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ココロコネクト ニセランダム の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

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  2. 4つ

    19

  3. 3つ

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2012/03/18

今回は今まで同じ学年の5人がふうせんかずらという得体の知れない存在に 精神を嬲られると言うパターンでしたが、今回からは短編集からの新メンバーの千尋と紫乃が加わり、 ふうせんかずらは新しい2人を利用する手段を講じてきます。 得体の知れなさに怯え、距離をとった紫乃に対し、千尋はふうせ...

今回は今まで同じ学年の5人がふうせんかずらという得体の知れない存在に 精神を嬲られると言うパターンでしたが、今回からは短編集からの新メンバーの千尋と紫乃が加わり、 ふうせんかずらは新しい2人を利用する手段を講じてきます。 得体の知れなさに怯え、距離をとった紫乃に対し、千尋はふうせんかずらの提案を受け入れ それによって得た能力・・・相手の思う者になりすます事で5人の関係を崩しに掛かります。 体育祭が近づき、準備に追われる中で、 上級生5人の姿を眩しく感じる2人の下級生の心は羨望と諦めから踏み込めない紫乃と 苛立ちと逃避から5人を汚してしまいたいと歪に走る千尋との視点から進んでいきます。 彼らの目に映る上級生達は果たして気付かぬうちに始まっているふうせんかずらの脅威を どう乗り越えていくのかが見物となっています。 とある場所のレビューを見ますと、中にはマンネリだと捉える感想もあるようですが、 展開は一緒でも、それを重ねる毎に太一、稲葉、永瀬、唯、青木ら5人が 変化を、成長し続けている事を汲み取らねばならない事に気付けないのか不思議でなりません。 ここに出てくる少年少女達はラノベには珍しく、実に一般的な若者でしか無く、 それが思いもよらぬ出来事に遭い、晒され続ける中での苦悩が実に丁寧に綴られている事を 察する事が出来ない様では話になりません。 表面的には強がってみても、内心は何時崩れても不思議はないぎりぎりの状況に立たされており そこを5人の仲の良さで支え合いながら、しかし時には反撥もし、そしてそれを乗り越え 更に絆を深めて行く、実にテーマ性が強く、丁寧に作られた物語であると私は感じます。 臭さもあります。しかしそれもまた青春と笑ってしまえる所もまた一つの味でありますし、 羨ましさを覚えますね。今回の千尋の様にそれに反撥する気持ちと言うのもまた分かります。 そうしたあり得そうな心を描き、そして繋げてみせる物語。 既にタイトルに十分作者の思いが表れているのだと思います。 今時の作品によく見られる、感情の赴くままに行動し、自己完結する様な主人公ではなく、 相手の事を慮り、感情に流されそうになりながらも懸命に考え、心を通わせるのは とても大切な事であると感じます。心とは感情のみではなく思考が伴ってこそ おおきく育って行くのかも、大人にもとても考えさせられる温かな作品であると思います。 白身魚氏のイラストがまた作品にとても合っているのですよね(*^_^*)

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2012/03/05

面白くなってきた。 文章力とか読みやすさもヒトランダムから比べたら雲泥の差。 とは言え、最後のはご都合にも程がある。カコランダムの時もそうだったけど、この作者はちゃんとプロット組んでるのだろうか。 最後の終わらせ方がいつもやっつけ過ぎる。 読後感が微妙すぎるんだよなぁ

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2012/02/27

短編集を挟んでの正式な5巻目。2年生編が本格的にスタートということかしら。 シリーズを通してのテーマ(と勝手に思ってる)「自意識をめぐる問い」という部分は新キャラの内面に舞台を移し、超常現象による揺さぶりも攻め口を変えてきており、やはり新たな段階に来たのかな、という感じがする。 ...

短編集を挟んでの正式な5巻目。2年生編が本格的にスタートということかしら。 シリーズを通してのテーマ(と勝手に思ってる)「自意識をめぐる問い」という部分は新キャラの内面に舞台を移し、超常現象による揺さぶりも攻め口を変えてきており、やはり新たな段階に来たのかな、という感じがする。 ストーリーとしては「もしも涼宮ハルヒが、世界を思い通りに変えられる己の能力を自覚したら」とでも言うべきもの。日常に不満を抱く新キャラの姿が、まるでハルヒに見える。 このシリーズの感想に、度々「ハルヒ」を引き合いに出しているが、まずは道具立てが近いから、ということがある。そして、前島賢が「セカイ系とは何だったのか」で指摘した、「自意識を語る『オタクの文学』としてのセカイ系」の特徴を、「ハルヒ」以来久々に見た気がした、というところが大きいかな。

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2012/01/18

遂にアニメ化か・・・って早いのか・・・ そんな事を思いつつ、新入生が入って初めての本編です。というか、前巻の短編が完全に地続きになってるな。 ふうぜんかずらが再び文研部を襲う。今回は新メンバーがいるからどう絡んでくるかは・・・読んでください(マテ 今回は新入生の千尋がメイン。...

