あやかしファンタジア の商品レビュー
ヒョアア〜面白かった!伝承話や民話を集めた形態を思わせる構成で、遠野物語を思い出しました。話は「わたし」の一人称で進み、住んでいる町や行った土地で体験した心霊現象を綴っている感じです。 そういや、近所にもそういうところあるな…とうっすら思い浮かべてしまうような、リアルで手触りのあ...
ヒョアア〜面白かった!伝承話や民話を集めた形態を思わせる構成で、遠野物語を思い出しました。話は「わたし」の一人称で進み、住んでいる町や行った土地で体験した心霊現象を綴っている感じです。 そういや、近所にもそういうところあるな…とうっすら思い浮かべてしまうような、リアルで手触りのある話が続きます。 他の方のレビューにもあるように、オチのある話もない話もあり。子どもたちが、電気の消えた階段の上で物音がしただけなのに、あーだこーだそんなわけないこうにきまってる!と理由を大声で並べたてるのを思い出しました。結局、よくわかんないやつがいちばんこわいんですよね…最初の話が1番怖いもんね…。 漢字は、人名や地名、4年生以上の漢字にはふりがなを振ってあるようですが、一度ふりがなを振ったらその後は振ってなかったりするので、漢字をある程度すらすら読めるのは必須かも。 文字の大きさは中程度。フォントと行間に工夫があり読みやすいです。 挿し絵は一つのお話につき1枚から3枚。情景の説明というより雰囲気を引き立てるためのものでまたこの挿し絵がとても良いのでぜひ見てほしい。めっちゃこわい。 話が短く読みやすいので、例えば5秒後に意外な結末シリーズで読書を始めた子に勧めてみたいかなぁ…。
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「あやかし」という言葉には、 『不思議なこと。あやしく、はっきりしないこと』という意味もあり、その言葉通り、あやしくはっきりしない九つの恐怖体験の連作ものになっています。 ただし、「桜坂」の三編のみ、最後にその正体を明かしており、なんとなく全体的にまとまりを欠いているようにも思...
「あやかし」という言葉には、 『不思議なこと。あやしく、はっきりしないこと』という意味もあり、その言葉通り、あやしくはっきりしない九つの恐怖体験の連作ものになっています。 ただし、「桜坂」の三編のみ、最後にその正体を明かしており、なんとなく全体的にまとまりを欠いているようにも思われるが、どうやら、単に恐怖体験を楽しんで欲しいのではなく、その裏の事情めいたものや、時に人間の理解を超えたものごとも、世の中には存在するんだよといった、戒めの意もあるのではないかと感じました。 また、「桜坂」以外のはっきりしない物語は、シンプルで分かりやすい恐怖というよりも、地味だけれど、後からジワジワ来る怖さや切なさで、子供よりも大人が興味を持ちそうな内容になっております。 そもそも舞台が、大学時代のクラス会だったり、主人公の男が中華そば屋に入ったときの出来事だとか、その男の知人が買いたいマンションの物件を見に行くとか、既に導入部分が子供には渋すぎるでしょう(ちなみに児童書です)。 ただ、個人的には、最後の物件関連の話がいちばん怖かったかもしれません。 何が怖いって、実際のそれよりも、冷静にのぞき窓を促す小森営業マンと、普通に対応していた室井敏之の方がはるかに怖かった。
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学校で、商店街で、マンションで、野球場で…わたしが体験した奇怪な出来事をつづる。あなたの町にも、きっとある。こんな怖い話、妖しい話。
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白狐魔記の斎藤洋氏によるファンタジーなのかな?と思い借りてみた。ところがどっこいなにこのホラー!?短編なんですけどクリス・プリーストリーばりに怖いっすよ! 主人公の”わたし”が体験する様々な不可思議ホラーファンタジー!面白!
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なじ■ 少し不思議なもの達に囲まれた街に住む「わたし」の語る 奇妙な9つの体験談。 表紙とタイトルを見て時代ものファンタジー系かと思ったら 立派な怪談ものでした。 「七つの怪談」シリーズといい、 この人の怪談は本当にあからさまじゃないけど 心に忍び込んでくるような怖さがある...
なじ■ 少し不思議なもの達に囲まれた街に住む「わたし」の語る 奇妙な9つの体験談。 表紙とタイトルを見て時代ものファンタジー系かと思ったら 立派な怪談ものでした。 「七つの怪談」シリーズといい、 この人の怪談は本当にあからさまじゃないけど 心に忍び込んでくるような怖さがあるなあ! ラスト一行が秀逸。 マジで何者ですかというような 守衛の三田さんもかっこよかったですが、 幽霊相手にお前があがってこいと指図した友人が 非常に素敵でした。
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きっかけ:作者のファンだから。 『怪談』って一言で言っても、わたしには色んなジャンルがあると思う。ちょっと前からなんか怖い話が読みたくって、手にとってはみたけど、なんか私がほしい『怖さ』じゃない。 で、図書館に行ったら私の好きな斉藤さんの本。 中学の時に読んだ、この方の『ひとり...
きっかけ:作者のファンだから。 『怪談』って一言で言っても、わたしには色んなジャンルがあると思う。ちょっと前からなんか怖い話が読みたくって、手にとってはみたけど、なんか私がほしい『怖さ』じゃない。 で、図書館に行ったら私の好きな斉藤さんの本。 中学の時に読んだ、この方の『ひとりでいらっしゃい』が私の怪談の入門書的存在。 ということで、借りてみて、 『そうそう!こんな感じ!!』 としっくりきた感じです。 書き方はあっさりしていて、出来事もそんなに直接的なものは少ないんだけど、なんというか余韻の残る怖さが斉藤さんの怪談にはあると思う。 淡々とした文章故か、読了後もその描写が思い出されてちょっと背筋が寒くなる。 好きな話はやはり『桜坂』と『マンション』 挿絵も雰囲気に合っていてとてもいいです。 良き怖さでした。
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全体的にあっさりしていますが、安っぽい感じは全然ありません。 読んでいるときよりも、読了後にすーっと流れ込んでくる感じです。 マンションの話は怖かったです。夜に思い出すとゾゾッとします。
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桜の木のある場所で同じ女を二度追い越してしまう桜坂など、私は妖しく奇怪な体験を重ねていく。 小学校高学年から大人まで味わえます。
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語り手が大人だからか、児童書の雰囲気がなく、本当の話のような感じがしてきます。 話を一つ一つ読んでいくと、次第に、ヒタヒタと怖さが滲んできて…でも怖いだけじゃない。 もっと、この語り手の話を聞いてみたいなぁと思いました。
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