銀河不動産の超越 の商品レビュー
時間が若干不思議なかんじ。 不動産屋に就職した、できればあんまりがんばらずに生きていきたい青年の話。 そもそもの力なのか、成り行きなのか。 振り返ることなく、忙しく走り抜ける。
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森博嗣の作品と出会って、もう10年ほどになります。 S&MシリーズからVシリーズ、四季を読んで、 更にGシリーズもしっかり読破し、 スカイクロラも全部読んで・・・と森ファンの自分ですが、 久々に出た本作も楽しみに読みました。 相変わらずの妙なけだるい感じが最高です。 主人公像が...
森博嗣の作品と出会って、もう10年ほどになります。 S&MシリーズからVシリーズ、四季を読んで、 更にGシリーズもしっかり読破し、 スカイクロラも全部読んで・・・と森ファンの自分ですが、 久々に出た本作も楽しみに読みました。 相変わらずの妙なけだるい感じが最高です。 主人公像が覇気がない青年ってのが森博嗣らしいです。 ストーリーとしては連作方式のような感じで、 大学新卒で妙な不動産屋に勤め始めた 覇気のない青年が訪れる様々な変わった人々に 色んな物件を紹介する中で交流していき・・・ というようなものです。 家の中でセメントこねくり回すアーティスト、 アミューズメントパークを造ろうとしているおじさん、 そして突然結婚を目的にたずねてくる女性と、 出てくる人物も強烈極まりない人々なのですが、 誰も悪意がないのが読んでて上品に思う理由でしょうね。 楽しく一気読みさせてもらいました。
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独特の世界観とユーモアあふれる文体で、一気に読んだ。 なるべく怠けられる道を選んで生きてきた主人公。 それでも、幸せへのきっかけは、自分できちんと掴んでいた。 最後には、笑顔に満ちたドールハウスのような家庭を築くことができた。 自分の今までの選択、人生、 そして今の自分に自信をもって生きたい。
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『あの小石がもし道に落ちていなかったら、今の人生にはならなかったってことになりますね。』 そこはかとなく怖い仄仄系。どこかに落とし穴があるのではないかと勘繰りつつ読み進めるが、気づいたら終わってしまっているあたり、余計怖い。あっさりと教訓的な締めくくりにしているあたり、グリム童...
『あの小石がもし道に落ちていなかったら、今の人生にはならなかったってことになりますね。』 そこはかとなく怖い仄仄系。どこかに落とし穴があるのではないかと勘繰りつつ読み進めるが、気づいたら終わってしまっているあたり、余計怖い。あっさりと教訓的な締めくくりにしているあたり、グリム童話を彷彿とさせる。
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全体的にゆるーい空気が漂う小説。こんな家いいなーと思いながら読んでいて、だんだん一戸建ての家が欲しくなりました。最後の最後でちょっとしたトリック?が仕掛けられていて森博嗣らしさが垣間見れます。
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のんびり読める一冊。というか最近の森博嗣作品ってこんな感じだよね。 内容はそうね、「可愛くて従順な(?)女性がいきなり押し掛けて来て妻になる」みたいなそういう一部の層が喜びそうな状況をよく森博嗣は分かってるな、と。オチはよく分からなかった、というか仕掛けがあるオチなのかすら分から...
のんびり読める一冊。というか最近の森博嗣作品ってこんな感じだよね。 内容はそうね、「可愛くて従順な(?)女性がいきなり押し掛けて来て妻になる」みたいなそういう一部の層が喜びそうな状況をよく森博嗣は分かってるな、と。オチはよく分からなかった、というか仕掛けがあるオチなのかすら分からなかった。
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読みやすい。ほんわか。そんな感じの本。久々に癒され本に出会った感じです。オススメ♪( ´▽`)ちなみに森博嗣のS&Mシリーズや、Vシリーズとは違う感じ。森さんらしさも出てるけどね。良かったです。
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ひょんなことから大きなお城に住むこととなる主人公と、そこに住み着く様々な人々が引き寄せた幸せに心がほっこりしました。 最後の章では森博嗣らしい展開もあり、ミステリーとは違いますが楽しめました。 さぁ、幸せを築く努力をしていこうか。
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『少し変わった子』の不思議な雰囲気に,『どきどきフェノメノン』のスパイスを加えたような感じ.大人の夢(森先生自身の夢)がつまった物語だと思う.
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主人公の頭の中で繰り広げられる 委員会の件や 客との会話が森さんらしくて とても楽しめる作品。 池谷さんとの「娘をもらってほしい」という やり取りの所は思わず笑ってしまいました。
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