遂にアニメ化か・・・って早いのか・・・ そんな事を思いつつ、新入生が入って初めての本編です。というか、前巻の短編が完全に地続きになってるな。 ふうぜんかずらが再び文研部を襲う。今回は新メンバーがいるからどう絡んでくるかは・・・読んでください(マテ 今回は新入生の千尋がメイン。オリジナルメンバーである文研部の5人の強さが際立つような印象だった。無双です、はい。 デレばんが相変わらず凄まじい勢い・・・だったのだが、太一がいなくなると崩壊ってレベルじゃないぐらいの依存症みたいで、それとなく臭う表現が何箇所かあったから、次巻以降デレばん崩壊もあるか・・・!?

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2012/01/16

アニメだひゃっほ〜い! メディアミックスが盛んですっかりファミ通文庫の看板作品になりつつある!? そんなココロコもシリーズ6作目ですが個人的にはマンネリ化することなく読めました。 新入生2人も本当の意味で文研部の仲間入りができたかな。 少しヒネたところのある千尋と天然マイペース...

アニメだひゃっほ〜い! メディアミックスが盛んですっかりファミ通文庫の看板作品になりつつある!? そんなココロコもシリーズ6作目ですが個人的にはマンネリ化することなく読めました。 新入生2人も本当の意味で文研部の仲間入りができたかな。 少しヒネたところのある千尋と天然マイペースだけど芯の強い(?)紫乃、この2人はナイスコンビです!

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2011/12/05
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もっと彼らの話を読んでいたくもあり、終わって欲しくもあり。 ふうせんかずら=読者を楽しませるために踊らされ続ける彼らが、ますます可哀想に思えてしまいました。 今回は実行犯が人間だったせいか、普段より強く”悪意”が際立っていたように思えます。 彼らにとっては前々巻で終わっていたほうが、あるいはいっそ1巻で終わっていたほうが良かったのかもしれません。 しかしもっと彼らを見ていたいと思うあたり、自分もふうせんかずらと同じなのでしょう。

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2011/11/20

前巻クリップタイムの最後からどのように繋げてくるのか期待していました。新入部員の柴乃と千尋を中心に話が展開し、二人が本当の意味で文研部のメンバーになっていく。今回はそんな話。おもしろかったし、柴乃のキャラも楽しかったのでそこはよかったのですが、もう少し今までの5人が中心となる部分...

前巻クリップタイムの最後からどのように繋げてくるのか期待していました。新入部員の柴乃と千尋を中心に話が展開し、二人が本当の意味で文研部のメンバーになっていく。今回はそんな話。おもしろかったし、柴乃のキャラも楽しかったのでそこはよかったのですが、もう少し今までの5人が中心となる部分も欲しかったと思う。

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2011/11/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今回、旧メンバーの5人はメインから外れ、新メンバーの2人がメインの話。 ストーリーとしては、旧メンバーの関係を壊そうと、ふうせんかずらが暗躍するが、やっぱり5人の絆は強かったよっていう内容。 今巻では千尋の成長が著しく、今後のストーリーではキーマンとなりそうな気がする。 ただ、今回は、既刊と比べると現象の効果が薄く、もう少し5人の人間関係を壊しても良かったんじゃないかと思う。

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2011/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

千尋がとんでもなくうざい。千尋によるNTRものといっても さして問題は無いように思える。 千尋がうざくてうざくて仕方がないので、あのまま救いもなく、 地獄の底で永遠に苦しんでいればよかったのにと思います。 100歩譲って、禊が足りてるとは思えない。 あの作品が牧歌的で、脱落者がいないお話であるのは理解しているし そこが良い点であるかもしれないが、 そうであっても紫乃と対比させる作品構成上、彼女と結果の差があって しかるべきだと思います。 彼らがほぼ同じゴールに至ってしまうのは納得し難い点があるので、 やっぱり地獄に落ちるべきだと思いました。 おそらく、彼にとって適切なゴールは、ふうせんかずらに なり下がる事であるように思えます。

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2011/11/06

2011 11/6読了。WonderGooで購入。 新入生2人が加入しての初長編、にして2人がいきなりやらかしてくれる巻。 特に宇和くん! こいつすごいな、ココロコの登場人物の中でも最大級に(ふうせんかずらよりも!)序盤うざい(笑) うじうじしつつ、他人は妬み、全部人任せ…いやー...

2011 11/6読了。WonderGooで購入。 新入生2人が加入しての初長編、にして2人がいきなりやらかしてくれる巻。 特に宇和くん! こいつすごいな、ココロコの登場人物の中でも最大級に(ふうせんかずらよりも!)序盤うざい(笑) うじうじしつつ、他人は妬み、全部人任せ…いやー、途中で何度、耐えられず閉じたか。 文研部覚醒後はすごくすっきりしたけど。 そしてふうせんかずらがXXったときはこっちまでびびったけど! 新規2名追加して、ふうせんかずらに感情もありそうとわかって、次回も俄然楽しみになってきたー。

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