リーダーシップ の商品レビュー
リーダーに必要な資質を①総合力(大局観)・②胆力・③人心掌握力の3つであるとしたうえで、歴史上の史実を挙げ、鳩山・菅両元首相にそれら3つの資質がいかに欠如しているかを繰り返し論じています。 何度も何度も、多くの史実を挙げて論じられており、著者がいかに鳩山・菅両元首相の政権運営と...
リーダーに必要な資質を①総合力(大局観)・②胆力・③人心掌握力の3つであるとしたうえで、歴史上の史実を挙げ、鳩山・菅両元首相にそれら3つの資質がいかに欠如しているかを繰り返し論じています。 何度も何度も、多くの史実を挙げて論じられており、著者がいかに鳩山・菅両元首相の政権運営とその引き際に失望したかということが感情としては伝わるものがあります。 ただ、そこにあげられた史実が、私の勉強不足ゆえに断片的なものになってしまって、著者の語り口の迫力も減殺されてしまいました。 ひとえにわたしの知識不足です。
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読了。山岡鉄心・西郷隆盛・源義経などを引き合いに出して民主党(鳩山・菅)ぶった切りの内容。「心の平静は指導者に不可欠な資質である」「目前の悲惨に目を覆われて全局を忘れてはならない」など心に残るフレーズは多数あるものの、なんか腹落ちしなかった。
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リーダーシップの具体例を、歴史上の人物を論評を中心に展開するスタイル。リーダーシップ本のなかでは、資質(胆力と大局観)にフォーカスした内容。歴史好きにはよい読み物かも。興味深い人物(山口多聞さん等)も取り上げられている。 ただし、実践本ではないし、私は再読はしないだろう。
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読む間・・・ ちょっとこりゃ難しいぞ。読む前提の基礎知識がだいぶいる。 読み終えて・・・ 総論のようなタイトルで、歴史的人物引用が豊富にありそうで購入したが、残念な書だった。 総論でもないので、本書にはサブタイトルがきちんといる。 史実から学ぶべき大事さは、充分分かるが、どの部分...
読む間・・・ ちょっとこりゃ難しいぞ。読む前提の基礎知識がだいぶいる。 読み終えて・・・ 総論のようなタイトルで、歴史的人物引用が豊富にありそうで購入したが、残念な書だった。 総論でもないので、本書にはサブタイトルがきちんといる。 史実から学ぶべき大事さは、充分分かるが、どの部分が現代の何に適応しているのか、説得力に欠ける。 著者は前提条件やご自身の前提理解を読者に強要しすぎている。 簡単にいうと、分かりづらいし、共感できない。 歴代民主党リーダーを歴史人物と比較し、不足を挙げる。あなたはどれほどの逸材なのか?人を評価するには、もう少し説得力と情報力がいる。 この本は最後のむすび7ページを立ち読みすれば充分だった。
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著者はリーダーの条件として,総合力(大局観ないし国家観),胆力,人心掌握力をあげる。これは,全くその通りであり,前総理の菅直人,その前の鳩山”友”紀夫が,この3条件のいずれも満たしていなかったのは明らかだと思う。 さて,内容は,歴史上の名将・宰相らの事例を挙げて,「リーダーシップ...
著者はリーダーの条件として,総合力(大局観ないし国家観),胆力,人心掌握力をあげる。これは,全くその通りであり,前総理の菅直人,その前の鳩山”友”紀夫が,この3条件のいずれも満たしていなかったのは明らかだと思う。 さて,内容は,歴史上の名将・宰相らの事例を挙げて,「リーダーシップとは何ぞや」ということを論じている。ただ,その事例が多いこと,(僕の勉強不足ですが)焦点が当てられている人物がそこまでメジャーではないこと,結論部分の記載が薄いこと,から本書を理解できる人はなかなかいないのではないでしょうか。 示唆に富むものではありますが,その分,「リーダーシップとは?」という核心部分が見えにくくなっている気がします。
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会社の後輩から借りた本です。 歴史上の政治家・戦略家達のリーダーシップの紹介が出ています。 いろいろな偉人が紹介されており、すべてが興味深いですが、吉田松陰の客観的な分析力を持った上での「前向きに、悲観せず」の姿勢が共感できました。このように振舞いたいと感じました。
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「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とはドイツ帝国初代宰相ビスマルクの言葉。管首相の「奇兵隊内閣」という言葉を選んだセンスを歴史を知らない悲しさだと看破。佐藤一斎の「大臣の職は、大綱を統ぶるのみ」(言志四緑)という言葉が印象に残った。自分を顧みて、やや細部にまで入り込みすぎてい...
「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」とはドイツ帝国初代宰相ビスマルクの言葉。管首相の「奇兵隊内閣」という言葉を選んだセンスを歴史を知らない悲しさだと看破。佐藤一斎の「大臣の職は、大綱を統ぶるのみ」(言志四緑)という言葉が印象に残った。自分を顧みて、やや細部にまで入り込みすぎていないか。自分の職責において「大綱を統ぶる」とは?考えさせられた。
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歴史上の指導者がいかに優れているかを羅列して解説することによってリーダーシップの満たす条件あげている。 塩野七生氏によれば、知力、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志を上げており、筆者はこれを絞って、①総合力、②胆力、③人心把握力の3つを上げている。 筆者が上げた...
歴史上の指導者がいかに優れているかを羅列して解説することによってリーダーシップの満たす条件あげている。 塩野七生氏によれば、知力、説得力、肉体上の耐久力、自己制御の能力、持続する意志を上げており、筆者はこれを絞って、①総合力、②胆力、③人心把握力の3つを上げている。 筆者が上げた歴史上のリーダーと比較され、現民主党政権、とりわけ鳩山、管がいかにダメなリーダーであったか、ということが切々と書かれている。
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歴史上の人物のリーダーシップを織り交ぜながら、民主党党首たち(鳩山さん、菅さん)を痛烈な批判、その対比を展開、ちょっとまとまりのなさも感じたが、俺なりには新発見(山口多聞中将など)もあり、興味深く読了。
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歴史上のリーダーの行動を振り返りながら、 為政者に総合力・胆力・人心掌握力の3つの資質が必要であることを説いた本。 同時に、野田さん以前の民主党総裁がダメであった理由も言及している。 本書で著者の言いたいことを完全に理解できる人はかなり限定される。 理由はあまりに世界史・日本史...
歴史上のリーダーの行動を振り返りながら、 為政者に総合力・胆力・人心掌握力の3つの資質が必要であることを説いた本。 同時に、野田さん以前の民主党総裁がダメであった理由も言及している。 本書で著者の言いたいことを完全に理解できる人はかなり限定される。 理由はあまりに世界史・日本史のコアな知識が必要とされる点。 自分もそうであるが、この知識のない場合、事例にあげられている人物、 そしてシチュエーションが全く理解できず、よって納得は全くできない。 また事例が多すぎるため、ひとつひとつがどうしても浅い。 鳩山さん、菅さんの批判も感情的とも言え、全てを同感することは出来なかった。 但し、冒頭に挙げられている資質はやはり重要だと思う。
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