司法記者 の商品レビュー
検察、マスコミ、警察のそれぞれの思惑が重なり最後に真相。面白くて一気だったけど、もう少しドロドロ感も欲しいかも(笑)
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昨今の検察の不祥事を思い出させる作品。「検察は権力ヤクザ」権力に胡坐をかくとはこういうことだな‥さすが元検察の小説。衆愚に陥らないよう常に考えるクセをつけないと。
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あこがれの特捜検事に異動した織田俊哉は,ゼネコン汚職疑惑に関するその強引な捜査手法に疑問を抱き,成果をあげられずに担当を外される。 一方,司法記者岡野靖之が,神奈川の自宅から同じく司法記者でライバル会社の桜井智子の遺体が発見されて逮捕されるという事件が発生する。 著者の略歴が元...
あこがれの特捜検事に異動した織田俊哉は,ゼネコン汚職疑惑に関するその強引な捜査手法に疑問を抱き,成果をあげられずに担当を外される。 一方,司法記者岡野靖之が,神奈川の自宅から同じく司法記者でライバル会社の桜井智子の遺体が発見されて逮捕されるという事件が発生する。 著者の略歴が元特捜検事ということで,特捜部のあらかじめ描いたストーリーに合わせて証拠をとっていく捜査手法や司法記者クラブとのなれ合いなどに,もしかしたらリアルなのかなと思ってしまうが,実際のところどうなんだろうか。
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ミステリーとしては★3くらいですが、検察の捜査の描写が非常に迫力があり、読み応え十分で面白かったです。
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星四つ半かな。著者は検事の経験があるとのこと。司法記者が殺人事件容疑者として捕らえられるところから話が始まる。容疑者である記者の部屋はセキュリティが厳重で、本人は否認をするがどう見ても彼しか殺せない状況しか見えてこない。時を同じくして主人公の検事が特捜部に配属され収賄をきっかけに...
星四つ半かな。著者は検事の経験があるとのこと。司法記者が殺人事件容疑者として捕らえられるところから話が始まる。容疑者である記者の部屋はセキュリティが厳重で、本人は否認をするがどう見ても彼しか殺せない状況しか見えてこない。時を同じくして主人公の検事が特捜部に配属され収賄をきっかけにしついには大物政治家の逮捕をすべくえぐい捜査をすすめていく。主人公は捜査手法や上司の姿に相容れるものを感じ捜査がうまく進まない。そんななかつかまった司法記者が自分が語った情報をかたらずに苦境にいることを知ることとなる。とてもよくできたサスペンスであっという間に読み進んだ。お勧めです。
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元検事が描いた本格司法小説。 殺人事件に巻き込まれた司法記者と特捜に配属されたばかりの検事の二人の視点で物語は進む。 一見、全く関係なさそうな二つの点が交わる時、物語は大きく動く。 最初、少し解説が多く、読みにくく感じたが、慣れてしまえば、一気読み。 普通の感覚では、あり得ないけ...
元検事が描いた本格司法小説。 殺人事件に巻き込まれた司法記者と特捜に配属されたばかりの検事の二人の視点で物語は進む。 一見、全く関係なさそうな二つの点が交わる時、物語は大きく動く。 最初、少し解説が多く、読みにくく感じたが、慣れてしまえば、一気読み。 普通の感覚では、あり得ないけど、小説なら有りなのかも。
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東京地検特捜部の元検事が書いた本。世間をいろいろ騒がしているので興味を持って読み始めました。 ひどい話ではありますが、厚生省官僚の冤罪事件で明らかになった事からすると「さもあらん」という感じです。自己浄化作用が現実の世界でも働けばよかったのですが、、 実世界は検事が現時点では有罪...
東京地検特捜部の元検事が書いた本。世間をいろいろ騒がしているので興味を持って読み始めました。 ひどい話ではありますが、厚生省官僚の冤罪事件で明らかになった事からすると「さもあらん」という感じです。自己浄化作用が現実の世界でも働けばよかったのですが、、 実世界は検事が現時点では有罪判決を受けている。というのが残念です。
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元特捜検事が書いているだけあって、検察内部の描写に迫力がある。ストーリー自体はそれなりに面白く、文章も読みやすいが、ストーリー・テリングと表現力は未熟な印象。デビュー作らしいので、致し方ないのでしょうが。密室殺人のトリックと、ラストのまとめ方は少し難有りと感じた。次回作に期待。
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警察にせよ、検察にせよ、マスコミにせよ、既定のシナリオを元に仕事を進めていくことがどうもあるようだ、と感じるこの頃なので、ノンフィクションのようにも読めて、やっぱり怖いなぁ、と思う。組織が一度走り出すと止まらないことも、恐ろしい。 異議を唱えることがいかに難しいか。私は異議を唱え...
警察にせよ、検察にせよ、マスコミにせよ、既定のシナリオを元に仕事を進めていくことがどうもあるようだ、と感じるこの頃なので、ノンフィクションのようにも読めて、やっぱり怖いなぁ、と思う。組織が一度走り出すと止まらないことも、恐ろしい。 異議を唱えることがいかに難しいか。私は異議を唱えることはできるだろうか。
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筆者は元東京地検特捜部検事。 ゼネコン汚職をモデルにしたと思われる疑獄事件を通じて、最初に描いたストーリー(絵)に合わせた(合う)供述を得ようと無理な調べをする検事と、それを当然とする特捜の体質を描く。 フィクションの形をとりながら、検察の負の部分をよく書きこんでいる。 ただ、密...
筆者は元東京地検特捜部検事。 ゼネコン汚職をモデルにしたと思われる疑獄事件を通じて、最初に描いたストーリー(絵)に合わせた(合う)供述を得ようと無理な調べをする検事と、それを当然とする特捜の体質を描く。 フィクションの形をとりながら、検察の負の部分をよく書きこんでいる。 ただ、密室殺人のナゾ解きはやや安易。
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