pupa(1) の商品レビュー

茂木清香(著者)

2020/04/09

好き嫌いはわかれるが妙な中毒性がある。
いちばん好きなキャラは鬼島四郎。主人公の現をバイオレンスに虐待するクソ親父なのだが、外道すぎてたまらない。
彼を叩いてる人をたまに見かけるが、この作品を描く上で欠くことできない人物であり、作者がそういう役割を持たせたキャラとして描いてるので自分は不快感がない。四郎の現に対する歪んだ愛情表現、虐待連鎖の因果に焦点に当てるとやりきれない。
もっとも、説明不足の感は否めない。
現の記憶では子供を捨て男と駆け落ちした母が精神病院に入院してたり、序盤に出てきた現や夢のクラスメイトは特に本筋に絡まずフェードアウトしたり、作者の嗜好（＝描きたいもの）が先行して所々構成が破綻してる。
絵柄もデフォルメタッチで可愛いのだが、線が歪んで雑に見える。
ラストの畳み方はぶっ飛びすぎて賛否両論だが、読んで損したとは思わなかった。

2015/11/01

食欲と性欲は似ているらしい。両方とも根源的な生物の欲求だ。そういれば食べる様がエロいグルメ漫画は1ジャンルとして確立していますね。これはグルメ漫画じゃないけど。
化け物になった妹が兄を喰らうお話です。禁忌を犯すその食事はまさに情事そのもの。人肉食と近親相姦とSMがドロドロと混ざり合って、エロスを醸し出します。献身的な愛を貫く兄妹の最後の喰らい合いはグロさを越え、美しいとさえ思いました。
全5巻、楽しめました。

2014/11/21

あまり内蔵・食人系のグロテスクは得意でないのですが、表現が詩的というか、良い意味で現実味がなく読みやすかったです。
話の展開もさることながら、表現の鮮やかさに引き込まれました。

作品の解説に兄妹愛やグロ要素が挙がりがちですが、そっち方面の色はあまり濃くないと思います。

2014/07/05

表紙とアニメ化につられ、3巻まで借りてみた。そんなにグロくなく、期待外れ。話の展開もありきたり。東京喰種と亜人の劣化版。お兄ちゃん食べる事にもっと抗ってほしかったし、食べられることにもっと阿鼻叫喚してほしかった。次巻は特に気にならないから借りないかも。

2014/03/07

怪物になってしまった、妹を守るため自分も半分怪物になり、妹に自分の肉を提供し共に生きていくことを決める。
兄の肉を食べるところは近親相関をイメージし好きではないが、人生の闇を感じることはでき楽しめる。最初は短編構想だったのか、話が進む度付け足し感があり統一感が無いのは入り込み切れない一因か。

四巻まで読み、まあまあ面白いが後は気にならない。

2014/02/26

赤い蝶を見たことによってある日突然人の肉を食らう化け物になってしまった妹・長谷川夢。暴力的な父から夢を守り続けてきた兄・現は、化け物と化した妹のため、その生餌として生きることを決める。
たった二人で寄り添い生きてきた兄妹の究極の兄弟愛のお話。
カニバリズム・人外萌えの人にはたまらない作品と言えると思います。絵もかわいいのと肉感的な描写のギャップがあっていいですね。
食事のシーンが官能的です。

2014/02/17

話に聞いていたほど酷くはないような…作りが荒くてしょっちゅう現実に引き戻されはするけど、好きなジャンルだから許しちゃう

2014/02/01

そんなにいうほどグロくありません。

とはいえ、一概にいえないので、そういうのが嫌いな方は手にとらないほうがいいでしょう。

2013/12/22

アニメ化の話を聞いて読んでみた。
とりあえずアニメはあまり見たいとは思えないグロ系なので話の筋はいいと思う感じ。
絵柄はそんなに上手いとは思えないがグロになると急に素晴らしくなるのが不思議。
妹がバケモノになってしまいそれを守る為に兄ががんばるという・・・・話

2013/12/20

本屋の見本で衝動読み。
予算がなく買わなかったがまとめ買いしてしまいそう。

表紙と帯につられ、
生き餌の兄って何だ…??と思い見本を手に取るともう止まらなかった。
兄と友人に惚れた。

とにかく兄が可愛い。素敵。
妹も可愛いがグロNGな人にはオススメ出来ない。