SF・異色短編(藤子・F・不二雄大全集)(1) の商品レビュー
定年退食、ミノタウロスの皿、よかった。 映画「ソイレントグリーン」と被ったのは偶然らしい。他、我が子・スーパーマン、ノスタル爺、コロリ転げた木の根っ子、間引きもよかった。 間引き→人類は今まで他の生物と同じく人口増減率が0.001%(疫病と飢饉と戦争)だったのに、新薬や農薬のせ...
定年退食、ミノタウロスの皿、よかった。 映画「ソイレントグリーン」と被ったのは偶然らしい。他、我が子・スーパーマン、ノスタル爺、コロリ転げた木の根っ子、間引きもよかった。 間引き→人類は今まで他の生物と同じく人口増減率が0.001%(疫病と飢饉と戦争)だったのに、新薬や農薬のせいで2%になった。個体数が限界を超えると、殺人などで人口を抑制して全個体数の上限を調整する・・・。 コロリ転げた木の根っこ→今の時代ならフェミニストが飛んできそうなDV旦那の登場。モデル作家がいたとかいないとか。これが普通の時代だったなんて、あー、こんな時代に生まれなくてよかったなあと思う。離婚しようにも、今よりももっと女性の働き口は少なかっただろうし。「ぼくはあいつにこの家庭をまかしてる。したがって家庭内の不祥事の責任は、すべてあいつにあるのです。」「奥さん、教育がなっていませんな。女房なんて力づくで抑えるべきものだよ。結局女が従うのは、男の強さなんだから」 ミノタウロスの皿→ミノア、まじカワイイ。しずかちゃんみたいだけど、しずかちゃんより可愛いし色気ある。「ただ死ぬだけなんて・・・。何のために生まれてきたのかわからないじゃないの」「ことばは通じるのに話が通じないという・・・、これは奇妙な恐ろしさだった」
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ミノタウロスの皿はなんか後味が悪い アチタが見えるはどういうこと? Qちゃんは切ない 定年退食と間引きはなんと言うか、、年金が地道に減らされているいま、他人事に感じられなかった。わたしの払った年金、ちゃんと返してくれ
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波風のない作風 藤子の絵は、現在の少年ジャンプとかマガジンとかにあるやうな、作家性の強調された作風ではない。平坦で平穏で穏便で、むしろそれがヴェテランの領域だとかんじさせる読みやすさがある。 それはこの大人向け作品でも同様、際立った甘みもないし辛味もない、塩気もない、毒っ気も...
波風のない作風 藤子の絵は、現在の少年ジャンプとかマガジンとかにあるやうな、作家性の強調された作風ではない。平坦で平穏で穏便で、むしろそれがヴェテランの領域だとかんじさせる読みやすさがある。 それはこの大人向け作品でも同様、際立った甘みもないし辛味もない、塩気もない、毒っ気もさほどなささうな、どこかトボけた絵でつづく。 「コロリころげた木の根っこ」のDV遅筆作家が井上ひさしなのではないか。といふ説がある。発表年を踏まへると、ギリギリ違ふ。といふのが私の答へ。
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ミノタウルスの皿が頭から離れない 牛を育てていたひとから子供の頃「牛は犬より賢いよ」と聞いたことがあるので、何度も牛について考えてきた。 藤子Fさんの作品は度々「逆の立場」が描かれて、そこが面白い。人間に飼われたり食べられる動物の立場、植物の立場、子供と大人が逆の立場になったり…...
ミノタウルスの皿が頭から離れない 牛を育てていたひとから子供の頃「牛は犬より賢いよ」と聞いたことがあるので、何度も牛について考えてきた。 藤子Fさんの作品は度々「逆の立場」が描かれて、そこが面白い。人間に飼われたり食べられる動物の立場、植物の立場、子供と大人が逆の立場になったり… 逆の立場を想像するということは大切なことかもしれないなー
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ちょっと難しい話もあるけれど、 面白い話がたくさんある。 ミノタウロスの皿は、正直 期待していた話だった。 なるほど〜 ちょっと難しいけど 深い話なのかな、、、? 他にもいろんな話があるけれど、 自分は「わが子・スーパーマン」と、 「間引き」が好きだった。 急いで読んだから...
