銀河不動産の超越 の商品レビュー
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高橋くんはおちこぼれ大学生で、就活もうまくいかず最後の手段で用意されている不動産屋へ就職。 少数精鋭のようなひまな職場で日々働いて、ひょんなことから変わったお客さんの対応をしたことで自分が引っ越すことになり、その引っ越し先がとても変わった場所のおかげでいろんな人とつながり、流されるままに結婚まで。はては社長、多角経営で大成功。でもとてもそうなるようには見えないとても大人しそうな主人公。人柄と運が彼をここまでにさせたのか。 人生ってわからないのかも、と思わせてくれる本でした。
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何事にも後ろ向きで省エネ主義の高橋は、社員がたった二人しかいない銀河不動産に就職する。 そこで出会った一風変わったお客さんに振り回されながら、流れに身を任せて生活する。 地元のお金持ちの奥さん。 売れないミュージシャン。 女二人暮らしの芸術家。 アミューズメントを目指す中年。 そ...
何事にも後ろ向きで省エネ主義の高橋は、社員がたった二人しかいない銀河不動産に就職する。 そこで出会った一風変わったお客さんに振り回されながら、流れに身を任せて生活する。 地元のお金持ちの奥さん。 売れないミュージシャン。 女二人暮らしの芸術家。 アミューズメントを目指す中年。 そして、同年代の素敵な女性。 いつの間にか、高橋の回りには人が溢れ、暖かい善意に触れる。
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「銀河不動産の超越」 森博嗣 ★★★☆☆ ほのぼのとしております。 「すべてがFになる」とは全然違うスタイル。著者の引き出しが広いなぁ。 物語としては、何だろうこれといったインパクトもなくてある種予定調和ですね。 小説雑誌に連載されてたんだと思うけど、1章ごとがきちんと短編にな...
「銀河不動産の超越」 森博嗣 ★★★☆☆ ほのぼのとしております。 「すべてがFになる」とは全然違うスタイル。著者の引き出しが広いなぁ。 物語としては、何だろうこれといったインパクトもなくてある種予定調和ですね。 小説雑誌に連載されてたんだと思うけど、1章ごとがきちんと短編になっており、1冊の本として読むと冗長な説明文が目に余ります。短編としては正しいので出版時に改編すればよかったのに。
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町の小さな不動産屋に就職した高橋くんはひょんなことから不思議な居住空間を与えられる。 そしてその空きスペースに様々な物や人が集まってくるのである。 ここが居場所になっていく。 自分の住む家、帰る場所が愛しくなる。 大らかな心でこの世界を見渡せばあるいは。
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不動産に就職した主人公とお金持ちの間宮さん。僕をとりまく環境の変化と僕がしたこと。 指数関数的にながれる。 電子書籍、蔵書
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この本読んでなかったかも、と思い文庫を購入。読んでみたら、読んだことあるな。と思いながら、読みやすいのですぐ読み終わりました。 案の定、家に帰るとノベルズが本棚に並んでいて、ややショック!でしたが再読する機会をゲットしただけよ!とポジティブに捉えています。
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これがただの長屋だったら下町人情ものなんだろうけど この物語の主人公って、高橋くんではなく家なんじゃないの?って思った。今。 最終話の中盤から急展開。 だまし絵?すかし絵? ドラマで場面がクロスフェードするみたいに 一気に時代が流れ、 置いてけぼりにされてから、 あっ、そうだったのか!このシーンはもう大人なのね! と気づいた。 やられた。 で、ドールハウスが出てきたことで、 この物語の構造自体がドールハウスっぽかったなって思った。 神様になったつもりで 俯瞰して見てみれば 世の中なんてみんなドールハウスなのかもね。 超越したら。
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とても素敵な空間で起こる、なんでもないんだけど、とても素敵なお話。 とてつもない引越し願望が起こりました。 とりあえずリノベしたい。
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すごいゆるい感じの話なのに、後半の急展開と主人公のリアクションがすごい面白い。自分はなりたくないけど、あの人がこういうことになったら面白いのに。とか思って、読みながらニヤニヤしてしまった。
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勝手に、もっと難しい硬い文章を書く方なのかと思っていました。 初めて読んだこの作品は良い意味で期待を裏切られました。 読みやすくユーモアのある文章力に思わずにやにや。 やられたなぁと。一気読み。 他の作品もどんどん読んでみます。
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