ほのかなひかり の商品レビュー
「家族」がテーマの短編集。 長く作詞家で活動されている人の作品だなあという雰囲気の、「ああ、短編ドラマとかにこーいうのありそう」な話が並んでいるなあ、な印象。一編一編が短いので長さ・オチなどもう一捻りくらいほしいものが多い、かなあ…かなりアッサリと一つ一つを読み終わってしまった。...
「家族」がテーマの短編集。 長く作詞家で活動されている人の作品だなあという雰囲気の、「ああ、短編ドラマとかにこーいうのありそう」な話が並んでいるなあ、な印象。一編一編が短いので長さ・オチなどもう一捻りくらいほしいものが多い、かなあ…かなりアッサリと一つ一つを読み終わってしまった。 作詞の場合は「あっ、この歌詞のセンスイイな」と感じる言葉の言い回しでも、ショートショートの中で登場人物の台詞になると「ダサっ」と思えてしまうことが多いな、と気づかされた。しかも台詞がオチになる大事な場面で。 (そこらへんの「好みじゃない」感により★は少なめ)
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「聖夜のメール」で一番泣いた! 「共感度100%のイチオシ家族小説集」との帯が付いてた。共感度100%は言いすぎだけど、共感できる話(登場人物)が多い。良くも悪くも、有り得ないような設定がなく、身近に起こり得るような短編8作品。
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文章が読みやすい。 思ったより感動はしない。 短編なので、全体的にピンとこなくて薄い。もう少ししっかりした物を読んでみたい。
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最初から最後の話まで、感動的。 無理矢理なお涙頂戴に持っていかないところは流石。 映像が見えるがごとく無理のない展開でおもしろい。
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まず、森浩美さんは女の人だと思っていました。 日常の何気ない風景を切り取って書くのがうまいなあと思います。そしてあったかいラストがいいのかな。
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いつものように短編集です。 どのこにでもありそうな話なんだけど、最後にはホッとするような終わり方をするというのもいつものパターンでしょうか。 ただ、安心して読めるという点では満足しています。 家族の話が多かったかな。
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家族の日常にあるささいな幸せがつまった連作集。 夫を事故で亡くした妻に届いた「聖夜のメール」。娘を嫁に出す父が作った「想い出バトン」。5年前に別れた彼氏が歯医者として目の前に現れる「噛み合わせ」。会社をやめたいという部下、息子をもつ「リリーフはいない」。 どれも読むと優しい気持ち...
家族の日常にあるささいな幸せがつまった連作集。 夫を事故で亡くした妻に届いた「聖夜のメール」。娘を嫁に出す父が作った「想い出バトン」。5年前に別れた彼氏が歯医者として目の前に現れる「噛み合わせ」。会社をやめたいという部下、息子をもつ「リリーフはいない」。 どれも読むと優しい気持ちになれます。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日常のちょっとした断片を切り取ったような8つの物語。 いずれも”家族”が共通のテーマとして描かれているけれど、大げさなお涙頂戴系ではなく、じんわりとした余韻を残してくれる8篇でした。 「思い出バトン」が特に良かったです。 お涙頂戴系ではないと書いたばかりですが、この1篇だけはボロボロ涙がこぼれてしまった。 というのもこの物語でお父さんが娘に渡したあのプレゼントは、私が結婚したときに父が贈ってくれたものと同じで、当時の自分と重ね合わせて読まずにはおれず。 ちょっとカラーの違う「ワイシャツの裏表」も好みでした。
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8つの日常の短編集。 安心して読める、温かい本でした。 どの話にも共感できるし、あーこういう人いるーと思えたりした。 個人的には、一つだけ異色の『褒め屋』が好き。 いいなぁー。若い男の子に癒される話。
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悩んでいたり、苦しかったり、人生思い通りにならないことだらけだったとしても、「ほのかなひかり」が見えれば、それを糧に人は生きてゆける、優しい気持ちになれる本。
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