チューブな形而上学 の商品レビュー
かみさま、という存在は、いかにして生まれるのか。 一人の少女は神として生まれ、その幅広い全能感と共に夥しい情報量に気が触れる寸前より生きる道、生きる喜びへと舵を切った彼女の、 類まれなる日々を描いたお話。 とにかく面白い小説でした。
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やたらおもしろい 三歳の女の子の姿を借りて 生と死を考察することになる 西欧圏のベストセラーであるうえに 日本生まれのベルギー人の著書による この小説の舞台も関西の夙川だ それがヨーロッパ全域やアメリカで毎年ベストセラーを連発する超有名小説家が2000年に発表した作品だ 生ま...
やたらおもしろい 三歳の女の子の姿を借りて 生と死を考察することになる 西欧圏のベストセラーであるうえに 日本生まれのベルギー人の著書による この小説の舞台も関西の夙川だ それがヨーロッパ全域やアメリカで毎年ベストセラーを連発する超有名小説家が2000年に発表した作品だ 生まれた女の子は動かないチューブだった 親の心配は尽きなかった 二歳半で意識が芽生え動き話した 親は歓喜した することの何もかもが笑える 本当に声を出して笑ってしまう おもしろい話しに仕上げてくれている 白人だけど自分は日本人だ 鳥取の海で溺れるのも凝視して考察してみる 2階のベビーベッドから窓に這って行って外に落ちそうになるが足が窓枠に掛かって宙吊り状態になると外界を見ていた視点が変わったと考察を始める こんな三歳児がいるかのように描かれる 三歳ではすべての出来事が見えるのに、すべてのことが理解できないため、圧倒的に大きな不安を抱いてしまうのだ と書かれる 父親の外交官っていう仕事は何なの? 変な声で歌う人なの? 下水道管理をする人なの? つぶれた蛙も科学的な観察としてじっと凝視する 誕生日プレゼントにもらったのが三匹の鯉 餌をやるたびに大きな口を開けて餌をむさぼる様は胃までの空洞が見えてしまうほどだ 鯉もチューブだし、あなたもチューブなのよ!とメッセージを毎日受け取っていた 意識は突然眩んで倒れた時に池の縁の石で頭を打ち池の中に沈む 頭に穴が開いて血がすごい出て 頭に開いた穴を指で触りたいと思ったのに医者に触らせてもらえないまま縫われてしまった 自殺を対比させながら今生きることを考察させる フランスを中心に西欧圏で売れっ子作家はメディアにも引っ張りだこになってしまったそうだ 人気者になるのもわかる この人のなら他の本も読みたい
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2011/12/4 新刊棚で見つけて借りる。 12/4 読み始めるがつまらないので、やめる。 タイトルが 面白いかなと思ったのと、表紙がおしゃれなのと、 本の賛辞に、今をときめく人気作家と書いてあったので、 たまには外国の若手人気作家の本もいいかと読み始めた。 が、全くつま...
2011/12/4 新刊棚で見つけて借りる。 12/4 読み始めるがつまらないので、やめる。 タイトルが 面白いかなと思ったのと、表紙がおしゃれなのと、 本の賛辞に、今をときめく人気作家と書いてあったので、 たまには外国の若手人気作家の本もいいかと読み始めた。 が、全くつまらない。 ガマンして読んでいたけど、限界。 読むのは中止。 内容と著者は 内容 : 神戸で生まれ、自分は日本人だと固く信じていた少女の幼い青い目に映ったもの。 それはどれも魅力的であり、面白おかしく、奇妙奇天烈なものばかりだった。そして…。 5歳までを日本で過ごした著者の自伝的小説。 著者 : 1967年神戸生まれ。駐日ベルギー大使だった父親の仕事の関係で諸国を転々とする。 「殺人者の健康法」でデビュー。「畏れ慄いて」でアカデミー・フランセーズ小説大賞を受賞。
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ベルギー人から見た日本人という見方もあるだろうが、日本で育った作者の感性が小説にしっかり反映されている。フランスで人気の作家ということで、他の作品もぜひ読んでみたい作家。 小さな子どもがここまで客観的に自分の身の回りを表現できるかどうかは別として、醒めた目で表現しているところが皮...
ベルギー人から見た日本人という見方もあるだろうが、日本で育った作者の感性が小説にしっかり反映されている。フランスで人気の作家ということで、他の作品もぜひ読んでみたい作家。 小さな子どもがここまで客観的に自分の身の回りを表現できるかどうかは別として、醒めた目で表現しているところが皮肉っぽくて実にいい。
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著者の幼少期における自伝風小説。人間は単なるチューブなんだ、という見方に基づき、どんな生き方をしても最後に死が訪れるのだから冷静に気高く生きよ、との厭世観にも近い著者の気持ちを感じた。 三歳までの、有るハズもない記憶と気持ちによって綴られているが、フィクションと感じさせない面白さがあった。鯉の餌の食べ方に、強い不快感を覚えるシーンや、チョコレートの甘さによって、祖母に懐柔されるシーンなど、印象的な場面を瑞々しく描いている。
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駐日ベルギー領事の娘として日本に生まれ、3歳まで過ごした著者の自伝的小説。フランス語より先に日本語を話し、家政婦のニシオさんと日本語で会話をしていたという日本での子ども時代。 チョコレートの味に喜び、鳥取の海で溺れそうになり、子ども部屋の窓から落ち窓枠にひかっかって助かり、鯉に餌をあげているうちに池に落ち再び溺れそうになったり。出来事の一つ一つは、やんちゃな子どもなのだが、それをまさに形而上学的に書くことで、ウィットにとんだ魅力的な文章になっている。家政婦のニシオさんも素敵。一緒に働いているカシマさんは、白人を毛嫌いしていてちょっと怖い。 ベルギーらしく、子どもたちの好きな読み物の代表として「タンタン」が幾度となく登場。 庭の池で鯉を飼う発端ともなる「こいのぼり」を見て、5月は男の子の月だと教えてくれたニシオさんにアメリーが「女の子の月は?」と聞くとニシオさんは「ない」と答え、アメリーは理不尽を感じる。このくだりは、日本人だっておかしいと思うはず。なぜニシオさんは雛祭りを教えてあげなかったのだろう。アメリーの興味をかきたてるような3月なのに。
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