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天帝のはしたなき果実 の商品レビュー

3.7

37件のお客様レビュー

  1. 5つ

    5

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

    6

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    1

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2025/07/14

2007年。天帝シリーズ1。 メフィスト賞からの再読。宇山日出臣が発掘した最後の新人。おそらくこれ重要。第五の奇書をめざしているらしい。ちなみに4つは、『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』『匣の中の失楽』らしい。 満州鉄道「あじあ」に乗るまほろ。どこか途中で降りた...

2007年。天帝シリーズ1。 メフィスト賞からの再読。宇山日出臣が発掘した最後の新人。おそらくこれ重要。第五の奇書をめざしているらしい。ちなみに4つは、『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』『匣の中の失楽』らしい。 満州鉄道「あじあ」に乗るまほろ。どこか途中で降りた、降ろされたみたい? そのうち再読するんだろな

Posted byブクログ

2025/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ミステリというかSFというか 文章読むのに疲れて全く頭に入ってこず。ミステリで終わっておけばまだよかったのに、最後は唐突なSF。意味がわからなかった。言葉足らずが格好いいと感じるお年頃

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2022/04/06

読み始めてびっくりする。 なんだこれ(色んな意味で)。 難しい漢字に振られまくっているルビ。 高校生とは思えないませた思想と発言。 なっっっかなか進まないストーリー。 「うげらぽん」ってなんだよ。 それでも、事件が起きて吹奏楽部員たちが推理を展開するあたりからはどんどんのめり...

読み始めてびっくりする。 なんだこれ(色んな意味で)。 難しい漢字に振られまくっているルビ。 高校生とは思えないませた思想と発言。 なっっっかなか進まないストーリー。 「うげらぽん」ってなんだよ。 それでも、事件が起きて吹奏楽部員たちが推理を展開するあたりからはどんどんのめり込んだ。 そして予想だにしない結末。なるほど、だからSFって裏表紙に書いてあったのね…。 分厚いページ数をはるかに超える情報量で、読了後はなんだかとんでもないものを読んでしまったという気持ちになった。

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2020/12/27
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かったです。 学生の部活動の音楽の情熱と、芸術語学軍国主義…情報量が多くてお腹いっぱい。 濃い登場人物、文学や歌劇(たぶん創作だろう歌詞が凄かったり)、美術、日本語に仏語独語露語伊語のルビがカタカナでふってあったり、見え隠れする軍国主義、どぎつく際どい性的発言…と世界観に翻弄されて、ミステリ部分はははぁと読むだけになってしまいましたがそれでも犯人にはびっくり。由香里ちゃんが実際に手を下したのは全員でないけど。 表の修野家と裏の上巣家のあれこれはよく分からなかった…オカルトで。 でもまほろくんが結果的に切間を死なせちゃってるのつらい…元々、精神的に不安定っぽいのに。二条さんのところ行くのかな? 大会の演奏の描写は短いながらも胸に来るものがありました。彼らが今後も穏やかに過ごせるといいです。 登場人物は例のごとく、一馬が1番好きです。

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2020/06/17

何度目かわからない再読。といっても前まで読んでいたのは講談社ノベルス版だったので幻冬舎文庫版で読むのは初めてとなる。ノベルス版より読みやすくなっているのは確かなのでさくさくと読めた。このシリーズの特徴といえばなんといってもそのまほろ節!それが諄いとはわかっていながらも何度読んでも...

何度目かわからない再読。といっても前まで読んでいたのは講談社ノベルス版だったので幻冬舎文庫版で読むのは初めてとなる。ノベルス版より読みやすくなっているのは確かなのでさくさくと読めた。このシリーズの特徴といえばなんといってもそのまほろ節!それが諄いとはわかっていながらも何度読んでも痺れる!しかも数々の小道具など前座といわんばかりの終盤の怒涛の謎解き、そしてそれによって得られるカタルシス。天帝シリーズは全作読んでいるがやはりこの「果実」が一番美味しい…。

Posted byブクログ

2019/02/14

古野まほろ『天帝のはしたなき果実』読了。 第五の奇書を求めて。奇書を追っていくと、どうしても行き当たる本作。端々に見られる『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』『匣の中の失楽』へのリスペクトからも、その流れを踏襲していることがわかる。何より、「天帝の」というタイトル...

