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看取りの医者 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/12/24

生きることと死ぬことは表裏一体であり、看取りの物語は最期の生を浮かび上げることに他ならない。その意味でも死を迎える本人にしっかりと寄り添う医師や介護者の存在が光る。

Posted byブクログ

2020/09/08

これを医療小説と思って読んではいけない。 これはこの著者である医師の診療記録です。 終末期医療について考えさせられるが、自分の家族となるとやはり延命治療を希望してしまうんだろうなぁ

Posted byブクログ

2020/02/16

今は若い医師も増えつつあると聞く訪問医療。 開業医師と言っても、訪問専門だ。 自宅で死のうよ。 と著者は説く、ただ本人の希望だけでは実現できないキャップと難しさか現存する。 看護はどうするか?と言う問題だ。 核家族化が進み、老老介護、病老介護など介護人にも負担がかかる大きなテーマ...

今は若い医師も増えつつあると聞く訪問医療。 開業医師と言っても、訪問専門だ。 自宅で死のうよ。 と著者は説く、ただ本人の希望だけでは実現できないキャップと難しさか現存する。 看護はどうするか?と言う問題だ。 核家族化が進み、老老介護、病老介護など介護人にも負担がかかる大きなテーマだ。 介護人のサポートやケアは、訪問医師、看護師、ケアマネージャー、ヘルパーなどの協力体制が必要である。 自分も行く末は自宅で、とは思うが介護人のことを考えると悩む。 訪問医師だけでは不可能なので、一体化したケアの連携プレーが必要。 これからの日本には、超高齢化が待ち受けているだけに、儲け主義に走る医療機関も考えを改めねばならないだろう。 読了後も、自宅で死ぬ、という気持ちに変わりはなく、一層に強くなった一冊だった。⭕️

Posted byブクログ

2018/09/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昔は8〜9割を超えるような自宅での死が 今は病院でのそれへと変わっている。 そこに死にゆく人の真意は反映されているのであろうか? 兼ねてから、死というものへの考えを巡らすようになっていた私たち夫婦。 病院へいくということ、薬を飲むということ、 手術という選択についても、よく話し合っていた。 医師がどのくらい病気とそれを患う患者の体力や回復力について、理解されているのであろうか? その手術は果たして、本当に患者の暮らし方生き方にプラスであろうか? 生きるということ、幸せな死とは? 私たちはもっと慎重に深く死について考えなければならないのではないか? 訪問医療という新しい分野にわけ入った著者が 人間の死について、本人家族の幸せを考えた本で、 たくさんの本物の事例が美しい文章とわかりやすい解説とで、実に愛情深く描かれております。 オススメの一冊。

Posted byブクログ

2014/10/05

こんな風に最後を迎えられる人は何人いるのだろうと考えた本。 家族が望むのであれば、この本に書かれていた人達のように、終の住処で家族に看取られて最後を迎えさせたい。

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2013/05/02

人生の終末のことについて、大変重要だけれど、避けたくなる問題。 しっかりと考える機会を得られたことに感謝。 最期をどこで迎えるか。 大切な人の最期をどこで迎えさせてあげるか。 考えておきたい大事なこと。 「自分の家での最期を」と願う人々の味方、訪問医療に取り組み、自宅での療養する...

人生の終末のことについて、大変重要だけれど、避けたくなる問題。 しっかりと考える機会を得られたことに感謝。 最期をどこで迎えるか。 大切な人の最期をどこで迎えさせてあげるか。 考えておきたい大事なこと。 「自分の家での最期を」と願う人々の味方、訪問医療に取り組み、自宅での療養する人々を見守っている医師のお話。 自然に泣けてくる話も、辛くなる話も、どの話にも、感動します。 そして、自分自身の今後の心構えについても、思いは巡ります。 ぜひ、一読を。

Posted byブクログ

2013/03/31

【読書その24】終末期医療の訪問医である平野国美氏の著書。自分自身、介護保険の「看取り」を支える様々な制度を所管する仕事をしているが、「看取り」のイメージがわかなかったため手に取る。本書では、数多くの「看取り」を続けてきた医師が現場で見て、その中で考えてきた「人にとって最もふさわ...

【読書その24】終末期医療の訪問医である平野国美氏の著書。自分自身、介護保険の「看取り」を支える様々な制度を所管する仕事をしているが、「看取り」のイメージがわかなかったため手に取る。本書では、数多くの「看取り」を続けてきた医師が現場で見て、その中で考えてきた「人にとって最もふさわしい最期の場所」という問い。死といかに向き合うかというのは人間にとっての永遠のテーマ。本書では様々な家族模様から家族愛とは何かまで見えてくる。 自分自身の死生観についても考えさせられた一冊。

Posted byブクログ

2012/05/29

多くの患者との関わりを通じて、一人の医師が「看取りの医者」になっていく。その思いや、仕事に臨む気構えのようなものがよく伝わってきて、言葉は変だが楽しく読めた。「自宅で死のうよ」という呼びかけが、心にストンと落ちてくる。

Posted byブクログ

2011/12/08

自分が学生時代を過ごした町での、在宅診療・看取りをテーマにしたドキュメント短編集。 最後は亡くなる方の話が中心ながら暗くないのは文体もさることながら、実体験が暗くない場合が多いからなんだろーか。

Posted byブクログ