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一匹羊 の商品レビュー

3.4

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    7

  3. 3つ

    12

  4. 2つ

    5

  5. 1つ

    0

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2012/02/13

自分が体験しそうな話が多く、いつも楽しく読んでいます。 「どきどき団」「一匹羊」が好きでした。

Posted byブクログ

2012/02/09

一人ひとりになぜか親近感が持てます。話の終わり方が何か物足りなさを感じるのですが、それが自然さ、素朴さを感じてしまいます。この連作、楽しめます。

Posted byブクログ

2012/02/04

一人がテーマの短編集。どこにでもいる人たちのありふれた日常どけど勇気を持って飛び込んでみよう!みたいな結末で暖かい気持ちになります。そしてほんのりユーモアがあって登場人物がみんなかわいらしくて好きです。父子家庭の二人の会話が微笑ましい「夜中に柴葉漬」と魅力的なおばぁちゃんが出てく...

一人がテーマの短編集。どこにでもいる人たちのありふれた日常どけど勇気を持って飛び込んでみよう!みたいな結末で暖かい気持ちになります。そしてほんのりユーモアがあって登場人物がみんなかわいらしくて好きです。父子家庭の二人の会話が微笑ましい「夜中に柴葉漬」と魅力的なおばぁちゃんが出てくる「どきどき団」が好きでした。

Posted byブクログ

2012/02/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物足りなさがリアルな日常短編集。 上手くいかないことが少なくない中で、自分に出来ることを出来る範囲でする、という淡々としたもの悲しさを感じた。

Posted byブクログ

2012/02/01

読みやすく後味の良い短編集なんですが、短編集としてのテーマ感が薄く(いちおう一人 というのがテーマらしいんですが)、山本さんならではというようなものもあまり感じられません。登場人物がいかにもいそうな感じがして感情移入はしやすいものの、キャラ立ちが不十分というか。山本さんもここのと...

読みやすく後味の良い短編集なんですが、短編集としてのテーマ感が薄く(いちおう一人 というのがテーマらしいんですが)、山本さんならではというようなものもあまり感じられません。登場人物がいかにもいそうな感じがして感情移入はしやすいものの、キャラ立ちが不十分というか。山本さんもここのところ安定感はあるものの、とびぬけたものがなく、ここらで何か新しい挑戦が欲しいところです。

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2012/01/18

30代半ばの自分にはズシリとくる短編小説。 どの編もとても考えさせられる。 仕事のことが一番胸をつかれた。 仕事はまさしく後悔の連続。 でもやらなければ始まらない。 それが仕事だから。 いろいろと人の置かれている状況は違うが、人生を前向きに考えて生きる希望が持てる。 あの頃の自...

30代半ばの自分にはズシリとくる短編小説。 どの編もとても考えさせられる。 仕事のことが一番胸をつかれた。 仕事はまさしく後悔の連続。 でもやらなければ始まらない。 それが仕事だから。 いろいろと人の置かれている状況は違うが、人生を前向きに考えて生きる希望が持てる。 あの頃の自分、若さ故の自分。 自分探しは今も続いている。 常に変わらなければ始まらない。 事なかれ主義、打破! そんなことをふと気付かさせてくれる。少しホッと一息つける暖かい小説。 明日から周りを見る目も温かく変わるかもしれない。

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2012/01/15

『大地』を読んでいたんですが、図書館の返却期限がギリギリになってきたので浮気しました。 や~前作の『パパは今日、運動会』も含めて、山本さん、良い! 最初の方の作品も面白くて「お、良い作家さんだなぁ」って思ってたんですが、ここ数年「何、言いたいか分からない……」って感じでした。 ...

『大地』を読んでいたんですが、図書館の返却期限がギリギリになってきたので浮気しました。 や~前作の『パパは今日、運動会』も含めて、山本さん、良い! 最初の方の作品も面白くて「お、良い作家さんだなぁ」って思ってたんですが、ここ数年「何、言いたいか分からない……」って感じでした。 だけど、この2作で帰ってきましたね。おかえりなさい! 『一匹羊』は短編集で、どの章も最後がホッコリしたり、前向きになってたり読後感がよろしいです。 特に「どきどき団」は長い間、夫に従ってきた老いた妻の反抗って話なんですが、勇気を出して意見を言います。 その妻が何とも可愛い! こういうの良いなぁって思わせてくれます。 で、今回は山本さんが何で良いのかなぁって考えながら、読んでたんですが、この方は表現が上手いなぁと思いました。 あと、手法としては「何でもない話に違和感のある要素を付け加える」てな感じかと。 さっきの「どきどき団」だと、老齢夫婦の確執という平凡な要素に、何か知らないけど息子を怒らせているらしいっていう情報が加えられてたり。 これからどうなるんだろう……って飽きさせませんね。 何の間の書きましたが、面白かったです!

Posted byブクログ

2012/01/10

どれも温かく締めくくられる良いおハナシ。読み終えると頑張って働こうと思える。しかし、きっと記憶にはさほど残らない。

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2011/12/31

さらっと軽い。でも悪くはない。読み終えてちょっとほっとするような、心が和むようなそんな8編の短編。 自分の現在に少し不満を持ちつつ、でも少し誇らしさも持ちつつ、小さな幸せや満足に活力をもらいながら毎日をそれなりに頑張っている登場人物たちばかり。どんな人も、何かしらここに出てくる...

さらっと軽い。でも悪くはない。読み終えてちょっとほっとするような、心が和むようなそんな8編の短編。 自分の現在に少し不満を持ちつつ、でも少し誇らしさも持ちつつ、小さな幸せや満足に活力をもらいながら毎日をそれなりに頑張っている登場人物たちばかり。どんな人も、何かしらここに出てくる人々に共感できるのではないかというストーリーだ。 悪くないのだけど、それほど残るものもなく、絶賛というほどでもなく。 よかったのは「夜中に柴葉漬」かな。

Posted byブクログ

2011/12/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小説宝石」に掲載されてきた読み切り7編に、書き下ろし1編を加えた短編集。いずれも小市民的風景をテーマとする作品で、あまり豊かな幸せさを感じ取れないこの時代を映し出すような中味だ。これまでのお仕事系小説とはあきらかに異なるタッチ。 OL、女子高生、フリーター、元野球選手、主婦などなどを主人公に、全力投球で書き下ろしたものというよりは、肩の力を抜いた(いや脱力系?)書きっぷり。まあ、読んでも読まなくても、どうということはないのだが、、、 最後に収録されているタイトル作は、若かりし頃の勢いを失って事なかれ主義に陥っている主人公になぜか納得。一匹狼が羊のように大人しくなることって、文字どおり大人になるからなんだなあ。

Posted byブクログ