一匹羊 の商品レビュー
大笑いする。その一歩か二歩手前で止めてみた。そんな感じか。自分は、山本幸久は、笑って読みたい。そうだよなと思ってぺージ閉じたい。
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表紙の羊の可愛さに一目惚れした本。 とても可愛い短編集。 どのお話もラストで前向きな気分になれる。 偶然の出会いやちょっとしたハプニングによって背中を押された主人公が1歩踏み出す瞬間が描かれている。 1番好きなのは「夜中に柴葉漬」。 才能がない、人望もない、そんな登場人物を「拒...
表紙の羊の可愛さに一目惚れした本。 とても可愛い短編集。 どのお話もラストで前向きな気分になれる。 偶然の出会いやちょっとしたハプニングによって背中を押された主人公が1歩踏み出す瞬間が描かれている。 1番好きなのは「夜中に柴葉漬」。 才能がない、人望もない、そんな登場人物を「拒絶しない」物語。 よくよく考えるとこの本の中に収められているお話は全て「拒絶しない」物語と言えるかもしれない。 積極的に受け入れるわけではないけど、そこに存在することを否定しない、そんな優しいお話達。 その中で1歩進むことによって何かが変わるのかそれとも変わらないのか、それはまた別のお話。
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縫製工場に勤める大神は、若いころと違って事なかれ主義で働いていた。そこに、職場体験に中学生がやって来る。年下の同僚とともに、中学生の面倒を見るはめになった大神。そこで、ある問題が生じて―(「一匹羊」)。OL、女子高生、フリーター、元野球選手、主婦…相手にされなくても。変人に思われ...
縫製工場に勤める大神は、若いころと違って事なかれ主義で働いていた。そこに、職場体験に中学生がやって来る。年下の同僚とともに、中学生の面倒を見るはめになった大神。そこで、ある問題が生じて―(「一匹羊」)。OL、女子高生、フリーター、元野球選手、主婦…相手にされなくても。変人に思われても。一歩踏み出すと、素敵な自分が見つかるかもしれない、それぞれの「明日が少し元気になれる」物語。表題作ほか、7編を収録
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小さな希望を感じる8編。 (狼なんてこわくない) 16歳の星野麗子は,転校して文通だけしている小篠くんに会いに行くため, 居酒屋でバイトしてお金をためて,夜行バスで金沢に向かう。 隣の席の派手なオネーサマのミユキさんは,高校を中退して東京に出てきたが ついに金沢に帰るのだという...
小さな希望を感じる8編。 (狼なんてこわくない) 16歳の星野麗子は,転校して文通だけしている小篠くんに会いに行くため, 居酒屋でバイトしてお金をためて,夜行バスで金沢に向かう。 隣の席の派手なオネーサマのミユキさんは,高校を中退して東京に出てきたが ついに金沢に帰るのだという。 ミユキさんの去りぎわがかっこいい。
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なんか微妙な短編集だった。山本さんだから期待して読んだけどいまいち面白くなかった。いつものスピード感がなくてあっさりしすぎ……強いていえば、「夜中に柴葉漬」は親子の絆が感じられていいなってくらい。
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山本幸久氏の短編集。正直短編を読むのは苦手だけど(短い文からいろいろ読み解くのが不得意)どれも山本氏らしい柔らかくユーモアで前向きな話ばかりだ。 やっぱり会社員を描いた「一匹羊」がいいな。
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山本幸久の小説は読んでいる時は心地が良い。 でも、不思議なことに、後から、この小説はどんな話だったか思い返そうとしても、思い返せないことが多い。
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なんだかほのぼのとイイ話が詰まってます。 特に「ドキドキ団」が好きでした。 それぞれキャラクターが良くて、みんな自分の道を迷いながら、一生懸命歩いているところがいい。
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+++ 縫製工場に勤める大神は、若いころと違って事なかれ主義で働いていた。そこに、職場体験に中学生がやって来る。年下の同僚とともに、中学生の面倒を見るはめになった大神。そこで、ある問題が生じて―(「一匹羊」)。OL、女子高生、フリーター、元野球選手、主婦…相手にされなくても。変人...
+++ 縫製工場に勤める大神は、若いころと違って事なかれ主義で働いていた。そこに、職場体験に中学生がやって来る。年下の同僚とともに、中学生の面倒を見るはめになった大神。そこで、ある問題が生じて―(「一匹羊」)。OL、女子高生、フリーター、元野球選手、主婦…相手にされなくても。変人に思われても。一歩踏み出すと、素敵な自分が見つかるかもしれない、それぞれの「明日が少し元気になれる」物語。表題作ほか、7編を収録。 +++ 表題作のほか、「狼なんてこわくない」 「夜中に柴葉漬」 「野和田さん家のツグヲさん」 「感じてサンバ」 「どきどき団」 「テディベアの恩返し」 「踊り場で踊る」 +++ 見るからに著者らしいタイトルである。表紙の後姿の羊もやさしげでちょっぴり哀愁があってぴったりである。そして八編の物語も、登場人物も状況もみんな違うのに、やさしくてちょっぴり哀愁が漂うが、最後には気負わない力が湧きあがるのが感じられて微笑ましい。いいことばかりじゃないけれど、悪いことばかりでもないよね、と思える一冊。
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山本幸久さんのお仕事小説には、いつも励まされる。 この短編集の中では、「夜中に紫葉漬」と「どきどき団」が印象的だった。
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