人間臨終図巻 新装版(1) の商品レビュー
歴史上の人物の死際をまとめたやつ。年齢順になっているので自分の年齢で死んだ人を探すと色々と趣深い。大抵、ろくな死に方をしていない。
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読み物としては、悲喜劇性の高いこの一巻が一番面白いんじゃなかろうか。 頁をめくるたびに思うのは、結核、肺病の多さ。死病だったんだなぁと再認識。 この後にソフトカバー版を読んだけど、確かにこちらの新装版のほうが読みやすい。集めたくなるなぁ。
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"山田風太郎さんが、人間の死を見つめたもの。歴史別でもなく亡くなった年齢順で紹介されているところがとてもユニーク。自分の年で死んだ歴史上の人物の生きざまを垣間見れる。 芸術家、音楽家、作家、政治家、芸能、犯罪者、犯罪被害者などなど紹介される人物も多種多様。 1巻は40代...
"山田風太郎さんが、人間の死を見つめたもの。歴史別でもなく亡くなった年齢順で紹介されているところがとてもユニーク。自分の年で死んだ歴史上の人物の生きざまを垣間見れる。 芸術家、音楽家、作家、政治家、芸能、犯罪者、犯罪被害者などなど紹介される人物も多種多様。 1巻は40代まで。2巻は50代~。 興味を持った人物を知りたくなれば、また新たな書物との出会いが生まれる。"
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十代~四十代の間に亡くなった古今東西の有名人を列挙する一巻。 やはり若くして亡くなる人には悲劇の色がまとわりつくもので、それぞれドラマチック。 全く聞いたことのない人名に出くわすたびに調べているうちに大変な時間をくってしまう。それでいて止められない。「人の死にざま」がいかに魅惑的...
十代~四十代の間に亡くなった古今東西の有名人を列挙する一巻。 やはり若くして亡くなる人には悲劇の色がまとわりつくもので、それぞれドラマチック。 全く聞いたことのない人名に出くわすたびに調べているうちに大変な時間をくってしまう。それでいて止められない。「人の死にざま」がいかに魅惑的…というよりも、己も絶対に避けて通れない人生の最後に対する怖いもの見たさと、いかに生きるべきかという哲学的な悩みとを解決してくれるような気がして、ひたすら読み続けてしまう。 でも読み終わってしまうのがとてももったいないのでゆっくり読みたい。けれど手に取ったら一気に読んでしまうだろう。だから続刊を借りるのは少し後にしよう、ということに。 林望の解説も良い。
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人物伝は数あるけれど人間の臨終に的を絞り、多くの事例を集めた物は、この本以外に寡聞に知らない。通常の伝記が人物の活躍に焦点を当てるのに比べ、この本は人生の下り坂を活写する。偉人であろうと死ぬ時は苦しみながら死ぬ(例外も収録されている)。改めて、人の人たる所以を突きつけられる。
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新装版で全4巻。1巻は15歳から49歳まで。若くして亡くなった方が多いので痛ましいと共にドラマティックでもある。思春期の頃は純文学好きが高じて結核に特 別な思い入れがあった。実を言うと憧れてた。しかし、こうも連続で結核により生が断ち切られるケースを見せられると、ホントすみませんで...
新装版で全4巻。1巻は15歳から49歳まで。若くして亡くなった方が多いので痛ましいと共にドラマティックでもある。思春期の頃は純文学好きが高じて結核に特 別な思い入れがあった。実を言うと憧れてた。しかし、こうも連続で結核により生が断ち切られるケースを見せられると、ホントすみませんでした!とジャンピング 土下座級で謝りたくなります。山風による人物評がちょいちょい入る。それは言ってやるなよwwと思うようなのもあって楽しい。
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古今東西、老若男女、著名人(いろいろなジャンルの人々、犯罪者も)が「死」に瀕したときの様子、またそ子に至るまでの人となりをそれぞれの人物毎に簡潔にまとめている。また登場順がおもしろい。亡くなった年齢順である。私が読んだ第1巻は十代の八百屋お七から49歳の山下清まで。本を読むと少し...
古今東西、老若男女、著名人(いろいろなジャンルの人々、犯罪者も)が「死」に瀕したときの様子、またそ子に至るまでの人となりをそれぞれの人物毎に簡潔にまとめている。また登場順がおもしろい。亡くなった年齢順である。私が読んだ第1巻は十代の八百屋お七から49歳の山下清まで。本を読むと少し前までは死因が洋の東西を問わず、結核、チフス等が多い。今では信じられないが結核は死の病であったことがよくわかる。治す手立てもなく、悪化していくのを本人も周りの人たちも手をこまぬいているしかなかったのだ。 第1巻はまだ若い人たちが多いので、死に至るまでの様子は悲劇的なものを感じる。 しかしこの本は「死」を扱いながら、暗さよりもその人物像を浮かび上がらせ、ユーモアさえ感じさせるものもある。人物により文体も少しずつ換え、その人へのコメントも秀逸で面白い、さすが山田風太郎と思わせるものばかりだ。
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古今東西、様々な人間の死に様を描いた本。 死に様だけで、その人の生き様が重くのしかかってくる。 今日読んだのはジョン・レノンの死に様。 偶然にも、彼を殺したマーク・チャップマンに、 殺人罪による無期刑が宣告された日だった。 ジョン・レノンの頁にも関わらず、最後の一文は、...
古今東西、様々な人間の死に様を描いた本。 死に様だけで、その人の生き様が重くのしかかってくる。 今日読んだのはジョン・レノンの死に様。 偶然にも、彼を殺したマーク・チャップマンに、 殺人罪による無期刑が宣告された日だった。 ジョン・レノンの頁にも関わらず、最後の一文は、 裁判官の被告人への宣告の一節。 いつ読んでも、しびれる本。 濃すぎてなかなか読み進められない。
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読み応えがあったというか、読むのにずいぶん時間がかかったというか、、、 年齢別にまとめてあったのはおもしろかったけど、歴史に疎い私は年代ごとだともっとわかりやすかったかなと感じました。 歴史上の人物は、こんな理不尽な死に方をしてたのかと思うと、落ち込んでても元気になれそうな気が...
読み応えがあったというか、読むのにずいぶん時間がかかったというか、、、 年齢別にまとめてあったのはおもしろかったけど、歴史に疎い私は年代ごとだともっとわかりやすかったかなと感じました。 歴史上の人物は、こんな理不尽な死に方をしてたのかと思うと、落ち込んでても元気になれそうな気がしました。
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