緋色の楽譜(上) の商品レビュー
時代背景は現代だったが、内容はバリバリのファンタジーで安心した。 ラルフ・イーザウさんは実在のことと話を絡めるのが非常に上手いと思う。ファンタジーなのだが、現実にもありえるかもというワクワク感が読んでいてとても楽しい。 音楽がテーマであり、共感覚を持つ女性が主人公のこの話は、終始...
時代背景は現代だったが、内容はバリバリのファンタジーで安心した。 ラルフ・イーザウさんは実在のことと話を絡めるのが非常に上手いと思う。ファンタジーなのだが、現実にもありえるかもというワクワク感が読んでいてとても楽しい。 音楽がテーマであり、共感覚を持つ女性が主人公のこの話は、終始本当の敵は誰で、誰を信じたらよいのかこちらもハラハラとしながら、サラの旅を見守った。 「催眠術はかかりたい者しかかからない」とあり、確かに音楽は日常にありふれていて、私も自分では意識しないうちに影響されているものがあるのだろう。 音楽には明るくないので、リストの事も断片的にか知らないが、アンデルセンなど、様々な人と交流があったのだなと驚いた。 白鳥と荒鷲など、厨二心をくすぐるような設定や、暗号など、よく思いつくなとしみじみ思う。 早く続きを読みたい。
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もしかして、リストの子孫という女流ピアニストと、失われた譜面をめぐる組織との攻防。音楽の中からメッセージを聴きとることができるという超感覚の持ち主という設定が、スリリングな展開を生む。
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タグに途中放棄とかあるけど 途中放棄なんてとんでもない! おもしろい!! でも頑張って読まないと意味分からなくなるかも……
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★あらすじ 新進女流ピアニストのサラは、大作曲家リストの末裔だと言われていが、本人も半信半疑でいる。 しかしサラは、リストの未発表曲が発見され、それがドイツのワイマールで演奏される際に立ち会ったことが発端で、否応なく陰謀に巻き込まれていく。 感想は下巻でー。
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図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 百二十四年の眠りからさめたフランツ・リストの自筆の楽譜。演奏されたその曲を聴いた若き美貌の天才ピアニスト、サラ・ダルビーは光輝くシンボルが目の前に浮かぶのを見た。それは、サラが母から譲り受けたペンダントに刻まれているものと寸分違...
図書館の本 内容(「BOOK」データベースより) 百二十四年の眠りからさめたフランツ・リストの自筆の楽譜。演奏されたその曲を聴いた若き美貌の天才ピアニスト、サラ・ダルビーは光輝くシンボルが目の前に浮かぶのを見た。それは、サラが母から譲り受けたペンダントに刻まれているものと寸分違わぬモノグラム。そのモノグラムが、続いて現れた一篇の詩が、サラを嵐のただ中に投げ込んだ。何者かがホテルの部屋を荒らしてリストの楽譜を奪い、サラの命を執拗に狙う。謎を解く鍵はサラが見たリストの詩のなかに。ミヒャエル・エンデに続く現代ドイツ文学の旗手が贈る、時空を超えた破天荒で壮大なミステリ。 面白そうだと手に取ったはいいが、そこまでリストに興味がないんだということに思い当たる最初の30ページ。 どうしようかしら、やめようかしらと思うくらい読み進めるのが苦痛でしたが、サラがかかわりだしてからいきなり面白くなり読み進めました。 イメージで音を視覚化する人は多いけれど、この感覚保持者はほんとうにいるのかしら。結構厄介な能力だと思うのだけど。 音楽だけが視覚化されるというのも無理があるけれど、それはそれとしてこれからが楽しみ。 そして最後の最後に気がついた。 Dunkele=dark なのになぜ緋色のがくふなんでしょうか。 下巻でこたえがあるといいな。 Die dunklen by Ralf Isau
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