ちょっと難しい話もあるけれど、 面白い話がたくさんある。 ミノタウロスの皿は、正直 期待していた話だった。 なるほど〜 ちょっと難しいけど 深い話なのかな、、、? 他にもいろんな話があるけれど、 自分は「わが子・スーパーマン」と、 「間引き」が好きだった。 急いで読んだから、 意味が分からないまま 終わってしまった話もいくつかあるけれど、 そういうの以外は面白い。
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藤子・F・不二雄大全集「SF・異色短編1」。 自分たちが常識と感じているものが、通じない世界になったらどうなるの?というテイストの作品。日常に潜み、少しずつ侵食している不穏さを描くテイストの作品。大きく分けるとこの二つの柱かな。 あと、行きすぎた思想というか、考え方についてのも...
藤子・F・不二雄大全集「SF・異色短編1」。 自分たちが常識と感じているものが、通じない世界になったらどうなるの?というテイストの作品。日常に潜み、少しずつ侵食している不穏さを描くテイストの作品。大きく分けるとこの二つの柱かな。 あと、行きすぎた思想というか、考え方についてのもあるか。 なんというか、終末観というか、救いのない話が多いような。「定年退食」「間引き」がそれ。 「ノスタル爺」は救いがありそうな感じはするけど、ループから抜け出せるという可能性が見えているだけで、悲しみの話なんだよなぁ。 爽快感はないね。だからこその異色短編なんでしょうけども。 解説でSFの黄金時代はいつか?という問いに対して12才だ、という答えが紹介されています。12才か。子供と大人の間で、どちらの感情に対しても反応できる年齢だからかな。子供心から抜け出しつつあるけど、その楽しみを忘れてなく、大人心に憧れ背伸びして経験したがるけど、不潔さを感じることのできる年齢か。 現在では、子供心の部分だけがクローズアップされて、中二病なんて揶揄されてしまいますが、素敵な年代だと思います。 12才。子供心にも大人心にも、素直に反応できる稀有な時期。二度と訪れない時期だから、黄金時代というのでしょう。
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大人になって読むと、考えさせられる。著者なりの、人間の価値観に対する風刺的な表現や問題提起に触れることで、考え方のバリエーションを豊かにしてもらった感覚がする。
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その、大東亜戦争終結の後、昨年まで天皇陛下は権威として崇め奉らねばならないと言ってゐた筈の大人が、人間だと言ひふらす様へ、興味深い目で冷静に観察してゐた凶悪なクソガキが、いろいろを相対化する。 なんとなく、タブーが付くと言ったらプライベートなものの方がパブリックなものより可能性...
その、大東亜戦争終結の後、昨年まで天皇陛下は権威として崇め奉らねばならないと言ってゐた筈の大人が、人間だと言ひふらす様へ、興味深い目で冷静に観察してゐた凶悪なクソガキが、いろいろを相対化する。 なんとなく、タブーが付くと言ったらプライベートなものの方がパブリックなものより可能性高さうだなとか。 はー。
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異色短編の中でも1巻というだけあって名作エピソード揃い。 ミノタウロスの皿、気楽に殺ろうよあたりは藤子F先生が掲げる、 SF(すこしふしぎ)が、小気味よく響く部分にクリーンヒットした印象の傑作。 カイケツ小池さんやら、ボノムやらのコミカル短編もそろっていて申し分なし。
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藤子・F・不二雄の「少し不思議な」短編作品集の第一弾です。個人的に好きなのは「ミノタウロスの皿」・「カイケツ小池さん」・「アチタが見える」「劇画・オバQ」・「ノスタル爺」「コロリころげた木の根っ子」・「間引き」。 「カイケツ小池さん」や「わが子・スーパーマン」あたりは発想が「2...
藤子・F・不二雄の「少し不思議な」短編作品集の第一弾です。個人的に好きなのは「ミノタウロスの皿」・「カイケツ小池さん」・「アチタが見える」「劇画・オバQ」・「ノスタル爺」「コロリころげた木の根っ子」・「間引き」。 「カイケツ小池さん」や「わが子・スーパーマン」あたりは発想が「21世紀少年」と同じであり、藤子さんの作品が現代でも新鮮に読まれる理由が分かる。 毒のある話が好きな人にオススメの一冊である。
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