低限にしよう、というのが主旨。 システムを生業にする私としては、同意出来るような、してはいけないような、微妙な気分。 この本の著者の一人の山本さんもデジタル・アーツという、ITど真ん中の企業の社長さんなだけに、納得感もひとしお。 確かにメールなどのIT作業をこなすことになれてしまうと、創造力や情熱がなくなるのは感じます。 そしてシステムの肝を考えずに、一部ユーザの目先の便利さだけを追った、些末な要求だらけのシステムにもたくさん関わってきました。 ただ、今からIT断食を推進できる企業はほとんどない気がしますし、必ずしも、正解ではない気がします。 万一、うちの会社、またはお客さんが言い出したときの、考え方ストックくらいにはなるかな、くらい。 とりあえず紙一枚での資料作成、とメールの宛先へのアクション明記は、明日からでもより気を付けてみようかな。

Posted byブクログ

2012/10/18

IT企業の社長がなぜIT断食を勧めるのか。冒頭のメールや会議資料づくり、報告書作成に振り回される社員たちの例が、リアルすぎて笑えない。せっかくのIT投資も上手に活用できなければかえって事業を阻害する。とても勉強になります。

Posted byブクログ

2012/07/23

ITに振り回されている趣旨は納得。ただ解決方法が薄くて残念。結局個人のリテラシーで少しずつ変化させるしかないのかな、という所感。メール一つの使い方でここまで無責任な人は減ってはきていると思うが、もう少し気をつけなきゃならないという啓蒙にはなるかな。

Posted byブクログ