統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる の商品レビュー
【統計】【経済】タイトル通り、統計/確率を用いた考え方から、メディアで報じられている経済政策や数字の煩雑な扱われ方を暴いている一冊。個人的に好きだったのはベイズ統計に関する章。確率で王道なのは客観確率であるが、主観確率を基本としているベイズ統計を分かりやすい例で説明してくれており...
【統計】【経済】タイトル通り、統計/確率を用いた考え方から、メディアで報じられている経済政策や数字の煩雑な扱われ方を暴いている一冊。個人的に好きだったのはベイズ統計に関する章。確率で王道なのは客観確率であるが、主観確率を基本としているベイズ統計を分かりやすい例で説明してくれており、一人一人がこのベイズ統計の考え方を身につければ数字に対する耐性が身に付くだろうなと感じた。
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こういうものを理解できるようになりたくて、時々読むのだけど多分理解できていない。本を読むにあたってはそのからくり?を楽しめるのだけど、統計を理解する頭までは持っていない。一度、ちゃんと理解できるように簡単な本をじっくり読みこんだ方がよさそうだ。
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似たようなタイトルの本は何冊も出ていて、「世論調査はサンプリング内容に要注意」「棒グラフは縦軸の数字に注意」のレベルのものが多いけれど、この本は、そこよりはもう少し深いところを指摘してくれている。数学・統計をバックグラウンドに、大蔵省や官邸での現場経験もあって「信頼できる」感が強...
似たようなタイトルの本は何冊も出ていて、「世論調査はサンプリング内容に要注意」「棒グラフは縦軸の数字に注意」のレベルのものが多いけれど、この本は、そこよりはもう少し深いところを指摘してくれている。数学・統計をバックグラウンドに、大蔵省や官邸での現場経験もあって「信頼できる」感が強い。 「主観確率 vs 客観確率の使い分けが大切」という点や、ベイズの定理を丁寧に説明してくれていた点は、ためになった。後者をこうやってわかりやすく説明する書籍にはなかなか出会ったことが無い。 後半は、タイトルとは関係なく、震災復興や原発対応で政権や官僚組織を批判しつつ、建設的な私案を語るという内容。やっぱり「復興財源は国債発行+日銀引き受けで」案、この点では100%アンチ財務省、という立場はtwitterやアゴラでもおなじみ。
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確率の考え方についてまとめられている前半は良いが、確率思考を用いたケーススタディーは筆者の思想が全面に出ていてイマイチ。
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小泉政権下で竹中平蔵のブレーンとして知られた高橋洋一氏が、確率・統計的な思考について解説する。 本の構成としては、前半が統計と確率についての基本的な考え方の解説。後半が東電問題や復興政策についての話。 読んだ感想を一言で表すと「前半部分を掘り下げたほうが面白いのでは?」とい...
小泉政権下で竹中平蔵のブレーンとして知られた高橋洋一氏が、確率・統計的な思考について解説する。 本の構成としては、前半が統計と確率についての基本的な考え方の解説。後半が東電問題や復興政策についての話。 読んだ感想を一言で表すと「前半部分を掘り下げたほうが面白いのでは?」というものだ。 特にベイズ確率やモンティ・ホール問題の話などは、日常的に生活していて「八割がた大丈夫」みたいな言葉の理論化という意味でとても興味が湧いた。今、日本で確率や統計について、一般の人々にも皮膚感覚で分かりやすく解説できる希有な存在だと思う。 一方、おそらく著者の主眼であると思われる後半については、著者がいろいろな媒体で語っていることをまとめたもので、あまり新鮮味が感じられなかった。統計や確率をからめて書いてはいるものの、ちょっと主題から外れているようだ。ネット上でも『現代ビジネス』などで東電問題や復興政策について慧眼を語られているので、著者の東電問題や復興政策についての提言を知りたければ、そちらを読んだほうが経済的にも優しいかと。 評価的には星3が妥当なところか。考え方の訓練として面白く読むことができると思う。
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厳密にはこの本は読み終わっていない。「さらば財務省」というちょっと前に評価の高かった経済書の著者で、最近は官僚という職業の人がどういうふうに論理思考しているのか、に興味があったので読んでみたけど、この人がそもそも話が下手な人なのか、編集が悪いのかは知らないが、本のタイトルと内容が...
厳密にはこの本は読み終わっていない。「さらば財務省」というちょっと前に評価の高かった経済書の著者で、最近は官僚という職業の人がどういうふうに論理思考しているのか、に興味があったので読んでみたけど、この人がそもそも話が下手な人なのか、編集が悪いのかは知らないが、本のタイトルと内容があまりにあっておらず、ひどかった。前半は福島原発・東電問題の持論と政府筋への愚痴の正当化のために、統計と確率の話を小道具として使っているにすぎず、後半は統計・確率の話すら出てこないので、途中で読むのをやめました。地震の混乱の後に出た本ということで、元々無理のあった企画なのかも知れないが、5年後このタイトルを見て本書を手に取った人はきっと大いに混乱するはず。というわけでこの本はお薦めできません。
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内容に取り立てて新しいものはないが、確率統計、東電問題、マクロ経済の復習として斜め読みするにはよかった。
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統計、確立などかどのように使われているかのさわりを知るれる。若干話がずれるが面白く読めた。 著者の今まで書いた本に繋がるって多角的に理解出来る。並行して他の作品も読むのをお勧め。
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数字の発表は、絶対値の説明が大事。 客観確率とベイズ確率。 記述統計と推測統計。 借金を返すためにさらに借金をしてそれを懐に持っているお金、国債整理基金。 国際金融のトリレンマ。
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ほんとに初めて統計に触れるって人にはわかりやすくておすすめ。 数字から正しく情報を読み取る事の大切さ難しさがわかる。 ただ、確率・統計の話は最初の方だけ。 残りは震災後の政治批判などに終止している。 これはこれで面白いのだけれど、統計の理解を深めようと思って読んだだけに少し残念。...
ほんとに初めて統計に触れるって人にはわかりやすくておすすめ。 数字から正しく情報を読み取る事の大切さ難しさがわかる。 ただ、確率・統計の話は最初の方だけ。 残りは震災後の政治批判などに終止している。 これはこれで面白いのだけれど、統計の理解を深めようと思って読んだだけに少し残念。 自著の宣伝多すぎ(笑)
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