古野まほろ『天帝のはしたなき果実』読了。 第五の奇書を求めて。奇書を追っていくと、どうしても行き当たる本作。端々に見られる『ドグラ・マグラ』『黒死館殺人事件』『虚無への供物』『匣の中の失楽』へのリスペクトからも、その流れを踏襲していることがわかる。何より、「天帝の」というタイトルそのものが、冒頭の奈々村久生の引用文が、この作品の『虚無への供物』からの影響を物語る。 序盤は世界観が嫌でも解る吹奏楽部の青春劇。「帝国」と名のつく日本。この世界は現実の日本とはパラレルな関係にある。それは多くの謎の真相に接続する世界の親和性を高めている。というのはまず措くとして、それよりも先んじて強烈な「まほろ語」の連発、外国語ルビの多用という読み難さから始まる本書は黒死館の疲労感を思わせ、奇書好きとしては俄然スイッチが入った。 内容としても、『黒死館殺人事件』や『虚無への供物』を踏襲した衒学的な会話や推理合戦は圧巻だ。しかし、奇書だからといって本格ミステリの純度が低いかというと全くそうではない。推理パートの論理は作者が師と仰ぐ有栖川流で、精緻そのもの。推理合戦の形式から導かれる公理、演繹推理の果ての真相。論理の純度が恐ろしく高いことは証言しておきたい。 但しそれだけで終わらないのが「奇書」たる所以。終盤の展開は「唖然」の一言。だが個人的には終盤の展開そのものよりも主人公「古野まほろ」の行為の方が衝撃的だった。正直なところ「こいつ」は好きになれない(笑) なんだこいつ、嫌いだ、地獄に落ちろ(笑) しかし、それでもやはりどうしようもなく楽しかった。読みにくい、わかりにくい、荒唐無稽、主人公嫌い、それでも楽しい。純粋に面白かった。その論理と、唯一無二の奇特さと、先達への想いに脱帽する。

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2017/04/26

1990年 日本帝国。 勁草館高校を舞台に演目はブラスバンドの青春と斬首事件。 噎せ返るほど濃密な仮想ゴシックワールドのフレーヴァー。 過剰にルビが振られた台詞と気障なやりとりがキマって舞台上に映えている。 情報の奔流の中に沈む大切なものを掬う読書となった。

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2016/03/30

好き嫌いが分かれるとは聞いていたが、読み終わってそれがよく分かった。 ミステリーとしての物語に、過剰な装飾が付いているのが、その原因なのかなと思う。 高校の吹奏楽部の日常からコンテストに至るまで、のだめっぽい感じに、やたらと出てくる当て字の数々、ときおり4大奇書とか、ガンダムとか...

好き嫌いが分かれるとは聞いていたが、読み終わってそれがよく分かった。 ミステリーとしての物語に、過剰な装飾が付いているのが、その原因なのかなと思う。 高校の吹奏楽部の日常からコンテストに至るまで、のだめっぽい感じに、やたらと出てくる当て字の数々、ときおり4大奇書とか、ガンダムとかを踏まえた小ネタをぶち込んでくる。 それなのに、本格推理小説だっていうからなんなんでしょうね。 解説見て、メフィスト賞ってことなんで、まあなんか納得してしまったところもあります。 シリーズ続いてるけど、まあ読まないだろうなあ、、

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2015/03/16

全然、万人向けじゃない(笑) かなりのオタクでないとついて行けないかもしれないです。 癖の強い食べ物と同じ。 食べられない人は食べられない、好きな人にはこたえられない。 そんな感じ。 とりあえず、Zガンダム、源氏物語、昭和史、九尾の狐…その辺の知識があると楽しめるかも。

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2015/02/04

噂には聞いていた。 強く勧めてくる人がいるから読んでみた。 けど2回挫折した。 今度こそはと意気込んで臨んだ今回。 なんとか読了であります! かなりキツかったです…あまりにも文章が独創的すぎて。思考の赴くままに書き連ねられたかのような文体。あまりにも散漫している小ネタの数々。唐...

噂には聞いていた。 強く勧めてくる人がいるから読んでみた。 けど2回挫折した。 今度こそはと意気込んで臨んだ今回。 なんとか読了であります! かなりキツかったです…あまりにも文章が独創的すぎて。思考の赴くままに書き連ねられたかのような文体。あまりにも散漫している小ネタの数々。唐突に引用ないしオマージュされた衒学的趣向。どれもこれもがリーダビリティを削いでいるように思えてしまう。 幸いにも『虚無への供物』『月光ゲーム』は読んでいたため、本書が目指している部分は朧げながらも掴めていました。なので本格ミステリ的展開に話が転じると信じて苦心しながらも読み進めたわけなのです。 その甲斐あって、後半展開されるめくるめく推理の数々、とことんロジックに拘り大量に回収される伏線、手がかりの取捨選択における論理性、大変堪能しました。 終盤の唐突な怪奇趣味はご愛嬌。僕自身、幻想怪奇小説は好きなのでマイナスポイントには至らず。 ただやはり、ここまで独り善がりの文体は大きな瑕疵なのではないでしょうか。リーダビリティって大事よ? でもまぁ読みづらいことこの上ないけれど、この人の書くミステリは僕の好みにぴったりなので、いつか気が向いたら続編も読んでみようと思います。

Posted byブクログ