人を動かす対話術 の商品レビュー
「人を動かす対話術」というタイトルは、一見するところ世間に溢れる自己啓発本やテクニック本と勘違いされやすいと思うが、この本はそういった類の本とは別物と言えるでしょう。 あとがきには、「単なる技術だけでなく、そこで大切にされている考え方や、通底している精神を意識すること。すぐれた...
「人を動かす対話術」というタイトルは、一見するところ世間に溢れる自己啓発本やテクニック本と勘違いされやすいと思うが、この本はそういった類の本とは別物と言えるでしょう。 あとがきには、「単なる技術だけでなく、そこで大切にされている考え方や、通底している精神を意識すること。すぐれた対話技法というものに共通するのは人を大切にする心であり、その人に元来眠っている力を引き出そうとする姿勢のように思える。」といったことが書かれている。 それを踏まえて改めて本書を振り返ってみても、たしかに相手を動かしてやろうなどというものは無い。相手の力を引き出すこと、相手の主体性を重んじること、相手の気持ちを同じように分かることは出来ないが、できるかぎり相手に寄り添おうとすることなどが常に前提となっているように見えた。 著者の、クライエントへの暖かい眼差しと、読み手への配慮がよく伝わってくる1冊です。 また、そういった技法のみを重視した本でないが故に、一度読んだだけでは本書の内容を身につけるのは困難だと思います。新たな視点を取り入れちょっとずつ自分のものにしていこうと思いました。 内容としては、 ・共感的アプローチ ・解決志向アプローチ ・動機づけ面接法 ・認知へのアプローチ ・認証戦略 ・愛着へのアプローチ ・行動・環境へのアプローチ などです。幅広く、かなり要点を絞ってあります。 相手を大切にした対話術に興味のある方には読んでみるのをオススメします!
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普段の対話に活かせる部分はあまり多くない印象。 しかし、実際に悩んでる友人等からの相談にのる際に知っていると活かせそうなことはいくつかあったように思う。
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主に精神疾患のある人に対しての具体的なアプローチについて書いてありました。だけど、学校教育などでもとても参考になる内容が含まれていました。内容が多すぎて、一度整理して使わないと、小手先の技術になってしまう感じがしました。何度も読み返して、使っていくと非常にいいかな、と思いました。...
主に精神疾患のある人に対しての具体的なアプローチについて書いてありました。だけど、学校教育などでもとても参考になる内容が含まれていました。内容が多すぎて、一度整理して使わないと、小手先の技術になってしまう感じがしました。何度も読み返して、使っていくと非常にいいかな、と思いました。「問題解決アプローチ」「両価的葛藤」ということが、とても印象に残った部分でした。
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■対話術 1.人間は「理性の動物」であると同時に「感情の動物」でもある。説得されるためには、理屈で納得するだけでなく、その前に、それらを受け容れる気持ちになっている必要がある。 2.問題行動は結果であって、原因ではない。 3.問題を解決する一番の近道は、問題が解決したらどうなるか...
■対話術 1.人間は「理性の動物」であると同時に「感情の動物」でもある。説得されるためには、理屈で納得するだけでなく、その前に、それらを受け容れる気持ちになっている必要がある。 2.問題行動は結果であって、原因ではない。 3.問題を解決する一番の近道は、問題が解決したらどうなるかを思い描き、その状態のときと何が変わっているかを明確にすることだ。 4.使う言葉をかえると人は変わる。
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