「上から目線」の構造 の商品レビュー
「上から目線」というと、今の若者を特徴づける言葉と思いがちだが、本書を読むと、その本質は昔からどの世代でも変わらず持っていることがわかる。 ただ最近の若者が「上から目線」に過敏になっていることは確かで、その理由として、他人との関わりが薄く、友人・親友であっても自分をひけらかす...
「上から目線」というと、今の若者を特徴づける言葉と思いがちだが、本書を読むと、その本質は昔からどの世代でも変わらず持っていることがわかる。 ただ最近の若者が「上から目線」に過敏になっていることは確かで、その理由として、他人との関わりが薄く、友人・親友であっても自分をひけらかすことができず、また厳しく自分の至らないところを指摘してくれる人もいないこと、そのため正しい自己認識ができず、「自分はこんなものではない」という誇大な自己像を持ちがちで、現実の自分を認めることができないことが指摘されている。 今の自分にしっかりと向き合い、自分の至らなさを認識することが自己成長の原動力になるというくだりは、改めてはっと気付かされたような気がする。
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タイトルが気になり、会社の後輩から借りました。 「上から目線」をする人の心理、受ける側の心理を分析しながら、世代間のコミュニケーションの問題・日本文化固有の問題などさまざまな視点での分析に展開されていて、想像以上の内容でした。普段のコミュニケーションの改善の参考にしたいです。
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自戒の意味を込めて (-_-;) ぱっとみ世俗的なタイトルですが、結構色んな知識を与えてくれそうです。出だしはかなり面白く、引き込まれ中。
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伝える側にも伝えられる側にも両方問題はあるけど、劣等感を持ったり、横並びを大事にしてる人が多いから気を付けないといけないねって話でした。
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上から目線で話す後輩に対して、どう接したらよいかという課題があって買って見たが、その答えは得られず。そういう人もいるんだなーと、受け止めて自分の中で消化していこうと思っております。心理的分析の部分は勉強になったのでよかったです。
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もう自分は「最近の若い子はよくわからん」側になったのだと、ハッキリわかった。 上司に対して「上から目線」と感じる部下の気持ちも、謙虚で目立つことが嫌いな自分大好き人間も、もう充分上なのに、劣等感から必要以上の「上から目線」で話す人も、「いるいるこういう人」とわかる。 しかし、それ...
もう自分は「最近の若い子はよくわからん」側になったのだと、ハッキリわかった。 上司に対して「上から目線」と感じる部下の気持ちも、謙虚で目立つことが嫌いな自分大好き人間も、もう充分上なのに、劣等感から必要以上の「上から目線」で話す人も、「いるいるこういう人」とわかる。 しかし、それは各自克服していくことで、当人以外は関係のない話なのに、何故外に表し、無理やり関わらせてくるのか。 それこそ「空気」で「そこは自分で克服してよ」という空気を出していた(出されていた)気がするが…。 いつからこうなっていったのか。 この疑問も「上から目線」なのだろうか。
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【リード】 明らかに立場が上の人のアドバイスに対して『上から目線ですね』という若者が増えている。彼らの心理状況、そのような心理にいたる背景を考察する。 【内容】 ○「上から目線」が気になる理由 ○「空気を読む」ことによる弊害 【コメント】 タイトル買いしたが、想像...
【リード】 明らかに立場が上の人のアドバイスに対して『上から目線ですね』という若者が増えている。彼らの心理状況、そのような心理にいたる背景を考察する。 【内容】 ○「上から目線」が気になる理由 ○「空気を読む」ことによる弊害 【コメント】 タイトル買いしたが、想像していたのと違っていた。 偉そうにしている人の扱い方が書いているのかと思ったが、心理学的な分析にとどまっている。 店員に威張り散らす人の心理が印象的だった。
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母性社会,地域との関わり等様々な原因によって,根拠のない自信を持つ若者,人間関係をうまく築けない若者,自己愛が強い若者が増えた。また,その上司となる人間にもそのような人が増えてきた。 1980年代以降に生まれたやつはダメだという,安藤忠雄さんの言葉を思い出しました。全くそのとおり...
母性社会,地域との関わり等様々な原因によって,根拠のない自信を持つ若者,人間関係をうまく築けない若者,自己愛が強い若者が増えた。また,その上司となる人間にもそのような人が増えてきた。 1980年代以降に生まれたやつはダメだという,安藤忠雄さんの言葉を思い出しました。全くそのとおり。
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