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プリズム の商品レビュー

3.2

310件のお客様レビュー

  1. 5つ

    17

  2. 4つ

    84

  3. 3つ

    133

  4. 2つ

    46

  5. 1つ

    6

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2023/07/02
  • ネタバレ

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全く内容知らずに読み進めたが、多重人格の中の 1人卓也に恋する話。 最初は家庭教師の聡子に、良い印象を抱いていたが徐々に嫌悪感が。自己中心的で心に波がある。 だけど誰でもそうなのかも。特に恋愛においては。 結果的にヒロシの治療のプラスになり見違えるようになり良かった。

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2023/05/16

解離性同一性障害の岩本広志から生まれた人格「卓也」と愛し合うようになる聡子。結末が気になりページを捲る手が止まりませんでした。とても読みやすく、恋愛小説としては面白かったです。

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2022/10/16

恋愛×多重人格がテーマの作品で、よくある恋愛ものとは違った苦悩がみられました。 目の前に居る人は自分が愛する人なのか、その人はいつか消えてしまうのか、といった見方が、一筋縄ではいかない恋愛のもどかしさや切なさを強調しているようで、面白かったです。

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2022/07/09
  • ネタバレ

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一人の女性と、疾患をもつ男性の恋愛を通して、治療法の確立していない疾患のひとつである解離性同一性障害について描かれる。 女性があまりに不誠実過ぎて終始嫌悪感が拭えないが、 疾患そのものの簡単な理解ができたり、絶望的な状況下での人間の機微に触れたりと、両軸で読みごえあり。

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2022/04/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

凄く昔にビリーミリガンを読んだ時程の衝撃は無かったけど、あの本を読んでいたからこそ「プリズム」をスムーズに読むことができたなぁと思います。これはフィクションだけに、小説としてビリーミリガンよりストーリーに起伏と流れがあるし読み応えがありました。 解離性同一性障害の交代人格に"そうと分かってて"恋する話なんて、絶対にハッピーエンドにはなり得ないし、本人達にだってそれは痛い程分かってるのに抑えられなくて会いたい気持ちが止められないのが読んでて辛かったです。恋って理性でするものじゃなくて落ちるものなんだって柄にもなくクサいこと思ったりしました。笑。 完全に統合された広志の中に卓也を見た時なんて、堪らない気持ちだろうなぁ。広志の中にちゃんと卓也がいた事に喜びを感じて良いのか悲しみを感じた方が良いのか分からなくて引き裂かれそうでした。切ないー。 人は何をもってその人となりうるのかな。 肉体という器である見た目。人格という中身。 記憶もそうだし、一つ一つの要素の何かが少しでも違ったらその人足り得ないのだとしたら、最後に登場した統合された広志はいったい誰なんだろう。

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2021/09/05
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多重人格者との恋愛の話 幼少時のトラウマにより、自分を防衛するために様々な人格が現れる 12の人格部分が5つに統合 理想を担う人格 性的な面を担う人格 暴力的な面を担う人格 芸術面を担う人格 子供的な側面を担う人格 なかなか怖い。

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2021/08/14

相手によって言動を変える。合わせる。それもある種、多重人格とまで大袈裟ではないにしろ、本来の自分ではない一面。多重人格と違うのは、そこに自分の意思が介在して言動を変えている、ということか。 本音と建前もしかり。いかなるときも本当の自分だけでいられる人はいないだろう。普通の人にも...

相手によって言動を変える。合わせる。それもある種、多重人格とまで大袈裟ではないにしろ、本来の自分ではない一面。多重人格と違うのは、そこに自分の意思が介在して言動を変えている、ということか。 本音と建前もしかり。いかなるときも本当の自分だけでいられる人はいないだろう。普通の人にもあり得る苦しみだなと読み終えた。

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2020/05/05

解離性同一性障害に苦しむ男性と、その男性が住む家の家庭教師女性との恋愛小説。 私は、人間は誰でも色々な人格を持っていることを前提としているので、それを抑制できるかどうかが障害の境界線だと思いました。 自分が知らない自分、記憶にない行動を周りが知っていることはどれほど辛いことなの...

解離性同一性障害に苦しむ男性と、その男性が住む家の家庭教師女性との恋愛小説。 私は、人間は誰でも色々な人格を持っていることを前提としているので、それを抑制できるかどうかが障害の境界線だと思いました。 自分が知らない自分、記憶にない行動を周りが知っていることはどれほど辛いことなのだろうと思った。

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2020/02/14

多重人格の一人を愛するということが不思議な感覚で読み進めました。 聡子がどんどん卓也に溺れて行くのが、いいぞもっとやれという気持ちと、だめだ辛い恋だよやめておけという気持ちがせめぎ合いました。 多重人格もなった原因が辛かった。 ラストはこれでよかったんだろうけど、寂しいエンディン...

多重人格の一人を愛するということが不思議な感覚で読み進めました。 聡子がどんどん卓也に溺れて行くのが、いいぞもっとやれという気持ちと、だめだ辛い恋だよやめておけという気持ちがせめぎ合いました。 多重人格もなった原因が辛かった。 ラストはこれでよかったんだろうけど、寂しいエンディングでした。百田尚樹小説らしい最後。

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2018/10/15

「僕は、実際には存在しない男なんです」という帯に惹かれて、久々の恋愛小説でした(^^;) その男は、ときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞う、激しく変化する男にいつしか惹かれていく彼女。よくある展開ですが読んじ...

「僕は、実際には存在しない男なんです」という帯に惹かれて、久々の恋愛小説でした(^^;) その男は、ときに攻撃的で荒々しい言葉を吐き、ときに女たらしのように馴れ馴れしくキスを迫り、ときに男らしく紳士的に振る舞う、激しく変化する男にいつしか惹かれていく彼女。よくある展開ですが読んじゃいますね。ラストは失恋でも、破局でも、死別でもない。かつて誰も経験したことのない永遠の別れ・・・

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