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灼眼のシャナ(22) の商品レビュー

4.3

16件のお客様レビュー

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2018/11/28

シリーズ最終巻。最後まで話を広げていって、まとめるのが追いつかなかった、という印象です。 「祭礼の蛇」の「大命宣布」によってフレイムヘイズたちは使命を失うことになりますが、その中でシャナは、自分の立っている足元を見なおし、自分の信じるままに、悠二と対峙することを決意するというの...

シリーズ最終巻。最後まで話を広げていって、まとめるのが追いつかなかった、という印象です。 「祭礼の蛇」の「大命宣布」によってフレイムヘイズたちは使命を失うことになりますが、その中でシャナは、自分の立っている足元を見なおし、自分の信じるままに、悠二と対峙することを決意するというのが、前巻のないようでした。そして今巻は、ユートピアを眼前に差し出された“徒”たちが、自分たちの立っている場所を見つめなおし、彼らの思いに創造神が応えるという話になっています。 他方、新世界へと旅立つ「徒」たちの残した「存在の力」によって願いをかなえたリャナンシーは、自分にとって本当に大切なものを、最初から知っていたという対比が張られています。著者の高橋さんが描きたかったのはたぶんこういうことなのかなと、個人的には解釈しています。 最後は、こちらの世界に残ったシャナと悠二、マージョリーとシュドナイが決着をつけることになります。やや厳しい言い方をすれば、カン違いの責任感を抱えて一人決めしてしまった少年が、けっきょくは少女にケツをもたせたという、セカイ系にありがちなストーリーということになるのでしょう。 ちょっと残念だったのは、物語の終盤で池くんが忘れられてしまったこと。最後に、御崎市に残った吉田さんを池がサポートする後日談的なエピソードを足してくれてもよかったのに、という気がします。

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2012/02/01

おのおの矜持だとか縛られるものが多くありましたが、結局はさまざまな愛の形を見せてくれた作品でした。 完結ありがとうございます。

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2012/01/03
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新しい世界の創造の時を迎えて、紅世の徒が、フレイムヘイズが、自分たちの思いをぶつけ合う姿に心震えました。助けるために己の命をかけるもの。永遠であるために新しい形をつくるもの。それぞれの思いの強さに、ただただ圧倒されるようでした。そして、何より悠二とシャナの結末。お互いを思いながらも、お互いを思うが故にすれ違ってしまった二人の、お互いが思うが故に訪れた幸せな結末。悠二の思いが痛いほどわかり、そしてそれすらも受け入れようとするシャナの思いに涙があふれていました。綺麗なラストを見せてくれて、大満足でした。

Posted byブクログ

2011/12/09
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長かった物語もようやく完結。 広げまくった伏線やら登場人物やらをまとめるのに大変で、物語としては今ひとつまとまりに欠く印象。 特に結末は、ザナドゥの誕生が現世?に影響を与えないのであれば、 何のためにいままでさんざん戦ってきたのかの必然性が見えない。 同様にマージョリーさんとシュドナイの戦闘も必然性は感じられなかった。 10巻くらいでまとめたほうが物語としてはすっきりとしたのかなぁ?と編集サイドの手落を指摘したい感じ。

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2011/11/02
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どれだけ続いてローマ数字のⅩの連続で巻数がどこまで可読性を失うのか……と見守る変な楽しみ方もあったシリーズ、ついに最終巻です。 最終巻だけあり今まで出てきたキャラ総出演で大暴れで終幕を迎えるので思い入れがある人は楽しめるでしょう。 ただ今までのキャラを出しまくっているので、全巻読んでいた人でも途中で「この人だれだっけな……?」と思い出すので手が止まってしまうことも多いです。愛着は良いと思いますが、覚えてなくても読み飛ばせるような描写だと親切だったかなとは思います。 リャナンシーの満願成就は遠かったね……とかちょっと感慨深かったです。 次のシリーズも楽しみにしております。 またAB出してくれるのも期待。

Posted byブクログ

2011/10/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

結局何のために争っていたのかよくわからない結末だった。 紅世の徒が人を食べなくなったら、フレイムヘイズもそれらを退治する必要がなくなる。ただそれだけ? もともとフレイムヘイズも紅世の徒も、フレイムヘイズと一緒にいるしゃべるだけの存在(神様?)も、一体全体どういう存在なんだか全く理解できなかったけど、結局それが最後まで理解できないまま終わってしまった。 とりあえず正義の味方と悪が戦い、悪が倒されないままパラレルワールドに行って終了。それだけとしか理解できなかったんだけど、この理解で正しいのかどうか。 最後に悠二とシャナがくっついたことは良かったと思うけど、悠二が敵に回らずにいたらこの戦いは一体どういう展開で、またどういう意味を持つことになっていたのか。 よくわからなかった。一体作者は何を問いかけたかったのだろうか?

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2011/10/26

ライトノベルの古典であり、代表作品でもあるシャナが最終巻を出したという事で手にとりました。 多分自分が中学生くらいからずっと刊行されていたはず。本当に長い物語だったんですね。 物語の最終回としては久々に胸がすっとした内容でした。文句なしのハッピーエンド。素晴らしい。 ...

ライトノベルの古典であり、代表作品でもあるシャナが最終巻を出したという事で手にとりました。 多分自分が中学生くらいからずっと刊行されていたはず。本当に長い物語だったんですね。 物語の最終回としては久々に胸がすっとした内容でした。文句なしのハッピーエンド。素晴らしい。 最後の場面での「どうして言ってくれなかったの!」のセリフが真っ直ぐ心に突き刺さりました。

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2011/11/07

まぁ、壮絶なる痴話喧嘩ですね。それに世界中が巻き込まれたという。おもしろかったです。残るはS3のみですが、本編はキャラが多い割にまとまってたのでよかったです。ただ、レベッカは個人的に好きなキャラなのでもっと出して欲しかった。

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2011/10/24
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 最終巻である。非常に感慨深い。  祭礼の蛇が登場してから最終巻まで、ある意味では、シャナと悠二の凄まじく強大な痴話喧嘩だったといえるのではなかろうか。  紅世の徒たちが、あの結末を是としたのは、ややご都合主義的な何かを感じざるを得ないが、概ね良しと――いや、好しとしよう。個人的に気になるのは、世界に残された者たちと、新世界に旅立った者たちの今後かな。  なお最終的に「彼女」の存在を取り戻させた件については、このライトノベルの始まりがアニメ一期のように「彼女」という個人を読者に刻んでおくことが出来ていれば、より感慨深いものとなっていたかもしれないなと思える。

Posted byブクログ

2011/10/22

最終巻。 壮大に広げていった物が一つに集まっていく感じ。 こんな終わり方があるんだと、ある意味で驚愕・・・。 読んでて、終わるのがもったいないと感じることはなかなかなかったので、そういった意味でも面白い、好きな作品でした。

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