ほのかなひかり の商品レビュー
どこかに同じ話が転がっていそうなそんな状況でも、それでも頑張ろうと意を新たにする人たちのささやかな物語。[more]決して華美ではないし、たぶんどの短編もそれほど大きな印象は残らないと思う。だけど確かにその人が見つめた灯りがどこかに点っていると思えて、「よかったね」とほんのりと心...
どこかに同じ話が転がっていそうなそんな状況でも、それでも頑張ろうと意を新たにする人たちのささやかな物語。[more]決して華美ではないし、たぶんどの短編もそれほど大きな印象は残らないと思う。だけど確かにその人が見つめた灯りがどこかに点っていると思えて、「よかったね」とほんのりと心温まる。 個人的には「褒め屋」と「噛み合わせ」が好き。
Posted by
女性作家なのかと思い込みながらずっと読んでた。あとがきで男性だと知った(笑) 読みやすく、どの話も『その先』を感じさせる終わり方だった。
Posted by
些細な家族の日常を切り取った短編集。家族だからこそ僅かな成長が嬉しいし、言えずに心に仕舞うこのもあるし、時々ぴりりと毒も吐く。 我が家も含めてどの家も少なからず平穏無事な家庭ではないからこそ、どこかの話に引っかかるものがあるのだと思う。 読み終わるとき、ほっこりと心が暖かくなった...
些細な家族の日常を切り取った短編集。家族だからこそ僅かな成長が嬉しいし、言えずに心に仕舞うこのもあるし、時々ぴりりと毒も吐く。 我が家も含めてどの家も少なからず平穏無事な家庭ではないからこそ、どこかの話に引っかかるものがあるのだと思う。 読み終わるとき、ほっこりと心が暖かくなった。
Posted by
森浩美さんの家族小説です。この本も8編の短編があります。その中で良いなと思ったのは「思い出バトン」「噛み合わせ」でした。森浩美さんの小説は、読後に家族や相手を思いやる気持ちが伝わってくるところです。私は、この小説も心が癒されるものだと思います。
Posted by
あまり感情移入できなかった よくあるようなエピソードとか、昔っぽい男性目線の感覚がちょっと合わなかった いいフレーズは少しあったかな、ってかんじ
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
『新たな門出に射し込むほのかなひかりの短編集』 思い出したくない、忘れたい過去から逃れたいと願う人達が、新たな一歩を踏み出すための光明を見出すまでを描いた8つの短編集。『褒め屋』の与田くんのオヤジの口癖『人も梅の実も褒めてやれば立派に育つ』は至極名言!
Posted by
遊び、家事、仕事に追われる日々の中では振り返ることができない、日常の中に潜む小さな幸せ、喜びが潜んでいることに気付くことができました。家族メインの題材であり、登場人物と自分自身同じ感情、感覚を共感は出来なかったが短編読みやすかった。関東が現場の話がほとんどだったので、九州を題材に...
遊び、家事、仕事に追われる日々の中では振り返ることができない、日常の中に潜む小さな幸せ、喜びが潜んでいることに気付くことができました。家族メインの題材であり、登場人物と自分自身同じ感情、感覚を共感は出来なかったが短編読みやすかった。関東が現場の話がほとんどだったので、九州を題材にした話があれば自分自身は場面の背景が思い描きやすいと感じた。
Posted by
「1 聖夜のメール」 「2 想い出バトン」 「3 噛み合わせ」 「4 リリーフはいらない」「5 じゃあまたな」 「6 ワイシャツの裏表」「7 褒め屋」 「8 トイレットペーパーの芯」 8つの短編が収録されています。 この作品も森さんの「家族シリーズ」になります。 どの...
「1 聖夜のメール」 「2 想い出バトン」 「3 噛み合わせ」 「4 リリーフはいらない」「5 じゃあまたな」 「6 ワイシャツの裏表」「7 褒め屋」 「8 トイレットペーパーの芯」 8つの短編が収録されています。 この作品も森さんの「家族シリーズ」になります。 どの短編も読みやすく身近な内容だけに興味深く面白く読めました。 読後感に強烈な印象が残るわけではないけれど、全てのストーリーに気持ちがほっこりとして温かな気持ちになれます。 中でも「聖夜のメール」「褒め屋」は良かったです。
Posted by
今となっては、どんな高価な宝石よりも、息子の成長を見守る一緒の時間がほしかった。人は、本当に大切なものを知るために、大きな犠牲を払わなければならないのだ。(聖夜のメールより) 本当に心に染みる。
Posted by
この短編集、心、暖まりました。 日常に潜む小さな希望を描いた作品。 奥さんに勧めようと思う。
Posted by